走り始めた1カ月

 66歳を迎えた子の5月、還暦から何度目かの新しい仕事に向かい始めて、予想通り慣れない面や、人間関係の難しさも味わいながら、何とか駆け抜けてきました。

 世間では、もう悠々とリタイアして年金や運用で暮らす人、役員や経営幹部で泰然とお仕事をされるような方の多い中、知らない分野の法律や制度を覚えるこれはこれで、新鮮です。見方によれば、マゾかと思われるぐらい。とてもそんな新しいとこに入っていけないと言われますが、気が付けば新しい専門ジャンルを一つ増やしています。

 一度きりの人生、何でもやってみて、初めて会う人には、ずっとこの人はこの役場の人なんだと思われているだろうなと思うことがまた快感でもあります。

 何をされてきた人ですかと、キャリアを聞かれると、長くて説明も難しいですが。まあいろいろと、やってきていますと語ることができます。

間違って『器用ですね』と言われることや思われているがありますが、手先もそうですが、考え方も生き方も不器用です。
 一般的なギャンブルやゲームなどの遊びも苦手ですし、頭と体で理解しかしないと、なかなか呑み込めないところもあるわりには、我流で突っ走って失敗し、迷惑もかけています。

 こんなことなら、もっと若い頃から頑張って会社で出世していたらとか、勉強して公務員試験や資格試験を受かっていればとも思いますが、いろいろつまみ食いみたいに気楽に歩きながら、閉塞された業界に少しずつでも意見して、改善を促すようなところに、やりがいと使命があるのでしょう。

 私の37年もそうですが。同じ職場、同じ仕事にずーっといることは、我慢強いですし、立派だと思います。退職金貰えて、年金が入って働かなくて良くなれば、絶対働かないと思っていました。

 仕事も人生も、それぞれ、いろいろだなあとはつくづく思います。

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