参院選前の国会を見て

 生きづらい社会に不満を抱きつつ、政治に不信感を抱く人は多いのが今しょうか、政治家と言うと何となく、選挙の時は頭を下げて汗をかきながら、日ごろは国会で居眠りして、影では献金や賄賂を貰ったりというイメージが定着しています。

 政治家は薄汚いし、何か鬱陶しい仕組みで、政治も行政も無駄が多そうなのに、何も変えられない。

 今の選挙前の国会を見ていると、確かにその縮図があります。党首討論も何か上っ面というのか、目の前の選挙目当ての給付や減税の攻防で本当に国民のためかどうかは感じられません。

 かと言って、野党も内閣不信任案を提出して、同日選挙にするやる気はありません。元々バラバラで、野党が連携して政権を取る体制も出来ていない上、衆参に候補者を出すには今の野党では決定的に人材不足ということもあります。
 当初、不人気の石破総理のうちにという考えもありましたが、国民民主党の失墜、小泉農林大臣のブレイクで自民党も大敗しない感じで、今の膠着した澱んだ政治、行政が続きそうな情勢で残念です。

 各省の大臣や副大臣、委員になると、そこのレクチャーを受け、官僚や職員と共同で課題に取り組むことも増えます。財務省解体、農協解体等と叫ぶ人は、よくこの『族議員化』『洗脳』を嘆くのでしょうが、ある意味仕方のない面はあります。あとは自分をしっかり持って議員の立場などで、国民目線を守ってもらうしかないのです。大臣がこうすると言えば閣僚は従うものです。もう少し、政治家が真面目に勉強したらマシな政治になります。

 トランプのような絶対権力を持てる大統領制ではない日本では、やはり、自民党を中心にした政治家が、自ら進んで自分を律し、国民を支え、負担を増やすのではなく淀んだ組織を改革していくことしかないです。それに対し大きなメッセージを国民が政治家に与えられるのが、7月の参議院選挙です。

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