
昨日、立憲民主党の野田佳彦代表(68)が内閣不信任決議案の提出を見送る意向を正式に表明したことに言及しました。
こんな情けない与党応援団のような野党第一党では、次の選挙で惨敗するのは明らかではないかと感じます。
野田代表はこの日、記者会見し、提出見送りの理由について「大事な外交努力をしなければいけない。危機管理上の問題もある時に政治空白をつくるべきではない」と中東情勢や関税交渉を踏まえた決断だと説明。弱腰との批判が出るという指摘に対し「イスラエルとイランからの邦人退避など危機管理に関わる問題だ。弱腰ではなく、責任ある態度だ」と反論し、総理経験者だけに現職時代の辛さを慮ってとの見方と解説する向きもあります。
政治の世界はそんなにキレイなことはあり得ません。たぶん、裏では大連立や閣外協力の裏取引もあるのでしょう。
外交や行政ももちろん政権は変れば方針は変わりますし、衆参同日選挙ともなれば、勝ち負け以前に党も国も挙げての一大イベントで、外交も官僚たちもしばし見守り、政策は止まります。しかし、そんなものは、大きな改革どころか、内閣改造など人事異動があれば当たり前のことです。良い政策はそのまま実行を続け、ダメなものは検証して変えれば良いだけです。そんな小さな傷みすら甘受できないで、どうやって国民に大きな改革を提案できるでしょう。
誰かの負担を軽くするには、仕組みを変えていかないといけないし、そこで一時的にも苦痛が生まれる人は嫌がります。
野党は、実現不可能な夢みたいな政策を唱えますが、そこには一つ一つ切り崩し、チャンスを逃さない姿勢でないと、政権取るなど夢のまた夢にしかなりません。
立憲民主党内部、他の野党内にも安堵が合ったり、反対もあります。反対があってしかるべきです。