令和の女性の生き方

 昨日TOKIOのことを書いて、連日マスコミや元ジャニーズ事務所批判というわけではないですが、フジテレビ、中居正広の事件のお相手?被害者のことです。中居君がいまさらどうこうとはここでは別にして、どうも違和感とまでは言わないのですが。そういう時代なのかと思うのが被害者とされる女子アナウンサーWさんなのです。
 慶応大学を出て、フジテレビに入社され、今は退社されフリーで芸能活動を再開です。騒動もあって知名度も上がったせいか、有名男性雑誌の表紙を飾っています。
 それも、胸もはだけた、かなり露出の高い水着姿、多くの男性の視線にさらされ注目されるのが狙いでしょうが、私が父なら勘当ものの姿です。
 グラビアアイドル、俳優や歌手と女子アナウンサーの境い目があまりなくなったというか、目指すベクトルが近い方向にあるような現代です。

 女性が高等教育を受けることが懐疑的だった時代から、昭和の終わりごろからは、4大卒も全然珍しくなくなり、男性と同じく総合職の就職戦線に入り出しました。
 平成も終わりに近づくと、ミスコンはじめルッキズムに賛否はあるもののか、才色兼備が重用されるようなムードはテレビ局と言わずも醸成された感があります。メイクのテクニックも、プチ整形も男女含めて見せるために進化しました。
 関西の準キー局と言われるテレビ局や私の勤めた化粧品の大手メーカーでも、錚々たる美貌とキャリアや、タイトルホルダー的肩書を持った大卒女子が綺羅星のごとく毎年入社して来ていました。
 阪神やオリックス、Jリーグのレポーター、戎神社の福娘、ドームのビール売り子ナンバー1、ビーチバレーやラクロスの地区チャンピオン経験者、某集合アイドルにも合格した経験のある子まで、ほぼタレント然で入って。職場を彩っています。

 昭和から令和、女性の幸せな人生というのは、どう変わったのでしょう。美しさだけでチヤホヤされた20代では、よほど何か実力をつけないと、30代、40代と生き残れる人はかなりしたたかな一握りです。
 実際、化粧品会社などでは、女性で組織のトップになった方を見ると、したたかで優秀なのですが、何とも微妙な痛々しさがあり、後ろに怨念を感じます。


 私の娘も、実は某鉄道会社のマスコットのようなお誘いをあえて断っています。自力で苦労しながらも、調べた業界の大手にチャレンジして、何社目かで何とか内定を貰い、今も務めています。普通に仕事をして、良縁に恵まれ、子供を産む、育休や産休も配偶者含め制度は充実しています。

 人それぞれ、スタイルは自由で、それはそれで大変ですが、それぞれの生き方が、どうも少子化を解決できないのかなあとも思います。

 女性の幸せは、子供を産むことに、いろいろ言われようとあらゆる手段でプライオリティを高めないと、少子化は止まらないでしょう。

 

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