
今日は参議院選挙の公示日、梅雨も明け真夏の暑さの中、7月20日までの熱い選挙戦となりそうです。
いろいろと政治に関して、騒がれる話題もありながらも、なかなか変わりそうで変わらない。だからやはり政治に関心がないという方もおられますが、是非公報や政見放送を見て選挙に入って欲しいものです。
公務員的な立場なので、誰か個人や政党に偏る投稿はいたしません。
政治や国民の生活に関する部分での日頃の想いだけ述べます。
確かに、今の日本は国際的にも地位が低下していますが、それ以上に国民の生活が苦しくなっています。何とか、より良い道に進むような選択ができる選挙結果にならないかと思います。
よく国会議員は高額の歳費やらいろいろとたくさんもらって、さらに不正にお金をもらい、大した仕事をしていないようにも言われます。しかし、日本の課題を考えた場合、議員の使命を重く、仕事は多いはずです。
社会保障の改革に関して、超党派で進めていくということが決まったようです。税の改革はまだ、各党の公約もバラバラですが、一歩前進とも言えます。
党勢を拡大するのが、各党の議員の宿命ですが、それ以上に進めるべき問題はあるはずです。
税制とか、農林、厚生、国交とか大臣もいますが、それぞれ部会があり、各党の委員が専門となって話し合っているはずです。これは、各地方自治体の議員と同じです。所属の党が多いと部会でも有利ですし、国の場合、大臣、副大臣が与党が占めます。さらに、官僚やそれに連なる業界団体などの組織があり、大きな改革の弊害にもなります。
「古い衣を大切にするだけでは新しいことはできない」という言葉があり、新しい着物を仕立てるのは大変で、ついつい今までのものを直すだけでお茶を濁すのが日本人の常になりがちです。明治維新や敗戦など、外圧などで大きな痛みを伴わないと改革は進まないとも言われます。
しかし、もはや日本の現状は、少子化や経済の低迷は敗戦に向かう太平洋戦争よりも悪い局面と言われます。
今まで、それで良かった前例を見直し、既得権を持った人にも我慢してもらわないと、大きな変革はできないのです。
今税制で騒がれる財務省、コロナの時に垣間見えた厚労省、米騒動で体現している農林水産省、その他の省庁も似たり寄ったりです。かつては国民のため、弱い業界のためとかの公のために作られた機能がやがて増殖して、自己利益のために肥大化して、蝕むが進んでいるのです。
末端の一つ、一人は改革に痛みを伴いますが、本来公益のために公転すべきところが、自分のためだけに自転しているのです。これでも、公平に活力ある経済が回らないのです。
結局、批判的にもなりましたが、これからの1回ずつの選挙とそれを受けた政治は注目が必要です。大きな改革が進む可能性はあります。