
9月、10月とまだまだ食料品などの値上げが予定され、米も値下がりは止まり、最高値よりは下がったものも、2年前から比べると、1.7倍~2倍ぐらいの感覚です。
私は、重いから運ばされる役も含め米は何度も買ったことがありますので、ブランド米でだいたい2倍になって、5㎏が以前の10㎏になった感じは分かります。
新米がボツボツ-
9月、10月とまだまだ食料品などの値上げが予定され、米も値下がりは止まり、最高値よりは下がったものも、2年前から比べると、1.7倍~2倍ぐらいの感覚です。
私は、重いから運ばされる役も含め米は何度も買ったことがありますので、ブランド米でだいたい2倍になって、5㎏が以前の10㎏になった感じは分かります。
新米がボツボツ-出てきて、ピーク時で契約された6年産米よりもやや安いという逆転現象も出ています。この写真ではデンと高知産の新米が3,980円税抜きで並び、その後ろに見にくいですが。4200円台で6年産が並んでいます。4年産や3年産という備蓄米もかなりまだ並んでいて、それぞれの価格帯が大きくぶれています。
ある程度、高止まりとは言え、余剰で売れなくなればまだ下がる可能性はあります。卸値を割ってでも売ることは少ないでしょうが、逆に言えば、表には出ないけれど、随分高値で卸て、ぼったくっているところがあるのでしょう。
例えば農家の上部組織というのか、業界を取りまとめる農協と、そこにつながる卸業者や、農水族議員といった農業ムラが価格を吊り上げて甘い汁をすっているというのは、ウソか本当かよくわかりませんが可能性は否定できません。
モノを売って、生業とする以上、ある程度の利幅をとって儲けるのは当たり前のことです。この原価は業界にもよりますが、2~5割とかで決まっており、そこから運賃や加工賃やら人件費、光熱費など経費だとかを引かれます。当たり前に原価を抑え、経費を抑えないと儲かりません。
ただ、卸した時期に値段よりも値上げしても売れるならホクホクですし、卸し歩合はそう変わりませんから、値段が上がれば、儲け額は増えるはずです。
今回の米が倍に上がると、10㎏5千円で千円の利益は10㎏1万円になってるので、2千円儲かるようになっています。
備蓄米の安売りや外国米などの台頭もあり、不確定な要素もありますが、農業ムラの思惑通り、ほぼ米の価格は2倍になりました。
社会全体として物価が上がると、どの業界に関わる人も生活していくため所得を上げないと、モノが買えないはずです。
賃金が上がり、多少のバラツキはあっても、追いついて買う余裕ができたのが高度経済成長期でしょう。今はデマンドプルインフレではなく、原材料が上がるなどのコストプッシュインフレで、社会の状態としては良くありません。
政府、与党は政策を間違い続けてきました。
