
とりとめもないローカルな、個人的な思いですが、少し感傷的になるお話。
関西に戻って来て20年以上になるのですが、通勤はそれなりに時間かけていました。
朝は時計がわりにテレビをつけ、ニュース番組や関西ローカルの情報番組を見ながら朝食のルーティンでした。
NHKのローカル情報番組を見ていた時もありましたが、民放の関西では、テレビ朝日系の朝日放送が「おはようございます」と日本テレビ系よみうりテレビ「す・またん zip」が大阪独自の番組で他2局は東京キー制作を流していました。
天気や交通情報なども詳しく、早いため、関西の民放制作便利てしな。タイガース一色で垢抜けしない朝日ではなく、半分は東京制作ながら、大阪京橋で職場も近かったよみうりテレビがなんとなく、習慣化しました。
アナウンサーもよく見かけた関係もあり親しみやすく、なかなか面白いメンツ、アイドル的魅力の女性アナも揃ってました。
15年ほど続いたそれなり人気の番組で何台かMCも変わりそれなりの人気でしたが、日本テレビがよみうりテレビを完全に子会社にしたあおりもあり、この9月で終了です。
15年の間という定年前からで、いろいろ激動の時期でした。
関西独自の朝の感覚はほんわかとしていて、元気を与えてもくれました。
関西ローカルで朝を放映するのは、朝日放送だけになります。
地上波テレビがオワコンと言われる中、地方キー局がたくさんの予算を独自に使える枠が縮小する流れなのでしょうか。ますますテレビは衰退の方向にも思えます。
関西以外の地方に住んだ方、住んでいる方は、関西の大阪キー局というテレビ事情が少し特殊なのがわからないと思います。逆に関西の人は、それが当たり前だとも思っていますが、関西は大阪キー局で近畿2府4県が同じテレビ局なのです。首都圏以外でこれに近いのは東海地区の愛知、岐阜、三重だけで、あとは各県がバラバラの県単位の地方局がネットしているのです。
そんな関西の強さも、東京一極集中に押されているのか、パワーがなくなっていくのかもしれません。
