黒牢城 映画と原作

 黒牢城の映画を観てきました。

 原作は5年ほど前、ミステリランキング常連の米澤穂信、青春日常ミステリのイメージも強い作家による時代もののミステリ。ミステリランキング1位独占の上、直木賞まで取ってしまいました。

 荒木村重が謀反した有岡城に説得に行って囚われた黒田官兵衛が、安楽椅子探偵となって村重を悩ませた4つの謎を解いていきます。織田信長に攻められる状況、歴史上の人物が本格的な謎解きをします。

 映像は黒沢清監督。村重に本木雅弘、官兵衛に菅田将暉、脇も豪華キャストが固めています。

 時代設定を変えた雪密室やクローズドサークルで、フーダニットの展開は原作の流れを追います。一部アレンジや、結末は少し変えています。

 やはり、現在放送中の大河ドラマ豊臣兄弟でも荒木村重、黒田官兵衛が登場して、その関係での繋がりで鑑賞に来られた雰囲気の人もおられます。

 軍事役が大河ドラマの竹中半兵衛と続けて、今回は黒田官兵衛を演じる菅田将暉さんの滔々と流れるような謎解きは、他のミステリ映画「ミステリというなかれ」の整くんも思い出します。

 興行的には、歴史、ミステリと両ジャンルを兼ねて、ドラマ繋がりの動員もあるでしょうが、それでも国宝とかヒットアニメのお化けみたいな集客には遠く及ばないのかとは思います。

 時代とミステリということで、個人的には原作はトリックそのものは読んでいるよりも、映画の方が分かりやすい面もあります。

 吉高由里子さん、光る君へ以来の感じがしますが、少し地味に落ち着いた感じでした。お相手役だった柄本佑くんも出ていました。

 有岡城は伊丹城とも言われJR伊丹駅最寄りにありますが、建物はのこっていません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です