夢のサッカーW杯終わる、日本の位置は

少し、いろいろあってもう熱も醒めているような時期になりますが、サッカーのFIFAワールドカップ北中米3か国共催の大会が7月20日にスペインの優勝で閉幕しました。
決勝戦のハーフタイムショーもアメリカならではの豪華さで物議でしたし、準決勝でフランスを破っていたスペインがメッシ擁するアルゼンチンを1-0で下し、最多48か国参加の大会の頂点に立ちました。

表彰式にも出張ったトランプの政治介入や、48か国にも肥大させたFIFAの商業主義にも賛否はありますが、昔はサッカー不毛の国と言われたアメリカでどの会場もアフリカや東欧の試合にさえ6-7万人とか会場は大盛況で、あらためてアメリカのパワーを思い知らされました。
同時期に、メジャーリーグで大谷翔平や山本由伸らの活躍も伝えられて、日本人の存在感というより、アメリカのマーケットの広さに驚きます。
野球よりも、アメフトやバスケが人気があり、アイスホッケーもメジャー級であり、プロレスやボクシングの市場もデカイです。
ドーハの悲劇で日本が初の本大会進出を阻まれたのが1994年のアメリカ大会でしたが、この頃Jリーグができ、次のフランス大会で悲願の初出場を果たし、その4年後2002年に韓国と共催で日本でワールドカップが開催されました。思えば、まだ海外で活躍する選手は少なく、体格、テクニックや足さばきも今よりは劣っていした。しかしバブル経済ははじけても、日本の経済はこの頃まだ世界に存在感を大きく持っていた時代です。その後の20年はリーマンショックもありましたが、スポーツビジネスにおいても、日本の地位は凋落していきます。
その後はドイツやブラジルでも開催されましたが、南アフリカ、カタール、次々回のサウジアラビアと、日本に声もかからないし、開催できる意欲やパワーのようなものが感じられません。
人口やGDPもどんどん世界での順位、ランクを下げていますし、単純な人口が抜かされたのではありません。
今世界1ー2位の人口のインドや中国、その他のアジアアフリカの新興国に対して輸出や経済や技術的な交流を積極的に図り、一部の企業は除き。リーダーシップを取ろうという国としての強い、確かなプランが見えてきません。

日本のサッカーや野球もそれなりに人気がありますが、国内の組織は旧態依然の既得権益を守る保守的体質で大きな伸長はありません。
この閉鎖性、保守性が日本経済と同じです。漠然とボールを蹴り、投げるだけで、名選手に憧れるだけでは大きな成功の可能性は少ないということです。

今大会でもベスト4やベスト8に勝ち残ったチームはしたたかで、決勝でもかなりの遺恨の残るラフプレーもありました。日本も海外の一流チームで激しいリーグ戦に揉まれた選手が多い割には、代表では今一つテーマも意志も不明瞭であり、また4年後、興味は煽られ期待はして、注目は受けても、同じようにな結果になりそうな予感です。4年なんてすぐのようで、思い入れの少ない人はすぐに課題は忘れます。
日本人の才能や、恵まれた環境や市場は決して捨てたものではない、それなりに活かせて世界を再び席巻できるポテンシャルはあります。ただ、今のままでは、あおられ、サブスク的にぼったくられて、おだてられて、主導権は握られ、見えない不平等条約のような、長い低迷が続くのでしょう。
スポーツで勝つなら、もっとタブー破りでもいいのです。ロッカーやベンチ、応援団も含めて、ゴミの清掃までするのがいつまでも日本チームの評価では情けないです。

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