コロナ後④:働き方も学び方も価値も変わる

コロナ後はどんな社会なのか。
今の延長で少しずつ変わるのか。伝統を守り取り返した人もおれば、もうこの機会に一気に変えちゃえという革新派がいます。
教育関連で学年9月スタ―トを言う人はその革新派の最たるものです。
仕事のスタイル、テレワーク等もそのまま継続か、課題が多く無理というところもあります。
たとえば通勤ラッシュとか、新幹線も混んでいた時に戻らなくなるとあれほどの車両と本数はいらなくなります。雇用などの点ではもとに戻さないとそこの経済、市場は下がります。
営業車などで御用聞き営業をしなくとも、メールやオンラインの提案で十分ならかなりの仕事や経費等が省略できます。新幹線や飛行機、ホテル代まで使って、遠くから見るプレゼンならオンライと変わらない。同地区や同期との親睦が大事というのはちょっと違いますね。テレビ会議で十分があちこちで証明されています。
そんなことよりコロナでできたスキマを埋めるモノやサービスを考えましょう。
そして、学びはより本質をとらえた教育を見つめなおすことです。既得権や既成概念に捉われた全体主義、付和雷同では変革についていけません。「みんながとかあの人がやっているから」ではない、とりあえず有名な大学を出たらとかの時代ではありません。
生きていくこと、働いていくことに必要なものは何かを学び、学ばせることです。


コロナ後③:地方、過疎地でもテレワークを可能に(東京脱出)

東京一極集中は1970年代頃に遡るようです。霞が関の権力が横柄になり、抵抗する企業の連合等も陳情等で度々上京するコストを考えると、ほとんどが東京に集まりだし、主要企業は東京に本社本店をおくようになります。当時は全国に空港はなく、新幹線や高速道路はおろか特急網すらない時代です。メールやオンライン電話は未来の夢、ファックスも備わっていません。そんな時の名残、慣習からスタートし、東京に住むことオフィスを構えることがステータスとなり、人が増えて便利になりまた人も集まるようになりました。
それは冷静に考えると度を超えてました。
何かを分散してはと、言いだし地方都市への首都まるごと移転も検討されましたが、利権やエゴで貶しあい、すぐ立ち消えました。
あの時に少しでもと思うほど、今は地震や洪水、疫病のリスクの上、毎日の通勤地獄。高い住宅費で生活も圧迫されます。
もちろん今回テレワークどころでなかった仕事の方も多いでしょう。それでももう一度地方に住み、キレイな空気で渋滞も満員電車もないところで、暮らすことをは検討の余地はあると思います。
テレワークやオンラインでできる仕事ならなおさらです。
田舎暮らしも楽ではないです。地方都市も東京に比べたら文化施設などでも劣ります。人間関係や風習も慣れるまで大変です。しかし命に係わるとすれば決断もあるでしょう。過疎に悩む自治体や、人で不足後継者不足の法人はあります。強い意志で何らかの情報を見つけ、東京、都会を捨てる人が増えてもいい時期だと思います。

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コロナ後②:中小企業や伝統産業、個人経営に大手の力を

コロナ禍でいろいろ中小企業や個人経営の方への給付や融資や支払猶予等が複雑に制度化されています。
日本は、中小や零細企業、個人経営のところが多いです。オンリーワン的な力があり今まで頑張ってきたところも多いようです。
しかし本格的な景気悪化で、お金が回らす存亡の危機です。
行政の全面的な給付等の支援には限界があります。無利子でも返済しないといけない訳です。返済計画も悪い状態が続けば絵に描いた餅です。家賃や人件費は待ったなしです。
持ち株会社等の投資は、もちろん吟味も必要ですが、大企業は是非日本の優れた中小企業や零細企業を救って傘下にして欲しいです。オンリーワンのノウハウや人材のあるところをどんどん吸収して、双方のいい面を活かすのです。地域密着で少しでも下請けや関連のある分やなら支援する。数を増やせば元の会社も大きくなり敵対的買収を防げます。経理事務や福利厚生はスケールメリットを活かせます。吸収してどうしようもなければ、セグメントして人材や資産をそのときに再分配すれば良いのです。
日本の企業はやはり効率は悪いです。それは中小企業が多すぎます。中小企業の社長さんには悪いし、暴言に聞こえますが。景気のいい時は個人に実入りが良く、悪くなると公的支援に頼るのも俯瞰してみれば勝手なものです。小さいところの独立性や個性は活かしつつ、経営や会計の責任までは持たせずに思い切り頑張れるような体制がいいと思います。
外食、居酒屋もチェーンしか残らないとも言われますが、資本はチェーンでもいいとも思います。

大きな会社の庇護を受けるには、長所をはっきりプレゼンし、個人経営の我儘、我流は抑えることは必要です。
(つづく)

コロナ禍の後に来るもの

コロナウィルス感染拡大防止のための自粛も少しずつ緩められつつあります。
第二波、第三波で揺り戻しも来るでしょうが、どこかではコロナをある程度克服した新しい段階に入るでしょう。
インバウンドをはじめ、旅行や他の産業、雇用が完全に元に戻るにはまだ時間がかかりそうです。
元々の日本の課題であった少子高齢化や、地球環境の問題等も、じわじわと具現化してきます。
たとえば今回、給付や支払猶予は国庫負担として補正予算支出されています。要するに国の借金です。全員に10万円、休業にいくら、失業にいくら、学生にいくら、税金や公的保険料は免除猶予といってもいずれ、それはすべて多くの今の若い現役世代国民負担に返ってきます。
ポスト安部以降は、日本にパラダイムシフト、それに近い効率をあげた変革が必要になります。日本独自で世界に比肩なく誇れる技術、産業や文化を築きあげれるかも大きなポイントです。
世界の人口等のパワーでは、アジアやアフリカ、南米もどんどん台頭し、日本は本当に世界に占める割合の小さな国になります。1980年代世界人口の30分の1を占めGDP第2位を誇った日本は、2050年には人口1億を切り世界の100分の1、GDPでは10位入りも難しくなると予想されています。
老大国とも呼べない、世界の片隅の姥捨て国になりかねません。
既得権や古い労働体制、しがらみで生産性の低い、役所や企業は早く体質改善しないと、ますます日本は沈みます。
今回でも、マスクの品切れ問題や、10万円の給付金等の問題から、流通やITの制御不能な政府、官主導のお粗末さは痛い程見えました。
庶民までの国民が紙幣の流通という時代すらなく、一人1台のスマホでの決済に一気に進んだアフリカ諸国に2050年には相当な部分で抜かれてしまうとも考えられます。日本の頭の堅いIT難民スマホ音痴は厄介です。社会が古い分、紙の回覧板や掲示板に頼る、詳しい専門の若い誰かがやってくれるモノと逃げつつもう20年以上進まないのです。
ソフト面やセキュリティを含め、このあたりをなんとか改善しないと、日本に未来はありません。もう丁寧に教えてくれる郵便局員や役場のおじさんはいません。親切そうなのはタチの悪い詐欺だけです。
教育も9月制以前に、根本から変わらないことにはいけません。社会人としての生き方、マナーや実務優先にして、大学も残念ながら、学ばない人は入学させない卒業させないで権威を保たないと。いくつか淘汰され専門学校的なイメージで、企業と結びついたものになるでしょう。
たしかに地球全体も、日本もあと30年の中では劇的に変化するものが多いでしょう。
既得権にしがみつくものが邪魔をするとますます日本は置いていかれます。 日本人の優秀さ、日本の良さは誰よりも分かります。何とかコロナ後をみんなで盛り上げましょう。

給付金申請、マイナンバーカードは効率悪い

何が何でもオンラインが便利だと、刷り込まれてる方がおられます。
何を聞き間違えたのか、90 歳の方が、マイナンバーカードの申請(受けとりかも)に!
免許証も通知カード住基カードもないので身分証明が必要と言われ、息子さんが年金手帳やパスポート!の発行が出来ないか足掻いたはりました。
さすがにそれではたどり着くまでいつまでかかるやら。
もうひとつ言えばこの方、息子さんが代理でカード取りに来たとしても、いっぱい身分確認もいるので市窓は嫌がるのと、マイナンバーカードは身内でも安易に渡すものではないからオンライン申請は本人でないとできません。家族といえど本人不同意の確かめができないので、あらゆる点でオンライン申請には不向きです。
郵送申請待って、健康保険証と通帳写しで大丈夫なんです。私の住む市は窓口時間短くなり、来庁する人、電話する人も、落ち着いてください。
しかもカードリーダーまであっても、アクセスが多くサーバーパンクとか、メールの返信なしとも聞きます。急がない人は焦らず9月まで猶予あります。

役職定年延長は否、定年延長は是

検察官の定年延長の法案を、このコロナの混乱の中採決するかで、ネットでだいぶ揉めてます。
三権分立が揺らぐとか、現体制支持擁護と反対派、、右と左で、論争になっています。有名人のツイートが拡散するのは、巣篭りでヒマだからや売名行為という批判もあり真偽もわかりません。
元々著名人は利用されやすい。ただここまで拡散が広がる元には何かあるのでしょうか。
私は基本的に定年延長、役職定年延長というのは、右左、保守革新といった立場で論争する問題ではなく、未来を見据えたものです。あるとしたら世代間の論争です。

私が社会人になった昭和57年、定年は55歳でした。その後60になり、40代半ばや50前後だったころぐらい、「定年は君が60になるころは65になっている」と言われました。
高齢化で、年金財政も厳しいと聞く時期になりそれはいい話だと思いました。
ところがその頃後輩で30代くらいのK君は、「上の人がいつまでも残ると僕らはいつまでも管理職になれない。先輩風ふかすイヤな上司が残る」と嘆きました。
役職定年等を説明すれば管理職は能力と実績でなれると話しましたが、私自身も当時イヤな体育会系パワハラ上司がゴロゴロいる時代でしたから、多少役職は下がってもその人が居残るというだけでイヤ感を覚えました。
で、実際に50代後半になると正社員としての延長はまだならず、エルダー制度、シニアパートナー制度という有期雇用の形の非正規で65歳という道が決まり、2020年現在私がいた元の会社はそのままです。70歳までの雇用延長、定年延長も検討には入っているでしょうが、役職定年、昇進昇級ストップなど給与や人事、キャリアプラン等の大幅なスキーム変更とセットされるでしょう。場合によって終身雇用の枠組みも変わるかもしれません。

今回の65歳定年延長は問題はないのですが、役職定年の延長問題はやはり一緒にできない難しさがあります。公務員の人事ですから民間以上に仕組みがあれば融通は一切利きません。一日でも要件に足りなければ任用はできないです。私企業等で取締役会の承認でというルールが通らないので、有能な経験者が雇用できない、ヒラに落ちるとの意見も分かります。
ヒラといっても役職の手当が減るだけで、給料や待遇はすごくいいはずです。
その辺は難しいです。仕事に見合った同一労働同一賃金、能力給がまだまだ実態とは乖離しています。そこに近づけないとこの問題は解決しません。
優秀な人材で良く働く人なら、あえて退職、(実質天下り)させず同じ職場でもいいとは思います。

パチンコ依存からは脱却できない?

私の知る昔のパチンコ台

私の元同僚、友人にも老若貧富問わずパチンコ好きは多いです。特に独身、単身赴任の身近な娯楽が都会ではパチンコに限られているかのようです。
私は学生時代ぐらいはパチンコ、麻雀、社会人になって競馬を少しだけやりましたが、ほぼその後賭け事やこの種の遊戯には30年以上手を染めていません。
時間とお金がもったいないからが主な原因で、いわゆる博才も度胸もないせいでもあります。
パチンコはギャンブルではなく遊戯ともいわれますが、依存症にもなりやすく、レートや時間にもよりますが負けると万単位のお金が一気に消えますし、それだけ熱くなるのは買った時の快感も大きいからでしょう。
結構知的で、仕事もできる方でもハマるということは魅力はあるのでしょう。
コロナの緊急事態宣言でこのパチンコ店の自粛要請が出て、だいぶ問題にもなりました。その裏に半島国に売上金が流れるとか景品交換が警察利権の天下り等のいわゆる闇も、結構報じられます。
公営ギャンブルにしてしまえという意見もありますが、実現のハードルは高いでしょう。
身近に依存症とはそれぞれの人が戦わないといけません。年金暮らしや低所得で家賃や食費すらままならないのに、最近はキャッシュレスでの勢いもつけて、注ぎこんでしまう方も多いようです。
台の面白さも写真のレトロ時代と様変わりした、かつての映画やドラマ、アニメ等のキャラを題材にしたゲーム感覚、攻略も深く面白いものが、ちらっと見ただけでスゴイです。
まあ、あれだとハマるのも分かります。ひとつの文化ですね。
対策は、うーんやはり今回みたいに全面閉店しかないかもしれません。
まあ年金だけの人とか、公共料金や家賃も払えん人は止める仕組みは必要。
お金もちはもう、競馬ですろうが宝くじ爆買いしようが自由ですが、それらみんなよくディスられる天下り法人等や、在日の方の懐を潤しているということは是非はいいませんが既知であってほしいです。

年金制度は崩壊しない:とりあえず年金番号は大切に

公的な仕事をしていますと、マイナンバー制度や年金への不安や不満も良くお聞きする機会がありました。
行政の不祥事報道や、説明不足によるところも大きいです。だだいざとなった時拠り所となるのが警察消防含め保健所や役所であり行政機関でもあります。
110番と自分の住所は分かり、健康保険証、預金通帳の場所、キャッシュカードの番号は覚えていても、マイナンバーや基礎年金番号は覚えておられない通知カードや年金手帳も管理されていないケースが散見されます。
マイナンバーと基礎年金番号は特に聞かれる機会は日常では少ないですが、絶対に人に安易に教えてはいけない重要なものであり、いざという時自分を証明する重要なキーになりとても大事な数字です。
この数字があってすぐに、自分が認証されお金が振り込まれるとか引きだされることはありません。この数字を入口、最初のアクセスキー、IDとして別に設定するパスワードや、申請の種類により免許証、戸籍、その他本人確認の書類(それぞれ両方を確認する場合もあり)などにより手続きが進められます。
年金やら退職金、傷害手当、遺産相続等なかなかその年その立場にならないと想像できないことも多いですが、いつか人間働けなくなるほど老いますし、急に倒産や失業にあったり、傷害の残る程のケガや病気をする可能性もあります。
自分の身分証明を自分で管理し、家族にもわかるようにしておくののは最低限の自己防衛です。
いざ必要という時にあせってみつからず番号を教えて、再発行とかいうのは今なりすましなどの対策でますます面倒になっています。電話で安易に教えては貰えません。代理人とかならなおさらです。役所が開いている時本人が来庁、電話できない、入院中とかだと正式な委任状も必要です。こんな大事なものを忘れたり無くしたりする方の自己責任も問われます。老いて施設等に入る方、離れた別居の親などには、この管理をよく見てあげてください。
若い世代に年金の漠然とした不安があって、年金保険料の未納があったりしてもしかたないですますケースもあります。あるい世帯に収入蓄えがあっても免除でその場しのぎされる場合もあります。しかし貯金は目減りします。年金の給付は、一応インフレに対応します。介護保険料や後期高齢者医療保険料は今後も上がりますが、それは貯金の切り崩しにも同様に負担をかけます。国民年金保険料は給付に関して保険とよべる3割から上限ぎりぎり5割を公費負担しています。保険料イコール給付の民間保険とはこの点違います。65歳から給付を受けるとして10年で十分元が取れますし、民間の医療保険と機能を比べてもかなり有利おトクと言えます。そしてそれが破綻するということは日本国が無くなる場合をのぞいてありえません。
少子高齢が進むと確かに現役世代の負担は増えます。しかし給付は一定維持されます。さらその時期の現役が老いたらまた次の現役が頑張ってもらう。その仕組みは苦しくとも日本国が続く限りやはりあるのです。
年金の番号は、通知書や定期便でもわかります。まずは番号を大切にし、自分の将来を考えましょう。

10万円に意味をもたそう

コロナの特別定額給付金がようやく手続きが地域によりスタートしました。
最初はごく一部の減った方への30万円から、4月28日時点の日本に住み全ての国民一人に10万円の給付となりました。
一部の方は収入の減らない国会議員や公務員は辞退とか、年金生活者や生活保護の方もいらないのではないかとの意見もくすぶっています。
給付のタイミングは市町村により、7月以降のところも、決して迅速と言えるほど早くはないのです。これ以上基準を設け、申請や審査などに時間をかけていればもう給付は来年以降になります。
申請手続きも、マイナンバーカードが早いと情報が出ると、カード取得や取得者のパスワード確認でまたいろり混乱もあるようです。
ここはいろいろあったとしても、みんな一律で10万円をどう使おうか楽しく考えるべきです。
10万円というと、まあそれなりに嬉しい人と、一部の富裕層には小銭、恵まれない層には大金です。年金や生活保護の方にとって実質2~3か月分の手通り収入に匹敵します。
それでも海外旅行(今は無理でも)やブランド買いには足りないくらい。問題になってるパチンコだと、下手すると一日で流れる場合もあります。
コロナで混乱した消費、厳しくなった生活費にあてざるを得ない場合もあるでしょう。
高齢者の場合は今さら貯蓄でもありますまい。収入が変わらず、消費も変わらないかたは10万円の良い使い道を考えましょう。
自治体へのふるさと納税。返礼品とともに、年末調整で税金が返ってきます。
地元の商店や飲食で使うのも良いでしょう。
ネットで厳しい職種のクラウドファンディングで応援することもできます。飲食や音楽などさまざまところで始まっています。
寄付をするこころ、貢献するこころは、社会を明るくし、その額面以上の希望や連帯感を生みます。10万円が通帳に残ったままでは何も広がりません。
感謝のメッセージが来たり、繋がる情報が来るとか、コロナ終結後の特典なども、お互いの絆を強くし、明るくなることができます

必勝のプレゼン完結!【実績上げた方も上げたい方、マネージャー、リーダーやキャプテン必読】

3日連続になりましたが、今日こそ言い残しなくまとめます。完結します。
多くの発表や伝達、指示や依頼はプレゼンソフトを使いまとめてから、下読みを十分すると圧倒的に良いものになります。
つまらない誤字やおかしな文章、わかりにくい表現がチエックでき、5W1Hや起承転結もマニュアル通りでなくてもそれに近いものを目指せば、筋道立ったものができます。発想を書いたメモだけで伝えるよりは絶対に相手に伝わります。
もっと、自分にとって大事、勝負をかけたプレゼン、多くの聴衆を導きたいなら下読みを声にだし繰り返し練習することです。録音、録画して聞いてみることもいでしょう。今なら動画投稿サイトに見本のようなプレゼンも多く見られます。
大きな声ではっきりと正直に頑張る。
これは今インタビューや議会、記者会見、企業やタレントの会見などでもそうです。準備不足やウソやゴマカシはなんとなく伝わります。わざと数字や時期をぼやけさせる資料などもそうです。自分の中で少なくともここ質問されたらどうしようと感じて、前もって対処を考えるか正直に訂正しておくのが正道です。
忙しくても、自分の仕事は発表だけでないと思ってても、相手にとってその時の発表から情報をとり、人柄まで感じるしかないのです。
『私はエライ立場で忙しい』『業績は上げたけど発表のスキルなどないからどうでもいい』そう思いたい気持ちがあっても、逆にだからこそ最後まで一所懸命に頑張って伝えることが仕事であり、聴衆への使命なのです。先輩なら後輩へ、上達者は初心者に、成功者は挑戦者に、政治家や官僚は国民市民に、正しく丁寧に情熱をもって伝えることです。
私が初めて企業担当になった時、隣にいた部署の先輩女子は、一般的な常識では劣っても、パソコンのスクールに通い、発表の前日は何度も子供相手に練習していたそうです。小手先のスキルで、ウケだけ狙った私は当時、大きな差を見せつけられ勉強し直しました。
顧客がいて同僚、ライバルがいる。そこから切磋琢磨できたことには本当に感謝します。
今でも自分を紹介するときも何枚かのプレゼン資料からはじめます。
もうひとつだけ(少し順列が違うかもしれませんが)
元勤めた大手企業の、現在もCEO勤められるSさんの挨拶。ダイレクションという行事があったのですがその内容はプレゼン資料とはかなり違った話をされます。決算発表などから企業方針や戦略説明をほとんど資料に沿わずエピソートや付加情報が主体の訓示になります。近畿だとかアジアだとかディビジョンによっても内容をかなり変えて喋っていかれるそうです。
演劇やライブのノリ、一過性や一期一会の感覚で、私もこういうのところが大好きです。マニュアル的にプレゼンは資料に沿ってポインターを使いながらと言われますから、全然邪道でトップだからできるアドリブだとも言われます。しかし発表者が資料を棒読み、それもたどたどしく練習不足だったりしたら、そんな聴講をしなくても自分で資料を見てQ&Aでも見ればそれで終わります。
密がダメでテレワーク推奨時代だからこそ、テレビ電話などでも肉声を伝える機会があるならそれも必要かと思っていました。
個性のある意欲的な主張、正直で正しい値の数値や時間の明記、下読み等の点検と練習。
この3点を徹底すれば、『正道』で力はつき、努力は必ず伝わります。