父の日に思う

 父の日と母の日が分かれているのも、今の時代男女の公平な役割うんぬんでそろそろいちゃもんがつくかもしれません。5月に母の日、6月に父の日が、今や商売としてのプレゼントデーで喚起されるような感じです。
 私の世代だと、父母は昭和一けた戦中戦後を経験して、親の役割も今とは少し違うかもしれません。その子供の私もステレオタイプの父親だったのかどうか、適度に好かれ嫌われて、令和のオヤジになっています。
 子育てに関して、私は父としてどうこうというこだわりはありません。
 何となく背中を見て、時に反発し反面教師の時もあってもいいですから、何かを学び人生のどこかの面で活かせばと思います。
 名家、名門で自分の跡を継がせないといけない家には生まれていないので、そこの苦労はわかりません。気楽な次男坊でしたからね。
 家を継ぐのは大変と思うし、決断まではイヤかもしれませんが、決まってしまえば楽かもしれません。親の仕事を見ていると本能的にそれがやりたくなり好きになる場合もあります。レールはあり方向性は見えているのですから。
 いずれにせよ、父として子供の人生の全てを支え見守ることはできません。
 よく女性にファザコンという感じの人がいます。お父さんが好きで、パートナーにお父さんのような優しさや甘え求める感じの人が、裕福な家庭に意外に多いようです。
 これに関しては、私は何人も知っていますが、まあマザコンも同じように悪いのですが、、ファザコンも質が悪く苦労し、周りを苦労させることが多いです。
 せっかくの父の愛情、お金や時間を、甘やかしに使ってはいけないとは、よく思うのです。

誤送付や不正受給

 国税経験者を仲間に入れた悪質な給付金不正受給。役人の大ポカによる誤送付も話題になりました。金額の大きいそんな不正をチエックできないのも問題ですが、今後こういった申請が審査され通るのがさらに遅くなり給付が遅れるのも問題ではないかと思います。
 日本の給付とか支給の申請主義は、時間も手間もかかります。役人が目視でチエックするなど今の時代にどれだけ、高コストなことかと思うと10万円支給するのにどれだけ税金がかかる不採算事業化と思います。
 目の前の現金が欲しいのもわかりますが、何か制度を根本的に見直すことと、どんなに堅牢に見える仕組みでも結局やり方で崩されるならもっと効率よく抑止になるように罪を重くすることでも考えることです。
 多くの役所にかかり職員や非正規がこの給付に時間をかけ、人件費を注いでいること、あげく大部分貯蓄に回るのでは何をしているのかです。
 景気対策なら、税率を一時的に下げる弾力的対策の方が低コストです。アベノマスクで無駄なコストがあったと騒ぎますが、現金支給はもっと無駄の多い対策です。
 考えてもみてください。対象者を重複などしないようにピックアップして申請用紙を送るとか、申請された書類を税情報などとつきあわせ書類決済に回すなど、間違いなくやるためにどれだけコストかかると思います。
 もっとその無駄を野党やマスコミも指摘すべきなのですが、選挙や利権などさまざまな事情でそこが表にでないようです。

世の中にはいろいろウラがある

 日々伝わるニュースにしろ、ちょっとした社内の人事異動にしろ、かならずそこにはウラの事情があるものです。
 もちろん、それを立証することは難しくとも、いろいろ推理してほぼ証明することや解説するのは可能な場合が多いです。
 表だけ見ていても歩いてはいけるのですが、まあ世の中難しいものです。
 このところ、体調が悪いので今日はこんなところで。

イギリスは紳士とは言えない国

 イギリスを王室があり、紳士の国と敬う人もいますが、私はイギリスという国をそれほど信用はしていません。
 趣味で言いますと、ミステリではシャーロックホームズを産んだ国ですし、鉄道も蒸気機関車を最初に走らせた国で、それらの偉業、遺産だけでもすごい国です。近代の世界をリードした一等国であるのですが、紳士たる尊敬に値する国かというと必ずしもそうは思いません。
 イギリスが世界に侵攻し、侵略と略奪を繰り返したことは消せない真実です。敗戦や革命などで国家体制が刷新された日本やドイツ、ロシア、中国などと違い一貫した政治体制を維持した老大国です。
 アフガニスタン、インド、中国(清朝)、ミャンマー、日本と多くの国と戦い侵攻しました。当時の大国は自分の国が奪わないと別の国が奪い脅威となるので先に手を出す。今よりもモラルの低い、しかもアジア蔑視の西洋列強、優等民族優等国家思想がプンプンします。
 鉄道ファンにとって残念だったのはイギリスが指南した日本の鉄道技術において、どうせアジアの島国、三等国ということでレール幅、ゲージを狭軌で始めたことです。当初から日本の大部分の国鉄がのちの新幹線なみの標準軌で作られていたら、日本の鉄道はもっと早くに便利になり発展していた可能性が強いのです。
 今でこそ香港の民主化ということで、中国の政府が非難されますが。元はと言えばイギリスによる清に対する卑劣な侵略、阿片戦争で割譲されたのが香港です。今の中国が民主的に問題があるとはいえ、強引に奪い取って政治体制を変えたのですから罪作りなものです。
 そして、イギリスのイヤなところは歴史を忘れさり、素知らぬ顔で自分は紳士だとばかりに、第二次世界大戦ではドイツや日本を非難し、今回のウクライナでもロシアを非難して、周りを焚き付けそれでいて、老いたその国土は傷つかずにいるというスタンスが鼻もちならないところです。
 大国のエゴ、植民地主義は当たり前からどこかで瓦解し、大して反省もなく、いつの間にか人権だとか、地球環境だとかまたきれいごとで先進しているようなことを世界に押し付けてくるエセグローバリズムとでもいうのかが本当に怪しげです。
 基本的に日本やアメリカの報道もそうですが、BBC 発とか、オックスフォードやケンブリッジがとかいうのは胡散臭いものです。
 

6月の真夏日

 梅雨はまだなのですが、この時期日差しも強く気温も30℃を超える時もあります。かと思うと急に雹や落雷、温度差も激しい上、エアコンの風も慣れないとじりじりと体を弱らせます。
 少し夏バテで絶不調が続きます。
 自律神経ももう少し頑張ってという感じです。
 皆様もご自愛賜りますように。

人生は自分の居場所を探す航海

 人生は旅の連続なのかもしれません。どんなに門外不出の人でも学校や職場、人との出会いや集いは経験します。
 みんながお互いを知らないような新しい学校、職場などでは早く友人を作り自分の居場所を作りたくなります。あるいは家に帰って家族と過ごすことにこそ価値を見出す人もいます。
 生まれ育った地域や、国、就職した企業などに自分の居場所がないような感じを持ち、脱出される方もいます。
 堪え性がないという見方もありますし、注意多動性欠陥障害(ADHD)的な衝動的行動をとりやすい人かもしれません。しかし、必ず人間どこかの場面大きな変革の決断を迫られる時期がきます。
 還暦を過ぎたぐらいの人でも、まだまだ経営や政治に重鎮で活躍する方もいます。現役時代は遮二無二働き、セミリタイア的な悠々自適の隠居に近いところに居場所を見つけた人もいます。まだまだ生きるお金のために日々汗水たらしが働く人、新たな活動に挑戦する人、様々な事情はあるでしょうが、自分の居場所をそこに見出しているのではと思います。
 生まれ育った環境にもいろいろあるでしょうが、還暦に近くなったと時思うことは最初の階層にはそれほどの意味はない。やはり維持するにも、向上するにも努力は必要だし、それぞれ自分にあったポジションが居場所になるような気がします。

小さなヒヤリハットに気をつけよう

 運転手や使用人がいる身分ではないし、旅も移動も自分で計画し、交通手段を選び、電車やクルマを利用します。今月で63歳ですが、久々の旅でも、日常の仕事でも「ヒヤリハット」命や重大事故ではないけれどちょっとしたミス、危険な場面。何度か経験してそれなりに反省しています。
 元々、慎重とは言えない性格で、どちらかというと気がつけば身体は行動してモノにぶつかっているときもあるぐらいなので、これからはもっと注意が必要なのではと思います。
 40代から50代、じわじわと身体能力が衰え、いろいろと体のあちこちにガタが来ているなと感じることが多々あるこの年代です。


 もちろん未だに同年代でマラソンを3時間台で走ったり、衰えをあまり感じさせない人もいてこればかりは、鍛え方で維持することもできますし、それは個人差もあります。
 しかし、体力や集中力、記憶力など自分は優れていると思う人ほど、衰えた時の対応が遅れる場合があります。自信過剰は禁物です。
 典型的なのが、記憶力がいいと過信している人がメモをとる習慣やその発想すらないため、いざ物覚えが悪くなりだすと急にあたふたするケースです。


 運転やスポーツ、長時間のフライトなども、いままで何でもなかったことが急速に衰えて危険な目にあったり、つまらない失敗をしたりしがちになることがあります。
 私の好きな旅で言うと、若い頃は一人で長距離運転、青春18よろしく長距離鈍行シートで寝るのも苦でなく、エコノミーフライトで十分だったのが、グリーン車やビジネスクラスでないと疲労を感じやすくなってきました。移動が長いと循環器系など身体の不調や、失敗、交通事故や自然災害、テロなどトラブルの危険も増えます。それはいつやってくるとも限りません。


 自分に言い聞かせながらも、旅や仕事、余暇の移動ももちろんいたわりながらやく方が老けないとは思います。
 遠距離の通勤や、繁忙期の帰省、海外の往復は、ルーティンに組み込んでいるとやがて厳しい時期がくるのでどこかでライフプランの見直しが必要でしょう。

仕事も学校も5月なんとか乗り切ろう、

 5月病というのはあるのでしょう。
 日曜日の夜になると、来週からの仕事や学校のイヤ感が生まれ憂鬱になるときも多いでしょうから、そんな人はなまじ連休を愉しむとそれが終わると人生の終わりみたいに悲嘆します。
 月曜日の憂鬱、もちろん土日もしくは日曜日が休みの前提の仕事になりますが、気持ちは分かります。
 何割か仕事が好きという人もおられますが、多くの人にとって仕事は「苦行」の面があります。(以前にも書きました)
 それをしないと対価として生きていくためのお金が得られないなどの事情があります。
 定年で退職金や年金で仕事がなくても生きられる方は、もうせいせいして働かないという方も当然多いです。若い頃からの「苦行」を終えたのだからという考え方かもしれません。
 しかし、まあ100%苦行かというと、働くことには面白さや憧れる面はあるのです。定年すぎても、やることが無いより何か働いてみようという人もいますし、毎日が休日になると1週間を待ち望んだ休日と働く日のメリハリはなくなります。


 若い人の悩みと中高年の悩み、働くことへの苦悩は種類が少し違うかもしれません。
 学校のイジメや受験の悩みなど、社会人になって振り返れば何となくその程度だったと思える時もあるでしょうし、その時の自分には耐えがたかったのもわかります。
 こんな偉そうな文を書く私でも、ごくつまらないことが言い出せず悩み、沼にはまること、も多々ありました。
 いずれにせよ、自分にあった「場」をみつけ、仲間に出会い、自分の力で貢献し認められ「苦行」が少しでも意味を持って凌げるよう何かの力になりたいでものです。

日本人がウルトラマンに求めるモノ

  映画「シン・ウルトラマン」を観ました。子供の頃のヒーローや怪獣を現代的設定とふんだんにCGなどを使いうまく仕上がっています。
 当時からのツッコミどころも強引に後漬けで修正や科学的設定をつけています。
 そもそもウルトラマンがなぜ地球に来て、地球人と一体化し命懸けで地球の平和を守るのか、特撮ヒーローもの難しい点です。
 怪獣のようなミサイルも通じない巨大生物が、自然界に生存することはそもそも現実味がありません。侵略を狙う異星人の生物兵器とするのがやはり妥当なのでしょうか。
 現実に怪獣有事があったとして、日本ではどう立ち向かえるのか。ウルトラマンの世界では初期の作品から自衛隊<専門チーム<ウルトラマン という図式でウルトラマンが出ないと事態は解決しません。
 しかし、自分の国、自分のの問題でありウルトラマンに頼るというのは何だか違うような気がします。日本がアメリカ軍や国連軍が正義だと思い込むよううな依存、甘えが見られます。
 問題定義の作品もありましたが、異星人はもとより、地底人や海底人、植物人間などと人類の抗争になればどちらが正義ともわかりません。兵器の開発も際限なく止まりません。現実に、対怪獣、異星人にならどんな強力兵器もOKならごまかして他国攻撃に流用することも可能でしょう。
 まあいろいろ考えると難しく、素直に楽しめませんので。

 今回の映画ではカラータイマー、3分間の活動という設定が取りやめになっています。
 私はウルトラマンはアラジンの魔法のランプのような感じで、場所と時間を限定した局地戦で個人への協力として現れてすぐ消える存在でいいと思います。それが現実的なファンタジーのような気がします。

自殺や不審な死が多い

 連休明け、連日のように交通機関が乱れて、その原因は人身事故、飛び込みのようです。
5月病なのか、仕事や学校が始まり日常の現実から逃げたくなるのでしょうか。
 前後して有名人の自殺なのか不審死の報道にも驚きます。
 戦争や内乱、飢餓のない普通に生きていくのに障害はないはずの日本で、命を落とすのは何だか理不尽、無念ではないでしょうか。
 自殺を考えるまで悩む人に、確実に良いアドバイス、正解的なものはありません。
 周りの人も方が問題かもしれません。
 会社や学校、家庭などそう急にはやめたり変わったりできません。今の言葉でいうとマウンティングした人間が悪気はなくとも追い込んでいることも考えられます。
 人間知らず知らずに傲慢になり増長します。つまらぬこだわりで、環境を厳しいものにして、人を追い込んでしまわないように心掛けないととは思います。