遠ざかる明るい未来:DX、AIで日本は変わるのか

 戦後80年、日本は復興し、発展したのは間違いないです。
55年前の1970年大阪万博で子供たちは極彩色の未来をみて、バラ色の夢を見ました。

 ロボットとかサイボーグ、不老不死の機械の身体、こんな発想は昭和のSF,漫画や特撮でとうに描かれていたもので、21世紀にはもっと実現して次の未来にワクワクしていると思っていました。ところは2025年にもなって、スマホでテレビ電話や、配膳ロボットは見かけても、なかなかバラ色と言うまで爽快な当時から見た未来ではないようです。
 AIなど確かに感心する時もあれば、もっと早く実現できたこと、実現しそうなことが多いのは、何か閉塞感を感じます。

 交通機関をとっても、空飛ぶクルマ?ドローンやヘリといっても、個人で自転車のように乗るドラえもんのタケコプターのようなものはないですし、現実には法律で規制されてハードルは高くて、無理なのが分かります。

 リニアを始め、新幹線が全国にはめぐらされ、日本中に簡単に行き来できるかと思っていたのが、地方は鉄道すら廃線となり、都市にばかり人が集まり格差は広がります。リニアが完成するのは30年先とかさらにその先では、生きて見れるか以前に夢の実現感も、新鮮味も未来感もないような政治的な予定進行になっています。

 今の時代を生きるのが精いっぱいで、例えば、介護や配膳、清掃や警備はもちろん、多くの事務系やカンタンな作業といった仕事はAIやロボットが適正で有利なのは明白です。初期コストは別にして長い目では人件費より安上がりです。そうなると、大量の失業を生むから、足踏みしているのでしょうか。

 CMモデルにAIが起用されたところもあり。個性的なニーズに合う更にリアルなAIが来ればもう人間のアイドルなど苦労して育てなくてもいい時代が来ます。
 

 人間の半分以上が、架空の映像を見ながら、ロボットに介護されて、集団施設で生きながらる未来。やはりバラ色とは言えないのがリアルなのでしょうか。

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