儚き想い、蜃気楼の愛

 実は未だに、学生時代に好きだった人が当時のままで夢に出てきたりします。
 実際には、同い年だともう高齢者で、いいお婆さんになっているのでしょうが、可愛いままでいて欲しいと願うのみです。

 女性の多い化粧品の会社にいたのですが、女性の実年齢だとか、化け方はなかなか難しくもあり驚くほど面白いものでした。また、それに注目し、追いかける男性を観察するのも興味深いものです。
 一般の会社から見れば、随分華やかで遊びが多く、女性関係が随分大らかだったと思われがちですが。実際には私個人としては遊んだとか、モテたとかもそおうなく、面倒くさい仕事だけの会社時代でした。

 若手時代は、エリアの女性トップに立つお局のような美容教育の「先生」と呼ばれる責任者がいました。30代後半?か40半ばぐらいだと見えましたが、随分年年齢も言ってるのにケバイ、派手なおばさんに見えました。ある時、本社からその先生の若い頃を知っている男性幹部が来て、そのお局も若い頃は随分カワイく、美しい人だったと聞き、驚いたものです。
 自分が年齢を重ねると、ある程度、一緒に仕事をした人や好意のあった異性には思い込みがあり、少々老けてきても、良い方向にバイアスが働いて見るのが分かります。

 またストックホルム症候群とも言われ、閉鎖的な小さな集団では、「その人ぐらいしかいない」となると特別な感情は肥大します。
 職場、学校やさらにその中のチームやサークルなどで、男女というのは、異性間を意識し合うのも分かります。
 彼氏がいるとか、結婚しているとかで、あきらめる人と、それでも突き進む危ないというか、性欲の強い人もいました。
 好きなタイプが結婚しているとか、付き合っている恋人がいる場合などは、そこで引いてしまうけども、かといってすぐ別の人というわけにいかないという心理が働く場合もあり、付き合いづらくなって晩婚になった私はそんなケースです。
 もちろん、女性関係で問題を起こし、それを繰り返す輩も数多くいました。それだけ、モテるから仕事もできるんだと、さすがに今のコンプラ重視時代では通用しないような気もしますが、政治や経済界を見ても近くを見ても男女の関係はどこまでいってもいくつになってもそれなりにあるものです。

 化粧品会社でも、職場結婚は多かったですし、役所だとか法曹界でも職場結婚は多いです。翻れば、同級生たちも卒業と同時ぐらいに学生時代からの交際相手と結婚した者がかなりいて、あとはやはり勤めた会社で相手を見つけています。もちろん、見合いも昔は多く、合コン、今ならマッチングアプリもありますが、職場結婚の比率が多いのは、やはり狭い空間に異性が押し込まれると、一緒になる可能性が高いのでしょう。
 理想は映像の中という人も、目の前の人が見えず、少子化の元凶で夢を追いすぎてるとも思われますが、ある意味一本気で良い面もあります。

 私はそれでも、時間も空間も離れた初恋の夢を見続けます。
 

 

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