松・竹・梅で竹を選んでしまう心理

 市民が乗せられやすいマーケティング戦略に、松竹梅のコース戦略というのがあります。

 松竹梅、上中下、甲乙丙と並べられると、よほど予算が潤沢か、あるいは最低限しか選べない場合を除き、ついつい真ん中を選ばせるものです。

 スペックとか必要かどうかを良く調べ、他の店や流通、業界など口コミなども調べないと、大きな買い物はもちろん日常的なものでも、ムダな買い物をしてしまう時があります。

 賢い人、お金が貯まる人はここらあたりにシビアで、価値のあるものには、たくさん使いますが、ムダな出費は抑えます。

 お金の貯まらない人は何となく、選ぶなら真ん中かなとか、みんなの選びそうなものを買ってしまいます。

 さらに松竹梅戦略には、一番価格の低い梅コースな標準的なものを設定して、安く見せて利益を取りながら売る場合もあります。

 この場合は一番安く見える梅コースでも、世間よりは高いとか質が悪いケースもあります。

 そんなコース設定で、竹や松のコースを選ぶとさらに売り手の思うつぼなのです。

「安物買いの銭失い」という言葉の教えもこれに近いです。たとえ高くとも、丈夫だとか長持ちするとか、家族のニーズにあっている場合は購入すべきであり、逆に安くても必要のないものとか、壊れやすいとかでは買い物そのものの意味が無くなるのです。

 安そうだから、激安店やバーゲンに走るのではなく、要らないものは買う必要はないと判断することです。

 物価高を嘆くばかりではなく、買い物も価値をよく見極めて、本当に必要なものだけを選ぶことは、どんな時代や経済状態でも必要なことです。

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