
元々、虫が嫌い、あるいは蝶が嫌いな人もおられますが、一般には美しく可憐な蝶を好まれる人は多くいます。
虫の多くの種類は名も知られず小さく地味なものが圧倒的に多いです。そんな中で比較的大きな翅を持ち、ひらひらと翔ぶ蝶や蛾は目立つ存在です。
そんな中でも、美しい翅を持つ蝶は子供にも人気があり、逆に地味な色の蛾は忌み嫌われることがあります。
毛虫や芋虫からの出自などは蛾と蝶でそんなに変わりません。毒の毛虫もいますが非常にレアです。
蛾と蝶が人間に好き嫌いに分かれるのは、単に人間の好みルッキズムだけです。
もちろん、蛾も毛虫も醜いからと駆除されることはないのですが、日本のミノムシのように天敵で絶滅危惧に追い込まれることもあります。偏食とも言えるほど、幼虫が食べる草は種によって決まっていて、ある植物が開発などでそこからなくなると全滅の憂き目をみます。
河川や森林、田園などが人間により開発され、土砂が移動されます。高速道路などのインフラ整備も、地域の開発とはいえ、人間の都合で昆虫たちには大きな影響があります。
人間は、これまたルッキズムで花、特に桜などの美しい花が咲き並ぶのを好みます。
あるいは木材に利用しやすい木が重点的に植えられたリもしました。
これらも自然破壊です。
単に虫や動物の種類が減るというのではなく、虫媒花の植物も絶滅します。

人間の、好みだけ、しかも深い意図も知識もなく、目先のことだけで、大自然を凌辱することの横柄、厚顔無恥な傲慢さと言わざるを得ません。
別に自然を頑なに守るという環境団体のような主張ではなく、開発には生物や自然の知識が必要で、そこに無知やエゴ、ルッキズムが入ってはいけないということです。
どこからともなく、ひらひらと翔んでくる蝶も、人類の自然破壊によっては消えてしまうのです。
