
オールドマスコミや野球ファンを中心に大騒ぎで、日本の優勝も予想されたWBC.ワールドベースボールクラシックでしたが、日本は準々決勝で敗退し、ベネズエラの優勝で終わりました。
トーナメントの国際大会の優勝まして連覇となると難しいものです。
昔の高校野球と違いエースの連投もきかないので、組み合わせの当たりハズレもあるでしょう。
世界一を決める大会と言い切るのは日本人だけで、他の国とは元々温度差もありました。日本人と広告代理店や主催者のため、放映権料は爆上がりして、今回は150億で落札したNetflixでしか見れないというのも騒がれました。
大谷、山本由伸、鈴木誠也、吉田正尚、菊池、菅野ら錚々たるメジャーリーガーをかつてないほど今回は揃えました。優勝間違いなしと日本のファンの多くがNetflixにも入ったものの、優勝したベネズエラにはホームランを打たれまくり逆転負けで、準決勝にも進めずマイアミラウンドは1試合しただけで終わりでした。
一番の感想は、トンデモないお金が動いて、もったいないというか、あれ?もうおしまい?という感じです。
一部は監督や打たれた選手をバッシングしていますが、よく頑張ったという声が多く、相手がメジャーリーガーを揃えて、本気を出してきたら力の差があったという声も多かったようです。
1番から7番まで長打のある日本の4番クラスを揃えながら、打ち負けた上、投手も抑えきれずでした。
しかし、1試合だけではわからないものです。それだと、前回大会まで、世界一と言いながらも、韓国や台湾以外他国はメジャーリーガーを集めて真剣に取り組まなかったから勝てたというだけで寂しすぎます。
今回、実力差があったと分析し、嘆く人は前回までの優勝、世界一というのも薄々は内心怪しいものと気付いていたのです。ベネズエラは政治的には大変だったのにアメリカに勝ち優勝しただけはあります。メジャーから多くのメンバーを集め、研究もして、取り組み姿勢も確かに良かったようです。
ベネズエラでほとんどの試合勝ちパターンのセットアッパーを任されたのは日本のオリックスで抑えのマチャドという投手です。しかも、日本よりもキツい3人の救援陣で全試合を回した感じで層が厚いとは言えませんでした。日本の救援陣は故障や辞退もありましたが、このあたりは不運であって実力差ではないと思います。
予選リーグでは巨人の抑え大勢が連投の場面がありましたが、決勝ラウンド勝ち進んだとして、3連投はしたかのか、メジャーやNPBで開幕前に肩の消耗を考えここまで酷使できるかというと難しい面があります。沢山の一流の投手、野手を選びながらも、出番のない選手も多く、このあたりは酷使されても困るし、かと言って所属チームの仕上げのオープン戦にも出られないで主力が調整できないのも、監督の力量だけの問題ではなく、深い問題です。
「Netflixでしか見られないから、日本人の熱い応援が伝わらなかった」とかいうトンデモな意見もありました。
どんなにテレビ局がぼったくられようと、タダの地上波で野球がみたいというファンが、「国民的スポーツだから」「天覧試合まであったのに」とかこつけますがサブスク文化が浸透しないのが、日本のオールド野球ファンなのでしょうか。
さすがに専門家にはいないですが、「あのパワーに対抗するのは、日本のスモールベースボールだ」と言う人も未だにいます。送りバントや盗塁、堅実な守備とかでは、ドカンとホームランでヤラれたら追いつけないし、総得点でかなわないのが、なかなか昔のファンはわからないのです。
パワーをつけて強い球も打ち返しホームランにしていく力をつけないと、今回の負けはバントの練習では克服できないのです。
私は高校野球からもっとバントではなく、パワーをつけてホームランを狙う野球をしていかないといけないと思います。
ピッチクロックという投球間隔の制限もなかなか日本人は感覚的に苦手なようです。
投手や捕手が相手の出方を観察して、熟考して球種を選びサインを決めるという、将棋のような間が日本人は好きなのでしょう。
日本のプロ野球の時間はこのせいで長過ぎるのです。娯楽やコンテンツで普通に3時間、4時間では一部のコアなファンしかついていけません。
あらかじめ分析した相手に組み立てた球種で投げていく、牽制もあまりしないのが、メジャー流なのでしょう。
高校野球のセンバツが始まり、初めて指名打者制が実施されています。
時代は徐々に変わりつつあります。
大谷選手という超新星も全盛はあと数年、日本の底辺の野球人口は少子化もありますが人数もシェアも減っています。
メジャーの年俸は魅力としても、その経営はアメリカ、日本や各国の野球ファンの視聴契約料が主です。
野球はルールや戦術が複雑で、マニアックな玄人受けする要素が多いのですが、ファンはオオタニさんのようにカッコいい選手が見れてホームランが出てひいきが勝てばいいのです。
高校野球をはじめ7回制や5回制すら検討されていて、とんでもないと憤慨する解説者もいますが、それもありでしょう。
出場機会が減る減ると騒ぐよりも、時間やチームの維持が大事です。プロサッカーのJリーグは時間も試合数も少ないですが、地域に根ざしプロのチーム数は野球より多いのです、野球関係者はここを真剣に考えないと未来は暗いです。
国や都道府県を代表するナショナリズム的人気を維持し、パワーとスピードの分かりやすいスポーツに変わっていくのがこれからの野球であり、スポーツでしょう。












