
昨年亡くなった森永卓郎さんの残した魂のこもった財務省への批判の一冊、日本への警鐘。改めて重いですが、わかりやすく書かれてます。
例えば、森友学園の問題とかマスコミの情報だけだと、安倍晋三元首相と奥さんが近畿財務局の役人がなんやかんやとやらかしてる、いかにも政治と官僚の癒着みたいなイメージしか持ってないのではと思います。
あれは財務省に対立する安倍総理の経済政策アベノミクスへの、財務省からの、警告的なものであり、忖度なのか嫌がらせなのか、何らかの工作なのは間違いないのです。
昨年あたり一時期、日本経済の低迷、国民負担の増加は全て財務省が悪いと、財務省解体が叫ばれ実際にデモが行われていました。
財務省と対立する者、従わない権力者は抹殺されるか、スキャンダルに消されます。安倍さんは上手い距離を置きながら、政策を進めたやはり稀有な大物政治家です。
昨年亡くなった、森永卓郎氏の著作も一つのきっかけで騒がれました。
財政均衡論は日本の財政は赤字だから、もう国債を発行せずに、積極的な財政投資はしないで税金を上げて行くという、財務省の考えです。
公共投資は、大きな経済対策などは、民間企業の大きな設備投資と同じで、その1年だけで収支を計れるものではありません。
ちょっと簿記をかじってるか、経営やバランスシートなどを見れる人なら、財務省がおかしいのは分かります。
赤字垂れ流しで、企業でも、設備投資や新規事業は確かに慎重な分析からの決断は必要ですが、逆に何もしないで沈んで行くのは許されません。財務省は、税金を上げれば財政が均衡すると考えますが、企業なら、商品やサービスだけ値上げして、何も将来が見込めないなら、見向きもされません。
経済産業省もお役所で、財務省に仕切られる面はありますが、まだ専門なので、わかってる役人もいます。しかし、民間企業は10年20年と見据えて事業を計画し、単年や5年短期で見直しています。
それを本来監視、指導する役所が、単年決算にあまりにも拘り過ぎることが、日本経済を30年止めた一つの大きな要因でおるのは間違いないでしょう。
財務省を解体というのは、庶民がデモしようと、実際にはないでしょう。
しかし、日本経済を立ち直らせるのは、積極財政論者です。
残念ながら、自民党はドンの麻生さん以下、岸田、石破と多くが最初はキレイ事を言っても財政均衡の宗教にハメられています。
さらに残念なのは民主党時代に財務大臣に入った野田佳彦現立憲民主党代表です。その前の菅直人にしろ、今は野党でも一度財務省に洗脳されると、リベラルや左翼どころか、官僚の言いなりです。
鳩山由紀夫や小沢一郎もいろいろ言われますが、財務省はじめ官僚、マスコミに総スカンで潰されました。野田、菅直人はそれを見て、コロリと財務省側に寝返りました。
国民の期待を集めた民主党政権はいつの間にか、自民党よりも官僚よりで、何ら改革の志のない腑抜けた政権になって、凋落しました。
野田さんの、民主党政権以前のシロアリを退治する!と、比喩して、官僚の天下りを止める、国会議員も身を切る改革をすると叫んだ姿からは、想像できないほど今は堕落されています。
高市さんは幸い積極財政です。それと並んで野党で積極財政を唱えるのは、国民民主党、参政党、維新の一部と、一番声高なのが、れいわ新選組ぐらいでしょうか。
逆に言うとこれは異常に少ないメンツで、いかに財務省の浸透がひどいか分かります。
高市さんには、今後選挙後の体制を組み直し、内閣再編で、積極財政シンパを増やして、安倍さんが無念のうちにできなかった経済対策を進められるか、外交よりもまずそちらです。










