10年遅れの役所

 コマーシャルでたびたび流れる経理部員役の横澤夏子さんが月末に髪かき乱し、上司の滝藤賢一さんがオロオロするのを「楽楽精算」の場面を見たことがある方も多いでしょう。

 私のいた花王では、10年以上前から紙ベースの決済をやめ、スマホで画像を読み込む第何世代かのOCR.RPAが導入されていました。

 今は、請求書関連、切符もコインパーキングもさらにキャッシュレスが進んでいますが、まだ現金払いのみのところもあります。

 役所はまだまだ10年以上遅れて紙に貼り付けての目視決済です。

 私もその処理を預かっていました。ある時コインパーキングの100円のレシートと、本人申請の日付が1日ズレて使用日の翌日の精算日になっていたのをスルーしてしまいました。

 少額精算は立て替え金を前渡プールして多くの領収書をまとめて月末最終にチェックしてひと月分を精算していましたが、私も上司ライン3人もそれなり見ていても見落とし、経理や監査でお目玉でやり直しです。

 日付の1日ズレなので本人も悪気もなく、ボールペンで修正で終わりですが、またそれをまとめてひと月分の書類をまとめて4人が稟議して、されに会計室でチェック?!うーん、ムダなことやってます。金額齟齬ではなく、月度内なので、不正の要素もからっきりありません。

 そこにかかる人件費の時給が高いのも分かりますし、役所が1円もムダにしないために、ムダな時間を使ってしまう例です。

 会計の仕組みを変えれば、時短になり、人件費の節約というか、人は要らなくなる。

 役所でも、いろいろデジタル機器は導入されています。受付はわかりやすく病院のような大型モニターで表示される発券システムを持っています。インフラの防災や建築、土木の部門でも、公用車はもちろんですが、ドローンなどもかなりの台数を装備しています。

 結局、難しいのは、かつて人が関わってやっていたことを、機械がやっているのに、何故か人員はそのまんま?という点です。労組は昔からパソコン導入とかには反対してきた経緯めあります。

 もちろん、調整はされた部門も あるでしょう。しかし、職員もデジタル化対応でストレスとなっていて税金を多く使っていても楽してる気持ちは毛頭ないのです。

 市民目線では税金で贅沢している割にはと思われても仕方ない面があります。

 デジタル化の課題はこういうところにもあります。しかし、この10年の差は大きいです。

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