京都市幻の地下鉄延伸、球場、市役所移転?

 京都市のLRT構想を先日書きましたが、地下鉄の延伸計画もほぼ頓挫し幻となったものがあります。

 洛西ニュータウンまでの東西線延伸が、入居者が50年待っても幻なのは割と取り上げられ有名かもしれません。

 もう一つ、烏丸線の延伸計画もあり、これは比較的距離も短く5キロ程度で、20年ほど前に計画され、ちょっと前まで東西線延伸よりはリアルに期待されたのですが、やはり幻となりました。

 現在の終点竹田から、油小路を洛南進都経由横大路で京阪につながるものです。京阪側も本線に新駅を設け直通させる案でした。

 元々鉄道は空白ですが、高速道路のインターなは近く、交通至便となれば副都心の機能は満たされ需要はあると計画されました。

 企業の高層ビルを誘致、市役所機能も移転させ、横大路には京都サンガFCのホーム、サッカー専用スタジアムを作り、老朽化した西京極球場(わかさスタジアム)の野球場もこちらに新設するという、壮大な構想でした。

 しかし、財政難で、サッカースタジアムは亀岡に譲り、市役所も昔のままの現在の場所を建物改修、増築することになったのは、周知のとおりです。西京極も現施設を改修することが発表されました。 

 副都心らしいと言えるのは、バルスプラザと、京セラ、任天堂本社ぐらいで、あとはドラッグストアやファミレスなどの郊外型の店舗や飲食店が点在するどこにでもある地方国道で、とても副都心とは言えない光景です。

 京都サンガFCは2部をさまよっていましたが、この頃はJ1上位で観客も2万人以上詰めかけています。このあたりは、京都市にとっては悲観的な読みが結果として外れてしまって残念です。

 建築基準の見直しで、さらに高層ビルが建てやすくはなりましたが、一体鉄道も空白のエリアでどれだけの誘致が今後可能なのでしょうか。

 竹田からの延伸は、地下線しか無理なようで、財産的にはもはや完全に棚上げで、洛西ニュータウンへの東西線と同じく、幻となりそうです。

 私はサッカーファンで亀岡のサンガスタジアムは駅近でキレイで見やすく良いスタジアムですが、京都市民としてはやはり京都市内にできて欲しかったです。

 地下鉄の建築読み違いも、仕方ない面もありますが、都市計画の杜撰さ、甘さ、先見性の無さです。

 かつて京都市は明治初期の東京遷都で、衰退を怖れ新しいものに取り組み日本初を企図し続けました。

 しかし、戦後80年を経てその意欲や革新性を喪っていました。

 個人的に思うのは、市役所の職員、市議会議員さん、その他関係の方も真面目で良く仕事をされますが、こと斬新な改革、先進的な思考は弱い気がします。それは、市民の要望を短期的にはよく聞き入れての結果で、縁を大切にする感じで、印象の悪い言葉では、「コネ」や「しがらみ」にこだわる部分でしょうか。決して利権とか汚職はないのですが、善人が生真面目にやってしまう仕事であやまった方向に進む残念な結果のような失敗です。

 構想をブチ上げて、やっぱりできませんお金はこんだけ使って、中途半端にやりかけが残る。推進力が足らないのかと、それを止める勢力が邪魔なのか、国でも事業が進まないのは同じですね。

 結果、頭の良い真面目な人が、いっぱい集まって考えて、なんじゃこりゃというハンパなものしかできないのです。

 邪魔をしているのも、一人一人のわがまま、利権かもしれません。

 

 

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