
私たちより上の世代の方も、それぞれ感じていたことなのでしょうが、自らも年齢を重ね、若いと思っていた俳優さんがいつの間にか老けていくことに時の流れを感じます。
若い頃は、トレンディな主演だった俳優が、老いた親などの脇役で出ていて、見たことある顔だけど誰だっけと思いクレジットで確かめて愕然とすることがあります。
今の大河ドラマで言うと絢爛豪華な花魁を若い俳優が演じる裏で、かつて名子役だった安達祐実さんが、かなりの老け役です。尾美としのりさん、水野美紀さんも随分な年齢を感じさせる役に回っています。
石原さとみ、長澤まさみ、新垣結衣とかが、もう37-38歳なのですから、まあみんな年齢重ねて、当たり前なんですが。
シワだらけのおばあさん役に回る俳優さんもいる中、傘寿を迎えた吉永小百合さんはやはり、サユリストを裏切らない凛と自分のブランドを守ってる感じはします。
ひ孫がいてもおかしくない80歳にして、可愛いさが残り圧倒的に美しいオーラがあります。早稲田大学を出て清楚なイメージをどこに残しつつ、年齢を重ねられました。
もはや、文化功労者で、リベラル系の発言をディスる向きもあります。しかし、この方はいわゆる有名になった人がサヨクに祭り上げられるのではなく、1960年代から一貫しての反戦反核のスタンスです。
沖縄戦の映画を期に靖国神社にも参拝され、英霊を弔う気持ちは思想の左右ではないのです。
元々が巨人ファンだったのが、いわゆる江川事件をきっかけに筋金入りの西武ファンになった話からも、この方の真っ直ぐな潔癖さが分かります。
CM女優の本数をランキングされる場合がありますか、ブランドとギャラをかけると、本当の意味で吉永小百合さんを超えるタレントはいないそうです。
私たちの世代だと、吉永小百合さんは、浜田光夫さんとの映画に出まくったピークが過ぎ、夢千代日記など大人の女優に脱皮される踊り場のような時期でした。山口百恵、沢口靖子らの後輩が出てきた時代も過ぎ、しっとりと、今も存在感があるのですから時を超えた感じさえします。
仕事を選ばす俳優を続けるのも大変なことですが、吉永小百合という揺るぎない俳優を続けていることはやはり偉大です。
時代に流される軽く薄っぺらな人と、しっかり流されず立ち続ける人がいるものです。
