ドラマレビュー:夏クール タブーをしれっと題材にするしたたかなドラマ班

 

 ほぼ今日ぐらいまでに、7月スタートの夏クールドラマが終わりました。

 今クールは脇役クラスの主演抜擢が目立つ感じで、ベテランも頑張る感じながらで、俳優さんの世代交代も感じます。

 地上波がオワコン、オールドメディアと言われています。視聴率は昔では考えられない一桁前半でも配信も含めて玉石混淆で量産されていました。

 テレビ東京の「能面検事」は前に書きました。その中でも、タブー的事件が語られていました。

 社会派テーマのドラマに強いTBS日曜劇場が医療系、前回のニュースキャスターと、役者さんのスキャンダルもあり、イマイチ内容も浅いのでがっかりでした。

 ニュース系もさんざんな報道番組しかないのに、ドラマがこれでは心配です。

 元々、リアリティのないドラマですから、切れ味の斬新さと、ツッコミできる面白さが必要です。

 その点では、日テレの、岩田剛典と蒔田彩珠がバディが組んだ「Doctor Price」と櫻井翔、比嘉愛未、菊池風磨らの「放送局占拠」がしれっとタブーを取り上げ面白かったです。

 前者は病院を舞台に、医師の転職エージェントが闇を暴くのですが、コロナの不正受給なども題材に出てきました。

 放送局占拠は、櫻井翔のタイムリミットサスペンス、人質救出のアクションシリーズの第3弾で、病院、空港に続きテレビ局が仮面の武装集団に占拠され、時間内に人質にまつわる犯罪を暴いていく話です。舞台がテレビ局ということで、その闇は報道のヤラセ、偏向などを影で操る者がいるという、荒唐無稽な話に盛り込んだ自虐的な暴露です。

 実際、各局はニュース番組で大事件や重大政局の報道の後、街頭インタビューなどを盛り込みますが、局の方向性に都合のよい印象の話を編集しています。ほとんど役者まで使ったヤラセとも噂されていますが、事実上それをやってることをほのめかしたのです。

 ドラマ部が報道部もしくは、他局のスタンスをなじっているように思えます。

 フジテレビの問題以降、テレビのスタンスは難しくなっています。

 そんな中での、そういうテレビの世界での暗闘のような部分が楽しめるドラマでした。

 

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