
久しぶりに、オンラインですが自然観察の集まりを拝聴しました。
富士山麓の蝶を25年以上追い続けておられる研究チームがいます。
アサギマダラでも知られますが蝶も移動距離はわりと長く、高速道路の構築、トンネル残土処理などの環境変化で生息個体の状況が変わってきているようです。
多くの花、野菜などは虫媒花でハチや蝶の助けがないと受粉できません。
自然観察なんて、社会や経済と関係ないと思われるでしょうが、日本の食料事情とけっこうつながっています。
専門家の方が、翔んでる蝶を見て、種類や雌雄がすぐわかるのには驚きます。幼虫を見てすぐ、何の蝶か分かるのにもさらにびっくりします。
その幼虫は捕食されて鳥や他の昆虫の生態系を支えるとも言われます。
完全変態の昆虫がイモムシから蛹の中で一度身体を溶かして生まれ変わって美しい蝶の成虫になるのも神秘的なものです。
生物学は理科で習いまさに理系、それでもあの翅の美しさに魅されるのは、理系というより芸術家のような気がします。
人間も生まれ変わって、別の姿になりたいと思う時もあるでしょう。一度溶けてしまうと、記憶もなくなりそうですが、それでも美しく生まれ変われるならと思う人はいるかもしれません。それこそ、胡蝶への夢とでもいうべきでしょうか。
