また選挙?

 高市総理が昨日記者会見して、来週衆議院を冒頭解散して、2月8日投開票で総選挙になるようです。

 年始にはわかっていなかった、何だかいきなり感はあります。

 高市総理は高い支持率で政策を進めている段階で、「信任を問う」というのも、少し違和感ありです。

 今支持率の高いうち、相手も体制準備が整わないうちに自民党での安定多数を狙ってというのらしいですが、必然性は?です。

 石破政権の時、減税と物価高対策で一律2万円だか配るのもウヤムヤに消えましたが、どうも政治家や政党は平気でウソがまかり通ります。石破さんも失敗したのは、参議院選挙を早めたことです。

 高市総理は公明党が政権離脱して、昨年参議院選挙でともに戦った自民党を非難し、安全法制で批判していた立憲民主党と組むのはオカシイと記者会見では言われました。

 しかし、それを言うと長年自民党を非難し、特に大阪ではしのぎを削り罵りあった維新とも昨年参議院選挙で戦ったばかりで今回組むわけです。

 政党のタッグパートナーなどは、昨日の敵は今日の友、昨日の友党は今日の宿敵になるのでしょう。

 それはそれで面白いのかもしれません。前のことをこんなこと言ったとあげつらうのはブーメランです。

 立憲民主党や公明党はいずれジリ貧と予想されていただけに、この組み方は賛否あるものの、勝つか負けるかは別にしてなかなかの妙手でもあります。

 国民民主党が前回から注目され参政党やらが乱立する中で、自民党へ媚を売る党が増える中、比較わかりやすく自民党グループと野党グループの対立構図となりました。

 高市さんのやりかけた道はそのままでも、党内や取り巻くグループの中で確固たる基盤を作れるかが大きな焦点でもあります。その点では、党内や友党の勝ち方の中味こそ注目されるべきなのです。

 食料品消費税ゼロを双方が掲げるのもどうも心配な要素です。財政がというより、こういう公約など実現しようがしまいが何でもありになっちゃいますからね。

 もつと、前から消費税廃止と一貫して主張するれいわ新選組がそれなら正しいになってしまいます。れいわと自民党、立憲民主党、他の政党の党是はどう違うかが本来は国民が政党を選ぶべきポイントなのです。

 そこを見ないで、連立タッグの見せかけのキャッチだけ見ると、結局政党に騙されることになるのです。

 

AIがあふれる時代

 自社のモデルが有名タレントでなくって、AIだという場合、社員やらのモチベーションはとうなんだろうか?CMモデルに金かけず社員の給料に回すとか、原価下げた方が評価されるかな?

 AIがどんどん進化して、ちょっと前は、ぎこちない特徴なので丸分かりだったのが、だんだんよく見ないと本物かと思えるのも増えました。

 振り込め詐欺、マルウェアなども、どんどん巧妙になってきています。自分はだまされないなどと思わないこと、チェスや、将棋で人間が名人クラスでもコンピューターに勝てなくなったのと同じようなものです。

 AIのモデルを使っていると、明記しているもの、チラリと作成AIのロゴが画像に入るものなとはまだ分かります。

 背景だけとか、人物の顔だけを入れ替えるのも巧妙になりました。

 有名人が被害にあっているディープフェイクのポルノなど不適切なのも問題になっています。

 話は少しズレますご、昔化粧品会社に勤めていた頃、化ける女性はたくさん仕事で相手にしてきていました。整形や化粧で入社当時はおぼこい女性が、びっくりするほど変身した例は見ました。

 そこそこの年齢になると、化粧を落としたすっぴんを見ようものなら、別人と見まがうとか、幻滅より恐怖すらありました。

 今、ティクトックやYouTubeで再生数をものすごく稼いでる方がいます。

 可愛い女性がいかにも男性受けする水着や透けた衣装など、あざといスタイルで散歩というだけで10万20万とか再生をもらうインフルエンサーがいます。かなりAIを使って美形に加工した動画という説が有力だそうです。

 課金できるプランではもっとセクシーな姿も披瀝しているらしいですが身体の方は本人なのか、やはり修正してるのかもわかりません。知ったところでどうだという話です。

 あざとい水着姿なり、ヌードの女性の美しい顔はAIだったとして、それで課金というのは、何だか虚しいお金の流れです。

 結婚する男女が減る、少子化なのも解ります。

 化粧と整形を重ねて、虚飾の仮面を被った生身の人間と、AIならどっちが良いとか悪いとか、倫理にかなうのかももうわかりません。

 私の会社時代の後輩に、イケメンではあるものの大変な女好きがいて、ルッキズムの典型で遊びまくっていました。「女性は顔で決めるとか美形の経済効果は計り知れない」と言ってはばかりません。

 でも、女性ばかりの会社でトップクラスでも、本当にすっぴん見ちゃうと私は幻滅はしました。虚飾と分かってもいいのかなと後輩には尋ねました。

 実際にAIでCMモデルに作られるとか、動画になるのは当たり前に美形です。アンドロイドとかヒューマノイドもたぶんそうなるでしょう。

 何十年かすると、顔面偏差値はさらに上がって、生きてる人間もロボットもさぞ美形だらけになっていることかと。

 

 

窮地にこそ、人は験される

(神戸新聞)

 阪神・淡路大震災、31年が経過して、全国的なニュースでは扱いも小さくなりましたが、関西人の40歳代以上にとっては、やはり忘れられない日です。

 最近知事の問題とかで騒がしい兵庫県、神戸ですが、バブル期はまさに神戸株式会社と言われ繁栄を極めていました。博覧会やイベントが開かれ、商業施設や住宅が拡充し、関西を超えて日本の中でも最も潤って、ハイカラなセンスのある、繁栄を象徴するような都市に思われていました。

 しかし、日本のバブル崩壊を象徴するような、高速道路の倒壊、それにより、基幹インフラの脆弱さが露呈し、見せかけの繁栄が一気に崩れていくのでした。

 都市計画から見れば、天然の良港で、国際貿易都市としても栄えた神戸ですが、山が海に迫った風光明媚であっても、限られた平地で大都市の人口を支えるのには限界もあったのでしょう。

 神戸市の地下鉄、私鉄のインフラ、その駅周辺を見ても一部を除き、バブル崩壊、震災から完全に立ち直る前に、長い経済の低迷と少子高齢化の人口減少で活気は失われたように見えます。

 日本経済全体が、その後も大きな地震や災害にも見舞われましたが、それ以上にバブル崩壊、リーマンショック、コロナ禍と度重なる経済の打撃からは立ち直ることができません。

 しかし、人間は順風満帆なら良い人生なのかと言うと、決してそうではありません。危機に見舞われたからこその、その人間としての対応力、そして団結や絆、紡いだものがあるのです。

 お金がどんどんお金を生んで儲けること、大金持ちになることをエラい、有難いと感じることは誰しもあります。それでも、そんな日常も生命を落としては儚く消えます。

 確かに最低限生きていくお金は必要でしょうが、それ以上に危機に遭った時、何をして、何が残るか、人生とはそれが験されている道場のようなものかと思えば、少々の危機は勇んで飛び込め、乗り越えられます。

 震災や危機に遭ったことが、良いとか悪いではなく、常に人は何らかの危機に遭い最後には生命を落とします。

 大きな危機に遭った人は、見方を変えれば、より大きなチャレンジの機会を与えられたともとれるのです。

赤字ローカル線再生の難しさ 読書レビュー「ローカル線で行こう!」

 鉄道案内の本ではなく、「ホワイトアウト」等で知られるミステリ作家真保裕一の小説です。

「行こう」シリーズとして、ミステリ要素もあるものの、デパートや遊園地など、ピンチをチャンスに変える元気を産むハートウォーミングな群雄活劇的なお話でした。

 もう15年近く前に書かれた話で、宮城県の赤字第三セクターローカル鉄道のもりはら鉄道を再生するという設定ですが、モデルと思われるくりはら田園鉄道は既に廃線となってしまいましたね。

 新幹線のワゴン販売でずば抜けた売上を誇ったカリスマパーサーから抜擢された女性社長と、県から左遷のように渋々出向させられた若手公務員の副社長が主人公。

 バディを組んだ二人が、役所の壁や鉄道会社の経営の難しさ、古い地方の町の人々のしがらみを乗り越えて奮闘します。

❴以下ネタバレ少し❵そしてミステリ要素として、鉄道を危機に陥れる犯人と動機の謎が物語をラストへと導きます。❴ネタバレ終わり❵

 女性社長は、なかなかイケイケでやる気満々のキャラですが、新幹線も全国の在来線も車内販売が無くなった時代ですから、今なら設定も難しくなります。

 鉄道が専門ではなく、公務員や山岳がジャンルとしては得意な作家さんなので、鉄道の知識は参考文献かららしい感ですが、官僚や自治体とのやり取りは専門家らしいキレ味です。

 自治体と一体になった地元の名産やイベントとのタイアップ、グルメ列車など、どこのローカル鉄道でもやってはいながら、赤字解消とまではいきません。

 地元優先で活性化とはいえ、沿線に飲食や印刷会社はおろか、土木、建設の会社も無くなって行くのがローカル線の難しさです。

 コスト優先か地元優先かというのは現実にはよくあり、一概なは言えない大変難しい課題です。

 モータリゼーションがさらに進んだ中、ローカル鉄道が存続できるかは、今の時代さらに難しくなっています。

 車両、線路、駅や踏切など施設は大変な資産であり、かつ維持も大変です。ただ一概にローカル鉄道をなくすと、観光資源も埋もれ、病院や買い物に行く交通弱者が困るとも言い切れない問題があります。鉄道は定時走行、大量輸送は可能ですが、観光地にも、病院や商業施設、学校へ行くにも目の前まて行くのではありません。まして自宅から駅までも距離があると負担になる高齢者もおられます。

 最終的には、鉄道好きやカリスマ女性社長の魅力だけでは限界があることも、現代の現実とフィクションを比べて見ると歴然としてしまいます。

 女性社長のあざとさ、客寄せパンダ的な要素も、コンプラが厳しくルッキズム批判が強い現代では通用しない面もあります。

 もちろん、やるだけのことを元気いっぱいにやりきる主人公に好感が持て楽しめる物語で、元気を貰える話ではありました。

 ローカル鉄道はそれでもやはり行きたくなります。

 

財政均衡論を今こそ崩そう!

 昨年亡くなった森永卓郎さんの残した魂のこもった財務省への批判の一冊、日本への警鐘。改めて重いですが、わかりやすく書かれてます。

 例えば、森友学園の問題とかマスコミの情報だけだと、安倍晋三元首相と奥さんが近畿財務局の役人がなんやかんやとやらかしてる、いかにも政治と官僚の癒着みたいなイメージしか持ってないのではと思います。

 あれは財務省に対立する安倍総理の経済政策アベノミクスへの、財務省からの、警告的なものであり、忖度なのか嫌がらせなのか、何らかの工作なのは間違いないのです。

 昨年あたり一時期、日本経済の低迷、国民負担の増加は全て財務省が悪いと、財務省解体が叫ばれ実際にデモが行われていました。

 財務省と対立する者、従わない権力者は抹殺されるか、スキャンダルに消されます。安倍さんは上手い距離を置きながら、政策を進めたやはり稀有な大物政治家です。

 昨年亡くなった、森永卓郎氏の著作も一つのきっかけで騒がれました。

 財政均衡論は日本の財政は赤字だから、もう国債を発行せずに、積極的な財政投資はしないで税金を上げて行くという、財務省の考えです。

 公共投資は、大きな経済対策などは、民間企業の大きな設備投資と同じで、その1年だけで収支を計れるものではありません。

 ちょっと簿記をかじってるか、経営やバランスシートなどを見れる人なら、財務省がおかしいのは分かります。

 赤字垂れ流しで、企業でも、設備投資や新規事業は確かに慎重な分析からの決断は必要ですが、逆に何もしないで沈んで行くのは許されません。財務省は、税金を上げれば財政が均衡すると考えますが、企業なら、商品やサービスだけ値上げして、何も将来が見込めないなら、見向きもされません。

 経済産業省もお役所で、財務省に仕切られる面はありますが、まだ専門なので、わかってる役人もいます。しかし、民間企業は10年20年と見据えて事業を計画し、単年や5年短期で見直しています。

 それを本来監視、指導する役所が、単年決算にあまりにも拘り過ぎることが、日本経済を30年止めた一つの大きな要因でおるのは間違いないでしょう。

 財務省を解体というのは、庶民がデモしようと、実際にはないでしょう。

 しかし、日本経済を立ち直らせるのは、積極財政論者です。

 残念ながら、自民党はドンの麻生さん以下、岸田、石破と多くが最初はキレイ事を言っても財政均衡の宗教にハメられています。

 さらに残念なのは民主党時代に財務大臣に入った野田佳彦現立憲民主党代表です。その前の菅直人にしろ、今は野党でも一度財務省に洗脳されると、リベラルや左翼どころか、官僚の言いなりです。

 鳩山由紀夫や小沢一郎もいろいろ言われますが、財務省はじめ官僚、マスコミに総スカンで潰されました。野田、菅直人はそれを見て、コロリと財務省側に寝返りました。

 国民の期待を集めた民主党政権はいつの間にか、自民党よりも官僚よりで、何ら改革の志のない腑抜けた政権になって、凋落しました。

 野田さんの、民主党政権以前のシロアリを退治する!と、比喩して、官僚の天下りを止める、国会議員も身を切る改革をすると叫んだ姿からは、想像できないほど今は堕落されています。

 高市さんは幸い積極財政です。それと並んで野党で積極財政を唱えるのは、国民民主党、参政党、維新の一部と、一番声高なのが、れいわ新選組ぐらいでしょうか。

 逆に言うとこれは異常に少ないメンツで、いかに財務省の浸透がひどいか分かります。

 高市さんには、今後選挙後の体制を組み直し、内閣再編で、積極財政シンパを増やして、安倍さんが無念のうちにできなかった経済対策を進められるか、外交よりもまずそちらです。

 

 

 

再生紙はサステナブルではない

エコじゃないし、高い

 今日もたまたまある役所にトラックから大量の印刷用の再生紙を荷下ろしする光景を見ました。

 私も民間企業辞めて、勤めた市役所や区役所、他にも裁判所やらでも、この同じ再生紙をよく使い、段ボール箱までお馴染みでした。

 一体、日本中の役所や公的機関で、この再生紙にどれだけコストをかけるのでしょうか。

 エコやグリーン、サステナブルとか言いますが、値段だけで言うと、古紙からの再生紙はバージンパルプの白い紙より高いのです。

 日本中の役所で割高な再生紙にこだわって税金をムダに使っています。

 なぜ再生紙が高く、エコでないのかと言うと、異物を取り除き、インクや汚れを洗剤や薬品で洗い、漂白する過程でコストがかかるからです。

 水も薬品も石油も使って環境には良くないのに、バージンパルプから作る紙よりも高いのでは何をしてるかわかりません。某大手製紙会社の社長さんも、この珍現象を嘆かれ、各社が古紙率の偽造で摘発された背景も語られていました。

 エコやグリーン、サステナブルと言う言葉がイメージだけで広がり一人歩きして、国民にも自然にもムダな負荷をかける典型的な例です。

 森林資源の、保護といっても、バージンパルプ使用は木材の有効活用であって、あえて木を切って森をなくしてるわけでもありません。どちらが環境負荷が大きいかは諸説議論もありますが、古紙回収で比較的簡単なのは、包装や台の厚紙や、トイレットペーパーの芯等のようでそれも、それほど使うものでもなく、余ってるようです。

 インクのついた新聞や雑誌、チラシは燃えやすいので、昔たどおり焚き付けに使う感覚で燃やせば、安上がりなのは誰でも分かります。あれをインク分解して、漂白してたらそれは環境に悪いし、お金も手間もかかると、素人でも少し考えたら解ることです。

 サステナブルといっても、紙やお箸の節約で森が守れるのではないのです。森を保つにも林業にしっかりお金を回さないといけないのです。

 そもそもが未だに役所は紙を使い過ぎで、デジタル化が遅れてることです。

 役所の今までの仕事の中でも、今は随分コンビニで住民票や戸籍、税金の証明などはプリントできるようになりました。

 この動きを加速し、幅を広げれば、多くの手続きや申請はオンラインで可能になり、紙や人の手間は減る。こんなことは大手企業は十数年前からやっています。なぜなら、民間企業はリストラがあり、業績をステイクホルダーに厳しく監視され、改革が進むからです。

 公務員が雇用も含め一定数要るのは、百歩譲って良いとしても、印紙代は電子でも税収なので一定額納めるのもそのままで、せめて紙はリストラして欲しいものです。

 もう一つ再生紙のデメリットとして、やはり白い上質紙より目が疲れることです。

 役所の書面、庁内で再生紙を使ってエコアピールしてても、肝心の身体には良くないですし、そんなとこでは節約にもなんない、天下りの条件をちょっと厳しくする方がよほど世のため、国民のためです。

 どこかで、再生紙NOという運動を始めて欲しいものです。

 核はやはり禁じ手にしないと

 漫画のレビューをするのは珍しいのですが、少し広島の原爆を調べていて見つかった本です。後半、熱く長くなってしましました。

 考え方が真っ直ぐで原爆の悲惨さをしっかり伝えたい訴えたい気持ちがよく分かります。

 広電の女性運転手、被爆電車のお話はドラマ化もされ有名です。もう一話、反戦の気持ちを抱えながらも軍医となった広島陸軍病院の医師が焦土の中を奔走するお話。

 この本を読み終えたのはモールのカフェコーナーで、外は寒くても暖かい中でした。平和な日本で珈琲と甘い物を食べ、多少は景気が悪く貧しくとも周りもみんな楽しそうで、赤ん坊を連れた母親もくつろいでいます。

 この人たちは、身体中に火傷を負い真っ黒の遺体になることも、突然高熱と発疹、吐血で亡くなることもない。平和な日本です。

 しかし、広島、長崎の原爆の日から、80年を過ぎたのに、世界から核兵器は消えていないのです。

 いたずらに戦争反対、核保有反対と叫ぶことに与するつもりはありません。

 しかし、戦争が罪なき市民を巻き込み、健やかだったはずの人生を蹂躙するのはやはり悲しいことです。

 戦争は、それぞれに大義はあっても、国の疾病のようなもので研究し、治療せねばならないものでした。80年前に投下された原爆は、その悲惨な実験が終われば永久に国と国との紛争に使わないという選択肢がなぜなかったのかと思わずにいられません。

 戦争という人間の原罪、宿痾は治癒することなく、現代も社会を蝕み市民を危険にさらしています。

 日本人を守るというためには、核保有も選択肢とされています。どこかの国が核兵器で攻撃してくるので、そのためには必要かと言われればあながち間違いではないでしょう。

 丸腰で、何の武器も力もなく、武器がないから攻撃されない、財産や生命を奪われないとは強盗には通用しない理屈です。

 国際法や国連、人道上許されない兵器を禁じる条約も、結局は無力とも言われます。

 では強いものが勝ち、常に正しいのか。あるいは強いものの庇護のもとなら、人道上許されない兵器が使われても良いのか。

 正義とは何で、正義とはどこにあるのでしょうか。

 核兵器を持たないというだけで、核兵器を持つ国の傘に入っている。

 原発に反対しながら、原発の電気を回してもらい、原発の危険は他の地域や国に被ってもらう、お金が回っているならそれでいいかなというのと、やや似ています。

 原子力も発電の場合は上手くコントロールすればアリとも言えますが、兵器としての核はやはり最終的に使われてはいけないのが大前提にならねばです。

 放射能の恐ろしさは、戦後アメリカの免罪のための正当化や原子力政策のため、少しずつ、マイルドに表現されるようになったのではと思います。時代の波、経年でその悲惨さと鋭利さが伝承されないのではと思います。

 冷戦時代は、SFや特撮ものでは、核兵器による人類絶滅の終末が描かれたものが多かったです。ゴジラはじめ東宝や円谷でもそうですが、放射能も核兵器もマイルドな描かれ方になって、CGや科学的裏付けはしっかりしても、終末は多岐な未来の一つのようになり、危機感を伝えるものでなくなってきたように思います。

 独裁的な人間たちのナショナリズム支配では、核兵器の発射ボタンが押される確率は残ります。

 かつて戦争は兵士同士が名乗りを上げて戦っていました。今でも宣戦布告はあり、禁じ手はあります。戦争が中世、近世、近代、現代と進むに連れ、かつては考えられなかった市民、ロジスティクスを攻撃するなどもアリとなりました。

 軍事施設を攻撃するだけではなく、食料倉庫や病院、学校なども攻撃すると、国際法上許されないとは言われます。しかし、逆に偽装した部隊やゲリラが逃げ込んでいる場合もあり、フェアな戦争の判断は難しいです。近代の戦争はたいてい陰謀めいた暗殺や爆破事故などがきっかけで真実はわかりません。

 権力者が、大量破壊兵器を隠し持っていたからとか、あの紛争地域の自国民を救うためと強弁すれば何でもあり、勝ったものが正義です。

 主義や思想や宗教は自由としても、市民を巻き込む人道上許されない方法での戦争とその兵器に関しては、早く禁じ手を全ての国が批准して決めないと、やがて日本民族の危機も来ますし、人類の危機は続くのです。

 あえて左翼系、平和を訴える人にもここで強く考えて欲しいのは、戦争反対、核保有反対、平和憲法、自衛隊派遣反対と、戦争に頬かむりして蓋をしてもいけない。戦争とは何かしっかり見て伝えることです。

 自衛隊が無ければどうする?もっとアメリカに頼るのか?

 結論が出る問題ではないのですが、核兵器使用に至るような戦争は絶対に止めるというポイントだけは、どんな国の人、どんな思想、宗教の人にも刻んで欲しく、伝えて欲しいのがヒロシマの教訓です。

 

 

日本はアメリカの30分の1のままでいいのか

 今年も、日本のプロ野球から三冠王経験の村上選手や、巨人の主砲岡本選手、パ・リーグを代表する好投手今井選手らがメジャーリーグに行きます。

 毎度驚き不思議なのがその年俸の高さです。大谷選手の数十億も別格ですが、日本のトップクラスで1億や2億の年俸だった選手が20億や30億の契約です。

 日本のプロ野球ってWBCでアメリカに勝って世界一、今度も勝つと騒いでいるのでは?もちろんメジャーに行った選手も含めての代表でしょうが、この待遇格差は何で?これじゃ、誰も日本のプロ野球にずっといたいと思うスポーツ選手はよほどの飛行機嫌いしかいなくなりそうじゃないですか。

 なぜこんなにアメリカと日本の野球選手の年俸に格差があるのか。日本プロ野球界は格差を埋める努力をしているのか。

 格差の原因は調べるといろいろ書いてあり、訳知り顔で解説されてるのですが、どうもしっくりきません。

 アメリカは国土が広く人口も多く、経済もデカい?

 でも、人口ってせいぜい3倍、メジャーのチーム数30チーム、日本の2倍強。面積が広いといっても移動に飛行機使うだけで球団のコストがかかるだけです。

 アメリカは本場だから凄く野球人気があるかと言っても人気はアメフト、バスケ、アイスホッケーに分散されてるし、時折見かけるスタンドってドジャースホーム以外はガラガラもよく見かけます。

 調べてみると、一昨年の世界のプロスポーツ最多動員はドジャースですが、2位に阪神タイガースが入り、5位が読売ジャイアンツです。最近はパリーグ含み消化試合も動員が多くどこも盛況です。

 確かに外資系の業績反映の給与体系の企業は日本企業より従業員の所得は多くヘッドハンティングもされ、優秀な学生やキャリアも集まります。しかし、業界としてそれほど個別企業の業績に差がないのにこの年俸の差には呆れ、手をこまねいて放置する方にも情けなくなります。

 何でこんな差が生まれるか、最終的にもこれだけというのはないのですが、大きな一因として、テレビの放映権やグッズの売上のロイヤリティなどをメジャーが一括管理して分配しているからだと書かれてます。

 ケーブルテレビでサブスクの下地があったアメリカだからと言われますが、それが主因ならもうちょっと頑張ったら日本もだいぶ落ち着くんじゃないかと思うのですが、情けないけれどやる気がないようです。

 地元テレビ局との関係にこだわる球団が一括に反対しているのもあるようですが、そういう人たちはこのままの日米格差で良いのでしゃうか。

 参加選手や代表資格で何かと物議を醸すWBCですが、これも120億だとか放映権料をぼったくられます。全てメジャーリーグの収入でメジャーリーグの宣伝をして、日本プロ野球には分配はありません。日本企業は協賛してチケットを広告の景品にする程度、どちらにせよバカ高いチケットと放映権料は最終的に日本人の負担でなりたちます。

 通常シーズンのメジャーリーグの放映権もオオタニさまさまで、どんどん跳ね上がってます。150億とも200億とも言われます。NHKの受信料収入が5900億ですから、割引してもらっても、かなりの比率です。

 日本ではサブスクの意識が高齢者を中心に低く、NHKの受信料を納税義務のように支払い、ただで放送を見るのが当たり前と思っています。

 WBCもメジャーリーグや、サッカーワールドカップも配信会社が独占と言うと大騒ぎで反対し、NHKが放送してくれるとホっとする人がいますが、野球やサッカーが好きでない人もいます。スクランブルをかけ有料契約にしても良いはずです。

 野球の実質の世界選手権とはとても言い難い参加選手の編成で、世界一のタイトルさえ取ればいいと騒ぐエキジビション大会に大金などかけることは要らないです。

 ナショナリズムをかき立てられますが、アメリカが本気になったら勝てないのも内心わかっている心理がまた不思議です。メンバーが揃わないとか連係プレーの練習もままならないぐらいの選抜チームだから勝てるという考えは、本当のフェアな意味での強さとか世界一なのか、良く分かりません。

 メンバーさえ本気で揃えれば、勝てるなんて囁かれる大会が面白いのかと言うと疑問です。

 メジャーリーグは商売上手で、放送権料や看板広告も日本からぼったくって儲けてる訳で、それが国益も国力も削いでいるのです。

 別に毎日メジャーリーグ見たい人は個別に契約してもらってけっこうです。ニュースや災害情報だけは無料、ドラマだけ、歌合戦だけならそれぞれ契約でいいと思うのです。

 少なくとも、この30倍という年俸の差を日本人は屈辱だと思い、思考停止から脱却して、差を縮める努力はしないと、軍事でも経済でもアメリカになめられっぱなしです。

 

 

 

人生100年と言いながら高齢者冷遇の世?

 人生100年時代とは言われるものの、高齢者を取り巻く環境、さまざまな法律や制度、言葉の端々にしっくりしないものを感じます。むしろ、「老人など要らない」と燻したい印象もあります。

 平均寿命やら健康寿命やと言われるものは伸びて、100歳まで生きておられる方も自治体にはたくさんおられます。

 人生50年と言われていた時代もあり、私たちの子供の頃は定年が50歳から55歳になったとかでした。30代は今なら若手ですが、中年と言われベテランの域でした。今と比べると10歳から20歳ぐらい間違いなく落ち着いいて、ぶっちゃけ老けていました。現代はここ50年ぐらいの間にそれぞれ老いが遅く、寿命も活動時期も伸びています。

 そんな社会でも50歳過ぎあたりから、会社では風当たりが強くなり、シニアは役職定年、再雇用制度などに充てられます。企業で60歳、65歳を超えると働けてもせいぜい定年延長、新規で雇うところはないでしょう。とりあえず70歳までの雇用を政府は努力目標にしましたが、いかにも役所の考える上っ面の施策です。かえって高齢者の雇用の弾力を弱めてしまいます。

 人生100年だとあと何十年かは年金と貯金で食つなげということでしょうか。

 雇用保険は高齢者雇用制度、健康保険は後期高齢者制度など、やや差別的な名前の割にはそれほど恩恵はありません。後期高齢者が75歳というと100歳まで25年あり、前期よりも延々と長い期間です。

 こう書く高齢者側のひがみと言われるかもしれません。世代間の誤解は多く不毛な対立を生んでいます。「シニアにも割引や特典があり、年金を貰って逃げ切れているじゃないか」と若い人は思っています。

 一つには人口ピラミッドの歪さがあり、若者がたくさんの高齢者を支えて医療費等を負担しなければとの植え付けられたイメージがあるのでしょう。

 賦課方式の年金だと、賃金や物価の上昇に合わせるので、支払った年金保険料よりは長生きすれば貰える年金給付金は増えます。若者にすれば、「今の年寄りはそんなに払ってないのに沢山貰えて逃げ切れた。俺達が年取ってら年金がどうなるかわからないのに」という苛立ちがあるのでしょう。

 実際には今も年金だけの高齢者の生活はそんなに楽ではありません。

 高度経済成長期に入ったばかりでそれなりの標準報酬で厚生年金にずっと入り続けた人は、世代としてはそんなに多くないです。しかもそろそろ人数が減り、お金を使い遊ぶ世代ではありません。

 団塊の世代から今年金を貰い始めた人はだんだん年金支給率も現役の所得代替率も厳しくなりました。潤沢に年金がある人は社会保険料の負担が大きくなり、若者が思うほど楽ではありません。

 長年生きて働いてきても年金が少なく、ハードワークを強いられている高齢者を街中で見かけることが多いのも、決して世代が楽ではない証明か仮説にはなります。

 そう、小ぎれいな軽作業などでは高齢者ではほぼ仕事がないのです。憲法の平等でいうなら高齢者ももう少し楽な仕事があってもよく、70歳で厚生年金の資格が無くなるのも変な話です。低年金がわかっているのなら、せめて厚生年金に入らせてあげたら、身体が悪くなりどうしても働けなくなった場合に年金が増えていれば生活保護費も削減できるのにと思います。

 何だかんだと、戦争という大きな境目もなく、いろいろな豊かや発展を見てきた程度で、戦争を知らない高齢者と今の若者の価値観はそんなに違いません。植え付けられたイメージで世代間の対立が煽られているだけの気がします。

 どんなに少子化といっても国や制度は無くなりません。やがて今の若者も高齢者になるのです。100歳までどう生きればみんなが楽しく幸せになるか、そんな社会を考えないといけないのです。何歳からがこうだという名前や制度のレッテルは極力なくすべきです。

 

親分肌の弊害

 一昨日も書いた件で、少し長くなって書きたりなかったエピソードなどがありました。

 合併すると、よく旧◯◯派とかできます。合併しなくても、そこそこ大きな会社だとやはり派閥みたいなのがあって、誰々のグループにいて、親分のイエスマンになれば、少々トラブルを起こしても揉み消してくれるとかありました。

 信じられない方もいますが、私の化粧品会社だと、ザラにありました。どうしても女性の多い会社で、仕事はできるけど、女癖の悪い人も多くて、今なら人権、コンプラ問題のひどい話も多いです。

 親分が揉み消すのは、ほとんど金か女のトラブルで、豪傑も多く、真面目に働いてトラブル無い人よりも、むしろそういう奴のが出世して、処分されてもまた浮かび上がるのには、呆れるケースもありました。

 西日本を統括してる人が私の仲人でしたが、各県の支店長は自分がトラブルを揉み消した経験があると話してました。

 社長になった方も、名古屋時代に私の上司でしたが、パワハラやセクハラありありでしたが、見事に当時のチームを本社の側近に持っていきました。

 親分に取り立てられ、ミスも揉み消してもらったメンツで固めれば、ある程度結束は凄く強いですが、いかんせん不正には弱くなってしまいました。

 これは潰れそうになった民間企業の昔の話ですが、最近でも聞きますし、役所でもあるようです。

 国家や国家間はどうなんでしょう。人間がやってるのでは、やはり似たりよったりです。市会議員さんや、国会議員さんのお話でも、やはり政治もよく似たもんです。

 年明けにまた大きな戦争のニュースが入りましたが、世界の警察や親分となる国、それに従う同盟国はどういう感じなんでしょうか。

 戦争とまでなると、生命がかかりますから、親分が正しいかどうかはしっかり見極めないととんでもないことになりそうです。

http://seizafpkotodama.com/2026/01/05/%e6%8f%90%e6%a1%88%e3%82%84%e6%84%8f%e8%a6%8b%e3%81%af%e4%ba%ba%e7%89%a9%e3%81%a7%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%82%82%e3%81%ae%e3%81%a7%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%84/