
大手外資系保険会社プルデンシャル生命保険の100名ほどの社員らが顧客から不正に金銭を授受したとして大きな問題となっています。
直接ここの商品を買ってはいませんし、詳細はわかりませんし、一概にこの会社だけが不当に儲けている訳ではないとは思います。生命保険会社にまつわる件に関して考察してみたいと思います。
生命保険会社をめぐっては、第一生命にしろニッセイ、かんぽ生命にしろ顧客とのトラブルや不正な金銭取得はありました。個人情報の不適切な扱いも出ています。
顧客の不安や資産を増やしたい気持ちを利用し、保険や資産運用を巡り大金が動く場合が今までもありました。弁護士だとか会計士、ファイナンシャルプランナーなど本来信頼を得て、資産などいろんな相談を任された人が、欲にくらんで私腹を肥やす一線を越えたという感じでしょうか。
プルデンシャル生命も随分羽振りが良かったとは噂では聞きますが、日本生命のいわゆる生保レディがかつてバブル期には、高級マンションを買ったとか、豪邸を買ったとかの話もありました。
最近生保レディという名称はそろそろ変えようと言われた矢先らしいです。外資系や通販系は、ニッセイなど国内大手は、テレビ宣伝や生保レディの人件費に巨額をかけているから、自分たちの方が保険料が安く配当や保険金に多く回せるというのが常套句でした。
業界として営業社員にも歩合として随分回せるのが保険会社の構造というわけです。
生産したモノを売る商売だと、お客様からお金をいただいて必要なモノを買ってもらうので、車とか時計や宝石とか高級品は一部あっても金額には限度があります。
しかし、保険商品の資産運用の場合は消費財ではないので、お金をつかうのではなく、増やすつもりで財産を預けるので、不正があればスケールも大きくなります。
ニッセイも企業資産は大きく、メガバンクらが不振な中、日本のビック5に入る企業規模です。
どうして生命保険会社がこんなに儲かるのかというと、結局集めたお金を信用創造で増やし、有利な投資をしてさらに増やしているからです。
保険の仕組みは大数の法則で綿密な統計をとって病気などの保険対象リスクの数値を出していて、それに見合う保険料と、給付金でバランスをとっています。年によってバラツキはあっても元の保険会社が大損するようなことはありません。
病気になって給付を貰えて助かったと焼け太りのように喜ぶ人がたまにいます。保険会社の広告のサクラのような話をする人もいますが、多くの健康で保険金を一銭も貰わなかった人に支えられているのです。この保険に入ってて良かったなんて話を聞いても、私はその分入った人でも保険金が貰えない人になる確率が高いので入る気にはなりません。
元が返ってくる貯蓄型もありますが、それなら自分で運用していた方が良いです。
保険ですから、儲からない確率、トータルで全員が保険会社の利益分は損をするのです。安心感はあっても元が取れない可能性の方が高いのです。
手取りの問題で健康保険料が高いと言いますが、国や組合が一部負担している構造の強制保険です。
民間企業の保険は公費負担はないので保険料から保険金銭支払いと生命保険会社の宣伝経費、人件費など企業の利益が充てられます。
高額療養費制度、公的な障害や遺族年金制度もある中、それに重ねて医療保険や生命保険にあえて入らされるのは、やはり保険会社の宣伝上手さでしょうか。
ある程度長い期間、大金を預けるので、積立運用、債権投資などを個人でやって、いざとなれば取り崩したら、保険会社の儲ける分を少しでも自分で稼げるのではと思うのが私のリクツです。
「素人の投資は怖い、病気は怖い、銀行に貯金していても増えない。生保会社は何かと相談に乗ってくれて、良い商材がある」というのが、生保業界がこれほど大きくなった背景でしょう。
私の勤めていた某市役所も、大手の生保レディが張り付き、毎週のようになんやかんやと休憩や帰宅のタイミングで、アンケートやらで営業しようと絡んでくる昔ながらの人海戦術で来ます。私も昔営業してましたから邪険にはせず話は聞きます。
良い商品もあるし、それなりにライフプランの相談もしてくれる知識はあります。
大手生保にも外資生保にもそれなりに商品はありますが、別に入らない方がトータルのお金は貯まる確率が高いです。
あえて活用できるのが相談のケースかもしれません。
相続のケースで、保険を利用されるようですが、それで上手く分割できる資産の場合です。
私は葬式代ぐらいをしっかり残せばいいぐらいで、子供も独立していたら美田をたくさん残す必要もないと思います。
保険料を払ったつもり貯金か堅い投信に入れておけば遺ると思います。
生保会社はあくまで代理の投資屋、今回のような悪いヤツは競馬のノミヤのようなものです。自分で投資できれば中間マージン無しで資産が増える可能性のが高いです。
