
市原猛志さんの「産業遺産巡礼」という本のレビューです。
お城や鉄道の印巡りや日本遺産の訪問も画策していますが、その他にも日本中に多くの知られざる名所が多いことに気づかされました。
この本は各地を旅した紀行のような形式で200以上の産業遺産をその地の旅ごとに記されています。やや気まぐれな旅からのピックアップで厳密な基準で選ばれた感じではありません。
日本遺産と被るものは少しで、比較的わかりやすいものから、御当地でもマイナーだと思われるものもあります。
どこの街にも、近代から街を支えた産業があり、今も活躍するものも、時代の変遷で役目を果たしたものの姿も見られます。
観光地に近いけれど、それほど人が多いわけでも無さそうな穴場が多そうで旅のガイドと合わせてチェックしたい本です。丁寧な文章で、特に近世、近代史や建築に興味ある方は特に楽しめそうです。
有名寺社仏閣や庭園などの名勝も歴史ではあってもあまりにも観光客向けな、それなりの値段と観光地としての擦れたビジネスライクな面があるのですが、比較的無骨な遺跡が多いのも私は好きです。
