一期一会の意味

 こんなことなら、もう少しアイツと喋ったりしたのに、、、

 一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来する日本のことわざ・四字熟語です。
 私は歓送迎会などの挨拶で、好んでこの言葉を使います。大勢の飲み会、数人の飲み会でも、そのメンバーその人とまた同じよう集まれて会話ができるかというと、なかなかそんな保証はないものです。実際の6人以上のメンバーを、同じように集めるだけでも難しいものだと話しました。
 茶会に臨む際には、その機会は二度と繰り返されることのない、一生に一度の出会いであるということを心得て、亭主・客ともに互いに誠意を尽くす心構えを意味するです。茶会に限らず、広く「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」という含意で用いられ、さらに「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と言う言葉通りです。


 還暦を過ぎたら、人生の師や先輩の訃報にも接することも増えます。
 そして、さらに悲しいことに同じ学び舎で過ごした友、職場で切磋琢磨した同年代の悲報も耳に入ります。いくら平均寿命が延びても60も過ぎればいつ亡くなっても当たり前と思っていても、自分と自分の周りだけは違うとバイアスがかかっているものです。

 一生に一度だけの機会「一期一会」という言葉の持つ意味も、自分が年齢を重ねるにつれさらに深いモノに変わってきた気がします。

 千利休の言葉かともされますが、献杯はお酒で。

湖西今昔 50年以上前の鉄道を追う

 滋賀県の湖西地方は京阪神から近く、湖西線が走っていますが山と湖に挟まれそれほど広い土地がありません。
 湖西線の前身には江若鉄道という単線非電化のローカル鉄道が走っていました。1921年開業ですから大正時代から昭和の戦後まで長閑に走っていたのです。1969年に廃止され、多くの路盤が国鉄末期の湖西線に引き継がれていて顕著な廃線跡は少なく、浜大津近辺の遊歩道ぐらいです。
 当時の最新鋭技術を使った全線踏切の無い高架、複線電化でハイスペックな路線をサンダーバードなどの特急が走る湖西線は、短絡のためトンネルを設け一部は江若の廃線跡とは離れているところもあります。
 湖西北部で風光明媚な近江の厳島と言われる白髭神社あたりも、山が湖に迫り湖西線はトンネルで通過し、最寄り駅もなく、湖西線ではこの光景は見られません。
 クルマでの観光で短時間通過する人も多いようですが、琵琶湖の東側の近江八幡、彦根、長浜などの主要な観光地に比べると、規模も小さく鄙びた感じです。
 短絡新線の湖西線もかつては寝台特急日本海、トワイライトエクスプレス、雷鳥、白鳥といった名物特急が走り、今も高頻度でサンダーバードが駈けますが、特急以外は新快速が走るとはいえローカル線でとくに堅田以北は1時間に1本のダイヤで70年代開業の面影を残す古い駅施設です。
 湖西は湖東ほどは発展せず北陸新幹線が延伸すれば、並行在来線扱いで特急はなくなり、3セクのローカル鉄道へ戻るかもしれません。
 何だか、人生を見るような鉄道の発展、成長、栄枯盛衰があります。

守秘義務スレスレで話します 役所の個人情報管理

 ある程度良識ある方は、公務員の仕事は、一見安定はしているけども堅苦く、何か問題が起こると非難の矢面に立たされる辛い面もある忍耐だとご理解いただいているのではと思います。
 もちろん、官僚の上の方へ行くと、俸給も高く、かといって政治家の顔色を窺って結構楽しでいるとも思われがちです。
 少なくとも、一般の国民にとって、ネットで呟けても、身近に文句を言える相手は、近くの役所や公的機関の窓口や電話に直接出た人です。
 そんな人に岸田総理や、デジタル大臣、官僚や市長クラスへの文句を言っても始まらないのはわかるのですが、世の中ボヤキたくなるこのは多いのでしょう。だから忍耐のいる仕事です。これは正職員も有期雇用の非正規も変わらないのがまた辛いところです。
 民間企業を定年退職して、何の因果か公的機関のお仕事をしています。その中で守秘義務があって、退職しても軽々には言えないこともありますが、違反にならない程度に、今騒がれているマイナンバーカードに関連した部分で、個人情報の取り扱いってどうなっているのかを書きます。もちろん、全ての役所の現場を知る由もないので、自分の経験や伝聞から、誰でも想像、推理できる程度のものです。

 前置きが長くなりましたが、結論をひとつ、
「役所、公的機関はマイナンバーカードやそれから導かれる個人情報をとても大切にしています」
 それは窮屈で、面倒くさく、時には残業になったり、細かなミスを糾弾したり、煩雑な申請を書き、承認や管理のハード、ソフトの仕組みがあります。
 もちろん、マイナンバーカードの連携による電子申請なども急速にできたものもあり、現場の省庁、役所にもよりさまざまな温度差や格差はあります。
 もちろん、映画やドラマに出てくるような超絶スキルのハッカーが侵入しないとも限れませんが、パソコンそのものからUSBメモリでデータが簡単に抜かれるようなことはできません。未だにテレビでは、USBメモリに大事なデータを移すシーンが描かれていますが、私が最後にいた会社もそうでしたが、その後の公的機関もパソコンそのものが基本USBメモリは使えません。挿し込むだけでウイルス感染するかもしれませんから、そんな甘い体制のところはもうよほど田舎の役場でもあまりないでしょう。個人情報管理の研修はどこもやらされています。そういう点は、過剰なほど手間をかけているので安心と断言できます。

「マイナンバーカードで、家族構成や所得の情報だってとれるのに、何で未だに公的な手続きにはいろんな書類が必要なの?」
 相続や、年金受給の手続き、扶養の手続き、マイナンバーカードで、一本化されたのに、戸籍であるとか、いろいろ添付書類を求められるのはなぜなのでしょう。役所の人は調べたら何でもわかるなら、いちいち細かいことを求めないで欲しいとも言われます。
 一部は過渡期だからかもしれません。しかし、この必要書類がいまだにいるというのは、法律で決まっているものと、先に述べたマイナンバーカードのセキュリティの強さ、個人情報の管理の裏返しなのです。
 マイナンバーカードを記入して、申請しただけで、その書類を受け取った職員が役所のパソコンを叩けばその人のあらゆる個人情報を見れるわけではないのです。
 例えば悪質な所得隠しや、財産隠しがあって、国税とかで調べるとしたら、マイナンバーから、上司を通して関係部署、いろんな手続きを踏んで閲覧許可や記録もとり、限られた時間と用途で、一切別の目的を外して許可が下ります。こういうことは、少し考えれば想像がつきます。
 ですから、マイナンバーカードを渡しても、ストーカー的な変な職員がいても、記入情報以上のことは調べられないし、落したとしてもそこから何かを引き出すことは難しいのです。
 そして添付書類が必要なのは、それが入手できることで本人である信頼度が高まり、手続き業務が早くなるのです。これも過渡期のものもあるかもしれませんが、仮に添付書類なしから、所得や雇用や家族状況にたどり着こうとすれば、1枚の申請書から申請が回るまでに担当者は大変なセキュリティを外す時間を強いられます。
 あとは添付による申請が、条件と決められているものです。年金の免除であれば、添付必要と「失業の証明」「所得激減を申告する申立書」と書かれてれていたら、「俺が失業したのは、あんたら調べたらすぐわかるやろ」「ウチの店が売れていないのは調べれば分かるはず」といっても決められたことだから、それには書類が要るのです。書類さえ添付されていればルーティンで早く流れることです。
 マイナンバーを書けば、名前も住所も要らないじゃないかと言われても。申請の名前の欄には本人の名前がないと申請書にはなりません。保険診療を受けるのには、保険証の提出が必要で、それがマイナンバーカードでできるようになったわけであり、マイナンバーの数字と、顔写真の入った運転免許証を持ってきて、「本人だと分かって、番号もわかるから、どうせ機械に番号を入れて診察させろ」と言われても、それは従来通りで保険証がないのと同じで不可能なのは、わかると思います。
 多くの添付書類も今の段階では、決め事と、マイナンバーカードからのセキュリティのためと迅速な処理のため必要なのです。
 そのために、役所の人は結構苦労して、煩雑で間違いなく面倒な仕事をしています。

天使が舞い降りる25の法則

「天使が舞い降りる25の法則」
タカラヅカの楽屋に貼られている「ブスの条件25」の戒めを、自分なりに新解釈してみました。
逆説的に美男美女?で仕事をして、ひとが集まり楽しくできるかにはどういう条件が必要かです。
.笑顔がいい挨拶ができる
苦虫を噛んでるみたいで挨拶もできない人に誰も仕事を一緒にしたいとは思いませんね。
2.お礼を言える
3.美味しいと言える
4.精気がある
5.自信がある
6.愚痴をこぼさない
愚痴らず人の倍働く。時間が倍にならなければ倍工夫する、考える考え抜く誰かに聞いたり本を読んだり最低でも人の倍努力してみる
人と同じだけのことをしていても、つまらない仕事でしかない。人の倍やると、つまらない仕事がつまらなくなくなる。
非凡な人は普通の人の、最低でも3倍働いている。面白くないこと辛いことも経験であり、コヤシとなって人を大きくする。
経験していくことは決して無駄ではない。毎日がつまらないなら、それは君自身がいつまでもつまらないからだ。
つまらない毎日から脱却するのは、自分自身を面白くするしかない。
7.希望と信念がある
8.悪いときも周囲のせいにしない
「仕事が面白くないのは〇〇がバカだからだ。会議ばかりやってる。幹部はちっとも現場をわかっていない。こんな仕事やっていても意味ない」
今が楽しくないのは〇〇が悪いからだ(自分は悪くない)と思うことこそが、諸悪の根源である。自分の好きなことだけしないこと。
みんな「自分のすきなことで、自由にやれて、楽で、給料もよくて、楽しい仕事がしたい」と本当は思っている。でもそんな仕事は絶対にどこにもない。
なのでせめて自分の好きなことをしようとする。それもかまわないが、自分の好きなこと『だけ』をしていると、
結局はそれしかできないことになる。どこにもつながらないし、誰も相手にしないし、何も広がらない。
9.自分をよく知っている
10. 声が大きく元気
11.なんでもないことに傷つかない
12.他人に嫉妬しない
同期や同僚、同じ程度か自分以下の仕事しかできない人が評価されたり先に出世する不公平や不合理はどこにでもある。
自分の能力以上に評価され、昇進することほど、ある意味不幸なことはない。
高いレベルの学習・経験をつもうが、誰も褒めてもくれなくなり、自分を律して成長していくエンジンをうしないかねない。
嫉妬も不平も言わず、ひたすら自分に与えられた職務とそれ以外も、職階以上の仕事をしていく姿が、実は最高にカッコイイ。
13. 目が輝いている
14.いつも口角が上り気味
への字の口の両側を上げ、笑顔になるだけで、毎日すこしずつ面白くなる。
15.責任転嫁しない
16.共感したり感動したりする
17.楽観的に物事を考える
人間は何にでもなれる
必ずなると決意すれば、天使が舞い降り、不思議な力を発揮して、成りたいものに必ずなれる。
周囲を苦しめず 周囲を喜ばす 一歩一歩なりたいものになる努力をする。
天使の心に周囲の天使の心が集まり、なりたいものになるのを手伝ってくれ、幸運の出会いが始まり成りたいものに必ずなれる。
自分の中の天使の力を信じて、決意した理想は必ず叶えられる。
18. 問題意識を持っている
19. 他人に尽くす
自分の身の回り 机の周り クルマ 家 会社 せめてキレイに整理整頓。
他人とのネットワークはやがて自分が助かるときがある。
20.他人を信じる
21.人生においても仕事においても意欲がある
22.傲慢でなく謙虚である
23. 他人のアドバイスや忠告を受け入れる
24. 本当に正しいことは何か常に追い求める
いろんな情報があふれる時代。すぐに結論に飛びついて行動を起こしたくなる。
でも常にこれが正しいことなのかは、始める前に、最悪やり始めてからでもよく考える。
ときに集団も間違った意思決定をしてしまう。
昔は誰もが正義のヒーロー&ヒロインだった。いつからか悪の手下と手を結んでいるような自分がいないか!
25. 存在自体が周囲を明るくする
2017年秋イベントで一緒にお仕事したヘア&メイクアーティストの方
本当に明るく、積極的で仕事が好きで勉強が好きで、毎日が楽しくて輝いてるような人でした。
オフがほとんどないほど、仕事をかけもって、でも収入や保障は大会社のようにはいかない。
それでもあの人にまた会いた、話を聞きたい、指導を受けたい。
大会社で高給とってても、笑顔一つなく、ろくにゴミの片づけもできない人が残念ながら多かったです。
(美を売る会社、掃除道具売る会社だったんですが)
仕事って本来、苦しみ苦行であってはいけない。ましてそれが顔にでるようでは周りが迷惑な話です。
輝いていてまた会いたいなって魅力的な人に天使は舞い降りてきます。

減税は良いが事務方は大変

「最悪なのは給与明細に減税額を記すのを義務づけたこと、会計ソフトが追いついてないから場合によっては手書きですよ」と顔をしかめる事務員や総務経理の方も多いようです。
 国会議員は基本的に「選挙バカ」というか、会社でいうと、「営業一筋」とか「技術系専門」みたいな感じで、事務方の本質的苦労が分からないし、経営全体とか組織運営全体を俯瞰しないのです。「給与明細に減税を反映させればアピールになり、ありがたがられる」という目先の自己顕示欲だけで、どれだけ周りに実害があるか、経費すら厖大にかかるかを想像できないのです。 

 減税は本来昨年12月にやるべきでした。会計年度内に処理しないと意味が薄れますし、何より物価高で困っていたのですから即時性が求められ効果もありました。完全なミスです。「去年の10月に検討してたので、12月にやるのが普通 
 その上、給与明細に減税額の記載が義務づけられ、記載しないとペナルティさえ口にする閣僚もいる。岸田首相は「減税の恩恵を国民に実感してもらうことが重要」と説明。世間から“増税メガネ”と揶揄されたことを払しょくするためのアピール政策、単なる選挙対策との批判も上がっている。
 自治体も住民税の対象者の抽出、計算、減税反映には相当な手間がかかります。一般の給与明細でも大変なのに、給与天引きのサラリーマン以外は3万円給付、住民税だけの人も1万円の減税とそれにかかるコストはいったどんなものになるのか、こういうことが想像できないから今の政治家はダメなのです。サプライズは全て仕込み切れる段取りの良い人ならカッコいいですが、あちこちの意見で右往左往して決めきれないで遅れただけでは、迷惑蒙るのは貧乏な自治体です。
 政治資金規正法改正の10万か5万かゼロかとかいうのも、なんか根拠も何もない政党の意地の張り合いで不毛です。会計や財務、経営の経験がないので財務官僚に政治家は馬鹿にされるのでしょう。

さすがに不満も出る!税と社会保障に半分消える収入 

 給湯器が半導体の不足とかで今のうちに買い替えておくと、いざ壊れてからだと時間もかかり値上げもされるだろうということで、気候の良いうちに済ませました。50万の出費です。
しかし、生活系の家電や装置も高くなり、工事や出張にさらに人件費が高騰しているのが過去とは比べられないほど家計を圧迫します。

 実質賃金下降、介護保険料上がりの報道で、物価の上昇に賃金や年金がまったく追い付かない。
 定額減税と言いながら、介護保険料が過去最高に上がり、復興特別税も防衛財源として14年延長据え置きと報道がありました。
 円安での輸入の食材などの品目も多く、その他の公共料金も上がります。もちろん減税があったとは言え、税と社会保険料はこの先どこまで上がるのかとなると複雑で即答できる人は少ないでしょう。
 減税などで印象操作してばらまいても、また税や保険料を上げるのでは何をしているのか分かりません。
 6月からの減税反映だけでも、企業の給与担当者は結構大変な作業だそうです。税率を下げるわけではなく、あくまで一時定額を返すのです。
 復興特別税などは、期間が終わっても、防衛費に切り替わるようで、これはいかにも詐欺っぽいごまかしや目くらましの感じです。どうせ今まで引かれていたから、そのままでもいいだろう気付かないだろうです。
 健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険などは予定を明かしながら上げています。
 それをよく知る人は、健康保険などは上がるだろうけど、そのうち復興特別税は終わるからその分回せるだろうと思っていたかもしれません。
 それらをみんな足せば、求人条件で給料27万となっていたのに、振り込みを見たら20万しかない上、その後まだ払うNHKの受信料、固定資産税か家賃、自動車税などがあります、個人的に教育ローンや住宅ローン、自分や家族が病気でもしていたら毎月は赤字などということになるのです。支払いの中には8~10%の消費税が入っているから、いったい元締めの国はどれだけの取り分なのでしょう。政治資金で無税という国会議員に風当りが強いのも当たり前です。
 ボーナスがあればちょっと息をつけるけどですが、非正規や業績不振で少ないと地獄です。そもそも毎月赤字に近い上、個人のローンなどは別にして、強制的な税金や公共料金があまりにも比率が高いのです。
 税として一本にして、政府が行政ごとに振り分けれな徴収コストが下がり負担割合が明確になり良いのですがすぐに財源論などになります。元々税や保険料を目的別にして省庁の縦割りで固定するから国側からも全体が俯瞰して見えず負担が限度以上に膨らんだのです。上に立つ者が、状況を悟り、英断して割り振らないと止まりません。自分が部門の長なら誰だって、予算や人員を削られるのは反対します。それをまとめて憎まれても決断するのがトップです。
 トップが英断して大リストラでV字回復した企業は沢山あります。日本の官僚や役人が無能ではないのです。上に立つ人がここを振り分ければ良いだけです。それをやらずにもう少し取りやすいところから取る、ごまかしで分かりにくくしても払う負担は増え、みんな気付くわけです。「あれ、いくら何でもお金が少ないな」が今の世論です。
 子育てにも要る、復興にも要る、道路や橋、水道管も直す、防衛費も要る、一つずつは間違いないのです。でも全部を国民の所得を半分以上切り崩すのは禁じ手です。人が疲弊し国が衰えますから無理なのです。
 そこを首相や総理官邸がAIでも何でも使っていいですから、頭使って根本から変えること、できる範囲での最高の分配を考える、それだけなのです。
 パーティ券のキックバックや、政治献金、政党助成金なんぞ、どうでもいいので真面目にやればできるのです。

書評:水生大海「社労士のヒナコ」シリーズ

 資格を取ったから高給で楽な仕事というのは無いのではと思います。
 〇〇士というのも典型で、「弁護士」「公認会計士」「税理士」なども試験が難関な割にはなってからも勉強、努力は欠かせないのです。楽な部分がAIやネットでできるため、人間がやるのはややこしいとか危険、泥臭い案件の割合が増えます。
 そんな難易度の高い資格の一つ「社労士」のお話。
 【お仕事+日常ミステリ】という感じで、社会保険労務士の女性が主人公の短編シリーズで3作上梓されてます。謎解きはそれほどメインではないですが、いくつか【犯人は誰か】【本当の動機は何か】【悪意があったかなかった】など、ミステリ作家らしいパズル要素はあります。
 労働や雇用、年金などの仕事をする「社労士」という職業についてわかりやすく書かれたシリーズです。著者がどこまで、社労士の現場に詳しいのか実際にはわかりませんが、1作目は説明向けの事件も多かったです。また3作目はコロナ時期に入り、あの時代の休業、解雇、給付申請や、テレワークの問題もでます。非正規雇用やら育児休業、パートの社会保険の壁など、今問題になっている内容が盛りだくさんです。
 様々なエピソードを通じて、雇用主からの依頼に応じているだけでなく、時には従業員を守る立場にもなり、悩みながら成長する主人公の社労士を描いています。
 まあ、居酒屋チエーンとか、書店など、中小の取引相手が多いので、大企業人とか経営者で安穏な人に身近とはいかないのが難しいところです。
 3作目ではもう社会人7年目ぐらいになっています。
 コロナの時代をリアルタイムで描くと漫然と年齢を重ねず同じ時代を繰り返す「サザエさん」や「名探偵コナン」の方式は使えません。主人公が確実に年齢を重ねるので、シリーズキャラの探偵設定と時代をリアルに描くのは意外と難しいものです。
 個人的には「年金事務」や労働局にもいましたので、分かる内容が多く面白いですが、一般の方は楽しめるのかどうでしょうか。社会保険の仕組みなど、知らないことになるほどとなるか、「わかりにく、興味がないのでつまらない」になるのかは微妙です、軽いタッチなので読みやすいとは思います。
 コロナの時代をミステリとしては描くかどうか確かに微妙なところです。年を取らない探偵なら描かない時代かもしれません。

勝ち組負け組とは

『【勝ち組・負け組】という言葉がある。私はこの言葉が大嫌いだ。だが私が銀行からここに赴任したときによく耳にした。銀行は「勝ち組」、俺たち子会社の社員は、プロパーの社員は「負け組」だってな。それを聞いてもちろん反発する者もいたが、大半は「自分はそうだ」と認めてた。
 だが今はどうだ。君たちは大銀行が総力を挙げても成しえなかったことを成し遂げた。「負け組」だと思っていた君たちがだ。大企業にいるからいい仕事ができるわけじゃない。
 どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って日々奮闘し、達成感を得ている人のことを、本当の「勝ち組」というんじゃないかと俺は思う」

 2020年に第二弾も好評だったドラマ半沢直樹で堺雅人さんが『倍返し』とともにスカッとするような名言で悪を諭してねじ伏せ、同僚や部下には生き方や働き甲斐を説きました。日曜のドラマなので明日から少し頑張ろうとドラマで元気を得た人も多かったのではないと思います。
 この【勝ち組・負け組】の話は、証券会社に出向させらた半沢が、見事親会社にもやり返し親会社復帰となり、別れの時に訓話する内容です。
 実際の世の中では、格差は広がり硬直したままで、なかなか【倍返し】も【お言葉を返すようですが】もドラマのようには行きません。子会社や非正規雇用はそのまま【負け組】のままでしょうか。
 私も企業に就職し、さんざん格差を味わい、早くに出世、上昇していった同期や後輩から見れば【負け組】にみられていたかもしれません。同級生や同僚、友達があげる近況のインスタやSNSの画像にも、とんでもないセレブの旅行や、ファッション、グルメなど【勝ち組】を誇って見せつけられるといいなあと思う時もあります。
 一般には他人が羨ましく、現状の理不尽にいら立つことが多い。だからこそ、冒頭の半沢直樹の言葉が響き、花咲舞も含め池井戸潤氏の原作ドラマがウケるのでしょう。

 実際に、仕事達成感ややりがい、快感というのは、現在の立場とか、報酬、お金とかだけでもないとは思います。
 今、私の職場周りにも司法試験合格者、法曹界の方はゴロゴロいますし、医者や教授になった人も同窓に何人かいます。企業の役員、社長も多くいます。頭の良さ、努力、その後の境遇を取れば【勝ち組】といえますが、それで全て幸せ、本当に勝った人生と思えるかというと、疑問な人も沢山いうようには思います。
 ここは本当にさまざまな考え、感じ方もあるでしょう。勝ってるとされる人も言い分はあるでしょう。
 ただスポーツやゲームなどでいうと一般的には攻撃しているときの方が楽しく遣り甲斐があるともされます。
【勝ち組】と言う人は、親からの資産などを多く引く継ぐとか、よく勉強もでき良い学校、学を出て良い勤めを得て早くの出世しているとかでしょう、ただそのため【守り】に入ってしまう時期が長いとも言えます。
【負け組】と言われても物怖じせず日々【倍返し】を狙って奮闘すればよいのです。その姿こそ【勝ち組】です。

戦中と大違いの育児中の就労

 見ていない人もおられて恐縮ですが、現在放映中の朝ドラ〈虎に翼〉は日本初の女性弁護士で女性裁判官になる方をヒロインのモデルに展開しています。裁判所からみで何となくみていましたが、やはり夫が出征し、幼い子を身ごもり育てながら弁護士を続けるのは過酷すぎて、ヒロインは体調を崩し弁護士事務所を辞めます。
 戦中は結婚しても、多くの家庭では夫婦が一緒に暮らす期間は決して長くはありませんでした。夫の出征により離れ離れの生活となり、お互いの思いを伝え合う手段は、はがきや手紙だけでした。
 夫と離れて暮らすことを余儀なくされた上、空襲もある物資も不足しだした時期を生き抜く苦労は、現代のドラマでも正確には描けないほど過酷だったでしょう。『女』だてらに現在の司法試験にあたる高等試験に合格し、弁護士となるまでの風当たりの強さもハンパではなかったでしょうが、その上で子育てをしながら戦中を生きていく、これから出征した死別の報にも接するのでしょう。
 保育施設があり、産前産後休暇、育児休暇、時短勤務さまざまな子育て支援が整備されるのは戦後もだいぶたってからの平成時代です。
『男性の育児休暇なんて、まさかとれない』と言われていましたが、まだまだ難しい空気の仕事や職場もありますが、大企業や公務員はだいぶ浸透しているようです。
 戦後、戦争を知らない子供世代で育った私でも、平成のはじめ頃、自分のはじめての子供が生まれた時、就業時間中に連絡ああり、上司の許可を貰い病院にかけつけ、早退扱いで半休にしました。ところが当時の営業の仕事の取引先の中では、「そんなことで休んでるのか」といったクレームめいた声を上げるところもあり、次に訪問した時、お祝いを言いながらも皮肉も言われました。
 当時ラマーズなどの立ち合い出産も増えている中で、こんな空気があったのは、やはり戦中戦後間もなくの苦しい空気が記憶されていたのでしょうか。営業ノルマや会議や研修など、今考えると優先は低い仕事が『絶対帰れない』時代でした。

 今勤めている裁判所で見る裁判官は書記官などは、よく勉強され難しい試験も通ったのは戦中と変わらないでしょうが、男性も育児で時短をされています。育休から復帰された方も昼の2時半には子供のお迎えに行くため仕事を終える時短勤務です。育休と出産休暇の合い間の2か月ほどを出勤された裁判官もおられました。
 勤めていた化粧品の会社は、販売系の時短やシフトがなかなか定着しなかったのですが。親会社も変わり、コロナで働き方改革もい一気に進んだようです。
 それが当たり前のような感じで働かれているのを見ると本当にいい時代だとは思います。

汗臭さは衣類の捨て頃

 化粧品を売る仕事をしておりましたが、香水やコロンも当然あつかい、日用品とのはざまに制汗剤やデオドラント系のものもありました。そして、親会社が洗剤の会社になって50代になって洗剤の勉強もしました。
 洗剤を並べているとか売っている組織にいて管理をやって洗剤の知識がないというのでは話にならないので、そこは意外と?知っています。
 濃縮、液体やジェルボールなどの形態や、抗菌や部屋干し、柔軟などの機能もさまざまです。
 
 夏にかけ、ビジネスパーソンや外での仕事やレジャーでも、家事でも汗をかくことが多く、頻繁に洗濯もし、制汗剤などで汗臭さを防ごうとしてもなかなか完全には防ぎきれません。

 外見も第一印象で大事ですが、大きなマイナスイメージは「ニオイ」です。せっかく身だしなみが良くて、容姿もそこそこでも、ニンニクやタバコ臭いや汗臭いとかキツイ香水系ではイッキに評価が下がります。
 男性は特に加齢臭なども意識して警戒しないと、知らずに嫌われます。
 私は、ロールオンの制汗剤を脇に塗り、デオドラントスプレーを足裏含めて全身にかけまます。それでも汗かきですし、職場までそこそこ歩き、クールビズで冷房設定温度は高めだと、それなりに自分でも汗かいて臭いなと思います。
 ひどいと感じるとシートタイプの汗拭きで、気分転換も兼ねトイレで脇や首筋を拭きますが、着ている服によってなかなか微妙な臭さです。
 そう、ニオイの元は繊維の奥に残っていて、汗と反応すると身体よりは衣類が異臭を放っています。
 元いた会社も抗菌タイプの洗剤を良く宣伝していますが、これなかなか完全には取りされない気がします。漂白剤なども併用しますが、いわゆるシミもですがこびりついたものは、通常よく泡立てて落すやり方では難しくなります。表面的に汚れは落ちても、染み付いた悪臭の元が断ち切れないようです。一時的のコロンや消臭剤という手もありますが、その場しのぎでこれも好みがあり変な香りが複合化します。

 そうなると、もうすっぱりその衣類は捨て頃です。自分で分かるぐらいだから、敏感な人はいます。他人は必ずその人の悪臭を知ってしまい、一度でも知ると記憶され気になるのです。全くどうでもいいと言う人はそういないはずです。そのためには、下着やワイシャツ、ブラウス程度は安いものです。
 嫌われない快適な夏をです。

パソコンやITのスキルは世代ではない

 ゲームや携帯が当たり前の世代だから、ビジネスの世界でITを活用してスイスイ仕事ができるかというとそういうものではない。
 逆に50代、60代だからパソコンができないとか、プレゼン資料作れないなどというのはやる気がないだけで世代でも何でもないことです。
 ソロバンしかなかった戦中派ならいざしらず、60代ではすでに電子計算機の概論ぐらいは大学で学べました。
 ビル・ゲイツが60代後半ですし、イーロン・マスクにしろ50歳過ぎています。年代とか、理系とか技術系か文系か関係なく、仕事や趣味、人間同士のコミニュケーションに使うスキルを学ぶかどうかです。
 パソコンを1から立ち上げてメールなどのアプリを起動する、ユーザーインターフェイスは平成始めに比べ、格段と進化し、誰でも簡単にできるようになりました。その便利さ、豊富なテンプレート等はどんどん増え、連携することやれることがどんどん増えていく時代です。
 こんな時代を楽しめない、ついて行けないと時代の流れに抗うとか、止まったままで従来のやり方に停滞するのは本当に「もったいない」話です。
 別にビル・ゲイツやイーロン・マスク、ザッカ-バーグやらに追いつき勝負するものでもなく、彼らの築いた城の上に入っていけばいいだけです。
 例えば企画を作るにしても、かつて何日も徹夜とかで苦労したものが、いまや簡単にフォームが手に入り多くの人を巻き込み、教わり教えながら、オンラインでできるようになりました。
 Office365とか、ちらっとやってみただけでもすごいアプリがゾロゾロと出てきます。

一つのアプリ、Power Automateでできることだけでも以下の通りです。
 ワークフローの自動化
 承認プロセスの自動化
 スケジュールに基づくタスクの実行
 異なるアプリケーションとの連携
 たとえば、これまで紙ベースで行っていた手続き・申請をデジタル化し、入力や確認作業にPower Automateを活用することができます。入力システムと、申請書や承認、集計がバラバラだった会社や役所などの事務や提案などにかかる職員は正直に言って相当減らせます。

 自分の経験だけですが、やはり大手企業花王は進んでました。テレワークもオンラインの会議や研修も先駆けて10年前にシステムを作っていました。
 公的機関は拙いと言うか、何周も遅れています。京都市役所も4年前でシステム統合に失敗して、DXという部門はあっても遅々として進まない、顧客や市民に強要できないし、個人情報の制約があるのは企業も役所も変わりないのです。
 
今日本は人もお金も足りないのです。機械やAIでできる仕事、簡単な作業、入力や企画、承認に人員はいらないのです。その分、介護とかインフラ整備に時間も人員も回さないといけないのです。これは「もったいない」話であり、国の体力が奪われている事態なのです。
 
 

雇用保険にみる日本の課題

 雇用保険、いわゆる失業保険というのはどうも役所的なところがあります。職業安定署からハローワークに随分前に名前を変えたのですが、堅物なところはそのままです。それでいて、結局は「要領よくもらえ」とか、「ホンネとタテマエ」「ウラ技」的な話がSNSでもささやかれます。
 労働局は、労働条件、労災などの保険とともに、クビになった時の「失業保険」と言われる雇用保険の分野に分かれます、
 その雇用保険ですが、確かに失業して給料がなくなり仕事を探している人にはありがたいのですが、どうも支給する条件ややり方がしっかり来ない感じがします。
 原則は掛け捨ての保険で、給付を貰えないケースも多く、払い損にで終わる人も多い、国の保険です。年金や民間の掛け捨て保険でさえ、還付がある場合もあります。雇用保険はずっと同じ会社に勤めて、一度も失業をしないで定年まで勤め、あとは働かずに年金と貯金で暮らすよと言った場合、今までの掛金は全く帰ってきません。
 離職しても皆さんが必ず受給できるというものではありません。すぐにでも就職ができる状況にあり、現在仕事を探しているということが受給の前提条件ですので、たとえ何十年掛けてあっても、自営で仕事を始めたり、次の就職が決まっていれば受給はできません。

 また、このあたりは役所も高飛車で、認定日という失業の届け出をする日に、正当な理由なく来られない場合も受給はできません。実際の受給にはこの他さまざまな条件があります。
 不正受給を厳しく戒めていますが、失業して実際、生活に苦しんでいる人に対しては、疑うようでこれが何か失礼な態度ですし、仕事を失い苦しんでる人のメンタルを傷める時もあるのではと思います。別に恵んでもらっている訳ではなく、自分たちが払った保険料が元です。民間の保険なら考えられない上から目線の不遜とも言える態度、良く表現しても慇懃無礼という程度です。
 それでいて、求職の情報に関しては、民間の大手転職会社のサイトに比べて、まともな紹介は少ない貧弱な情報量で、ハローワークで職は探さず、ただ受給の手続きにダラダラと数回来るパターンの人が多いのです。基本手当は、原則として、4週間に1回の認定日に、それまでの求職活動で就職できなかったことを認定してもらう(失業の認定)ことでその4週間分を受給することになり、その繰り返しで、給付日数分まで受給することができます。職業相談や、職業訓練などもいかにも役所がやっている予算内の陳腐なものです。
 保険なんだから90日とか150日とか期間をチマチマ決めず、この1年はキャリアアップのため、この訓練をしますとか勉強をしますとしても3か月とかしかもらえないのでは、計算もたちません。失業手当を貰いながら働いて未申告だと罰せられます。
 求職しながら、難易度の高い資格を取るなど至難の技で、しかもその後はアルバイトでも見杖けないといけないのでますます勉強は難しくなります。求職や資格取得の研修に、難しい「ジョブカード」というプランの提出を求めるのですが、これがもう何ともタテマエだけの厄介な書類です、個人のプロフィールや能力や就きたい仕事、必要なスキルを細かく書くのですが、何だかあまりにもタテマエで書いて、現実と離れていく書類です。退職後すぐに創業する場合は受給することができませんが、「求職活動中に創業の準備・検討をする場合」は対象になります。
一方、以下の状況では失業保険を受給できません。
・求職活動をせずに創業の準備・検討をしている
・創業の準備・検討期間が終了したとみなされる場合
ここらも難しいところで、求職をしている態をして、結果見つからず、事業を始めましたとなれば全額貰えるわけです。
 最初から仕事に就く気はありませんと言わず、求職をいくつかして不採用となって、そのまま年金暮らしにしても全額支給されます。成り行きで、虚偽ではないのでこれは追及しきれません。
 ファイナンシャルプランナー的には、貰えるものは少し我慢して待っても貰ってというだけの話です。
 しかし、就職を探すのは今や民間の転職の専門会社の方が、アプローチからサービス全てに優れています。探すのはハロワしか来ないところもありますので、両方の登録が必要ですが、主体は転職サイトのがいいかもしれません。

 個人的にはハローワークの求職も何度かお世話になりましたし、窓口の方、労働局の方も良くして知っています。しかし、先に書いた通りこの組織とくに求職を提唱する機能は民間と競合します。郵便や水道でさえ民営なのに、国がリストラして民間委託しないのがおかしいぐらいです。将来的には間違いなく切り離してしかるべきです。
 そして給付の在り方も、働き方の変化や、リスキリングの意思に合わせ、柔軟にかつ分厚く変えるべきです。社会に出るまでの教育体系とも連動して変えていくべきです。現状毎月サラリーマンが天引きされている原資はもっと有効活用できるはずです。
 多くの若者が4年制の大学まで、あまり社会人としてのスキルを身に着けずに就職し、失業してもスキルを身に着ける時間もお金もないこういう制度はおかしいのです。

 もう少し、このやり方変わらないと、ダメだこりゃという国です。

 

 離婚後の親権

 先日、民法と関連一部改正法案が成立しました。離婚後も父親、母親双方の共同親権を認めるもので、これまで離婚後の親権は原則父親の単独親権としていたものを父親、母親、いずれかに改めた昭和22年以降77年振りで、子供の権利を守ることを一番に考えた視点での、法制審議会家族法制部会でも3年の議論をしての法制化であり、DV、虐待と否定的な見方で反対意見もあったものの、子供は親に会いたいと思っている例が多く法案成立を評価はできます。
 子供は大人が勝手に決める持ち物ではないので、その人権に関わる法制は実態にあったもので、柔軟な運用が必要だとは思います。
 恵まれた育ち方をして、大人になっても離婚の経験がなく、順風満帆な人生を送る人には他人事のような法改正ですが、実際にはお金持ちでも離婚を繰り返す人もいます。
 また、せっかく愛し合って結婚をしたはずが、DVによる不幸や、浪費から倒産など経済的破綻の離婚もあります。仕事がら、そういう不幸のストーリーも目にしますが、子供が被害者にならないことはもちろんですし、奪い合いや押し付け合いの争いの渦中に巻き込んで欲しくないものです。
 『子は鎹(かすがい)』という言葉で踏みとどまるときもあります。自分が5歳ぐらいまでの子供だったら、親が争っているのを見るのがどれほどいやか、ちょっとでも想像でき思い返せるものならと考えるのですが、世の中本当にいろいろ残念な人が多いです。
 本当にお金もなく、社会で厳しい目にあっている人もいれば、前出のお金は持っていても離婚する人もいます。むしろ養育費を十分払う資力があるからなのでしょうが、だから安易に結婚離婚というのも残念な気がします。
 子供たちに少しでも平穏で、暖かい日々がと祈るのみです。

消滅する街とは 対立する国土軸

 民間組織らで作る「人口戦略会議」は、消滅可能性自治体を発表している。全国1729市町村のうち、744がなくなるということです。
 発表されるごとに消滅自治体数は増え、人口は8000万人にあるとか、過疎化、少子高齢化は悪化の一途をたどっているような感じです。
 コロナ禍でテレワークが推進され、通勤が制限されて、東京一極集中から地方へ本店を移す動きができ、地方への人口流出が止まった時期もありましたが、アフターコロナでまた東京への集中が進んでいます。

 何だか、頭の良い人が集まって意味のないバカな分析ばかりして、世の中を暗くしているような気がします。暗い数値ですが、実際にどういう風になるかは言われません。目的がそういう危機の煽りで世の中へ警鐘するだけならそれでもいいですが、もう少し何かリアルな姿と、それを防ぐ効果的な明るい提案につなげられないものでしょうか。
 暗いというか、できる限り正確に分析して予想を出す諮問機関とは言え、じゃあどうなるかということは言わず、その形がないのでそれを受けて自治体もですが、国、政治や行政は何かもっと言うべき具体的な対策が示されることはありません。


 国は民間に手放すものはどんどん手放し、国鉄や電話、郵便そして、水道というライフラインまで民営になっています。ただ、公共事業の基本的な指針は責任逃れをせず、しっかりと政治が打ち出すべきです。
 地域の交通をどうしよう、電気や通信、水道をどうしようというのは生活の土台です。それが無ければその地域には住めません。人口は減る一方で、加速するぐらいです。
 先祖伝来の土地とは言え、住めなくなれば他所へ住むのは仕方のないことです。ところが政治家は選挙を恐れてか、嫌われるようなことを言えません。住むのが自由とは言え、地域によれば移動もライフラインも整備するのが限界、もしくは他の税収を負担を増やさないといけません。国鉄時代からのJRの赤字路線や不採算バス路線と同じで、採算の取れないところは撤退していくしかないのですが、政治の側から「出て行ってください」とは言えないのです。
 それでも、そろそろイヤでもそれを言わないと限界が来ます。 
 最初は離島や山間部などでしょうが、現段階で鉄道、高速道路はおろか国道すらない地域は危機です。通学が遠距離になりバスもないような地域も厳しいです。
 平成の大合併で随分市町村はまとまりました。それでも今後教育機関や行政などの窓口の統合も含め、市町村の統廃合はもう一段進むでしょう。
 合併も、飛び地ができるなど、ごね得が罷り通るような、市町村主体ではなく、〇〇県南部にはいくつの市が必要、そのために中核の▼▼市と統合し、名前は〇〇とする」なんてことは地方任せでなく、国がやるべきでした。
 肝心なところで、国や国会議員が悪者になりたくないのも変で、もう国会議員は今でも十分悪者です。
 嫌われても、日本全体の事を考え、ある段階で過疎地域は地方都市への移住が必要だとは思います。
 それだけ人口は減れば、住居も理論上は余剰になっています。
 説得して住み慣れた土地を移動してもらうのも実際、大変なことですが、やり方次第でできないことではありません。移動してもらうのも初期費用がかかりますが、無くなる自治体を長く維持するには結局もっと税金がかかり、その負担は残りの国民です。高齢化の家族が中心ですし、仕事や施設含め迎えるコミニティも含めどう受け入れるか、検討はおろか計画に入らないといけない段階です。
 洪水や地震で死んだり、孤独死するのならその前に安全な地域に移住して、首都圏集中ではなく地方に人口を集め地域の中核を大きくしていくのです。これは、一部に嫌われても進めないといけない国の政策になると思います。