女優吉高由里子 ブレイク中

 吉高由里子さんが2014年の朝ドラからは10年経た今、35歳で大河ドラマのヒロインでブレイクしている今、旬の女優と呼べるのではないでしょうか。
 朝ドラ以前から映画やドラマで活躍していて、その後も主演ドラマや映画は続いていましたが、やはり実力なのかここへ来てのブレイクはさすがと思わせます。
 20代後半。30代半ばとかになると、アイドル的な人気や美貌で席巻した女優さんも、露出が多くて飽きられたり、結婚や出産で仕事を減らしたりで「旬」を過ぎていく人も多いなかで、この時期、この年齢で最も輝く一人になっています。
 CMもかつて「花王」が2006年、まだ番手みたいな軽い扱いで大衆的なヘアケア商品に使っておりましたが、その存在価値はどんどん上昇しています。若い吉岡里帆さんの後でどん兵衛のCMにも起用されました。
 2014年にも朝ドラ女優ということで、紅白の司会を務めるブレイクだったのですが。昨年は大河主演前ということで審査員席に座り貫禄と凛々しさがありましたが、やはりこの10年はそれほど注目がない時期もあった感じです。
 同年代か少し上には、北川景子さん、石原さとみさん、長澤まさみさん、新垣結衣さん、戸田恵梨香さん。など日本を代表する綺羅星のごとくキレイな女優がいますが、先に大ブレイクの時代があった分、今の勢いはトップではありません。その後にも有村架純さん、広瀬すずさん、上白石姉妹、永野芽以さん、杉咲花さん、高畑充希さん、清原果耶さん、黒島結菜さんらが朝ドラヒロインを勤め、ひしめくように追いかけていますが大河の主演を張るには人気実力がまだまだであったり逆に旬が過ぎている感じの人もいます。
 今回、大河ドラマの展覧などで吉高さんの実際のインタビューで琴や書道の練習などの地道な努力とこだわりを知り、良い女優さんで人気が続いているのも良く分かりました。
 以前の映画やドラマでも、上品なお嬢様や小悪魔的な可愛さで女刑事や悪女から、容疑者の社長、等身大のビジネスパーソンまで幅広く上手く役をこなしていました。
 大河での「まひろ」役はまさにそんな集大成的な、演技が楽しみになる感じです。
 源氏物語の平安時代など、実際にはリアルで描くには何もわからず想像と空想がほとんどのドラマですが、吉高さんはじめ俳優陣、演出の妙で引き込まれる時間ではあります。
 

太秦ラブソディ 映画「碁盤切り」

 15年前に、京都に戻り太秦天神川というところに居を構えております。太秦(うずまさ)は渡来人秦氏由来の難読地名で、映画や観光に興味のある方は太秦映画村で名前はご存じでしょう。
 太秦天神川はその太秦地区では最も東部になり、市内から延びる地下鉄東西線の終点になり、映画村へは少し歩くか、嵐電と言われる京福電車に乗り換えです。ちょうど市内の三条会商店街にある私の実家と、嵯峨野にあるパートナーの実家の中間あたりで交通至便でこの地に決めました。
 15年前は衰退していたとはいえ、テレビ時代劇が細々と断続的にありカツラをつけ着物の衣装を着けた人が歩いていまして、将軍様がスーパーに買い物に来たりもしていました。
 学生時代にもエキストラのバイトはしていましたので、待ち時間の長い仕事で比較的ワリが良かったです。定年後は時間もできるので、エキストラでもやろうと思っていました。
 しかし、その後の10年で社会はいろいろ変わります。
 定年延長、再雇用とかが騒がれだし、60歳で悠々などとは言ってられない、退職金の激減、年金は65歳から、物価も税や保険料も上がり、ローンを返しても働かないと不安な時代です。
 それでも、同じ会社で待遇を下げてというのは納得も行かず夢もないので、とりあえず新卒から37年勤めた会社は辞めました。慣れた会社で人脈もあるし、高年齢継続雇用給付もあるのですが、リセットしたい気持ちが上回りました。
 時代劇の衰退ももっと激しく、映画村もなかなか観光施設としてはそこそこで継続しても、撮影本数は激減した上、エキストラには弁当は出ても日当も交通費も出ない完全ボランティアのシステムになっていました。
 映画、演劇の夢?はかなわず、再就職も前の会社を見返せる待遇のものはなかなか勝ち取れませんでした。それでも映画村に夢とロマンを追う人の姿には、励まされていました。
 化粧品メーカーとは180度違う、社会保険の年金の仕事を4年ど勤め、公務経験などから何の因果か裁判所にフルタイム事務官で採用され、太秦でののんびりはまた遠のきました。
 映画村エキストラのエントリー登録はしていましたので、誰主演の映画ロケがいつという情報は入り、裁判所勤務前のつかの間にも映画村には2度ばかりエキストラで行きました。
 今、草彅剛主演の公開されている「碁盤切り」という時代劇映画も昨年2月募集はあったのですが、年金事務所勤務中で積極的にはほとんど応募できずでした。
 上映されたものを観ると、滋賀や大阪のロケと合わせながら映画村の中で草薙君や清原果耶さんが見事な演技をし、時代劇の美しい映像が仕上がっています。
 この時期の後、他の時代劇ロケ(大泉洋主演)で映画村と滋賀ロケは裁判所勤務前で休みが合い、近所の強みで早朝から深夜まで行きました。
 タイムスリップしたような映画村の映像観ると、草履で走らされたりハードだった、あの時の苦労が思い出されます。
 元スマップ俳優と朝ドラ女優との共演の夢は実現せず、元紅白司会者俳優とは共演できました。

愛と勇気のために生きる

 昔の漫才ブームを席捲した一組「今いくよ・くるよ」のくるよさんも先ごろ亡くなられました。お二人とも京都市生まれで、いくよさんは胃がんで9年前に亡くなり、くるよさんは76歳膵臓がんということでした。
 奇抜な衣装とアンパンのように丸い顔、太い体形で身体をはったお笑いでした。今の女芸人のようにこじゃれたセンスも生き方もないです。昭和の芸人ということで、女芸人は結婚したら終わりと師匠や先輩筋に言われたことを守ってか生涯独身を貫かれ、晩年は闘病でそのふくよかだった身体もすっかりやせ細り小さくなって車いすで舞台に立たれていました。
 生涯を芸に捧げたのでしょう。ねじ伏せられるような力で自分の使命、生きる意味を感じ取られます。
「何のために生まれ、何をして生きるのか わからないまま終わるそんなのはイヤだ」
アンパンマンの歌詞にこういう節があります。
 まさに芸に身をささげた漫才師は己の生き方に自信を持ち、他にないと燃え尽きたのでしょう。
 訃報に接するとついつい自分の年齢や親の享年と重ねて比べたりしますが、全く意味はありません。生きた時間に重要な意味はないでしょう。衛生状態がよく、医学や薬も良くなり、平均寿命がのびたのですから、全体に世代で伸びていて個人の自慢にはなりません。
 戦中から戦後すぐは「生き延びることと、子孫を増やすこと」が生きる目的にもなったサバイバルの時代でそれでも良かったのです。しかし、戦後恵まれた時代に、ただサバイブだけが生きる意味では何かもったいなく空しいでしょう。戦争や大災害、ガンから生き残った意味は必ずあると、わかる時が来ます。
「何のために生まれ、何をして生きるのか わからないまま」生き続けるのは、それでいいとも人もいますし、ヒーローや天才でなくともその意味はあるのですから、そこへの道筋ぐらいは生涯の間に気づきたいものです。
 アンパンマンの作者やなせさんは、それゆけアンパンマンはじめOP、ED、多くの挿入歌の作詞をされ、軽快で躍動感のある曲にのって大人にも人生を問いかけるような深い意味の歌詞が多いです。
 東日本大震災で多くのテレビラジオが被災状況や安否、訃報など暗いニュースでCMさえ流れなくなった時、NHKラジオが震災後初めて「それゆけアンパンマン」を景気づけに流し、被災地などの多くの大人も子供も感動し、涙を流しながらも勇気づけられてた逸話もあります。
「愛と勇気だけが友達さ」という有名な少し意味深部分があって、よくツッコまれています。「アンパンマン友達いないんか?実は暗いやつかな」というもので、テレビ局も問題視して採用するか悩んだそうです。アンパンマンにはカレーパンマンや食パンマンなども戦友のはず、ジャムおじさんバタコさんはじめカバオくんら多くの仲間もいます。
 作家の意図は、悪を倒す戦いの際にはそういう仲間をまきこまないで、愛と勇気という使命だけで孤独に戦いに臨むのがヒーローなのだということだそうです。これは最近知ったのですが、確かにちょっと難解ですね。
 来年春の朝ドラはそのやなせたかしさんとその奥さんをモデルにして今田美桜さん主演で放映されるそうです。やなせさんの人柄にも興味は生まれました。
 多くの人生は「愛と勇気」だけが支えで戦うのかもしれません。孤独でやりきることで、何のために生まれ、何のために生きるのか分かる時が来るのかもしれません。
 

書評:「同窓会に行けない症候群」(鈴木信行)とは、はて?

 たまたま私も同窓会の企画や同級生の訃報やらでタイトルが気になった本をソッコウ読み。(約35分)
 「宝くじで1億円当たった人の末路」という本で当てた著者だそうですが、日経BPによくある少し論点をずらした面白ネタで興味をひくものの、正直大した内容ではありません。
年代も少しフィットしずらい部分もあるのですが、同窓会に行きたくなくなるとか、開催しにくくなるという時代背景を説いています。
 私は景気、経済情勢とかだけではなく、いつの時代、どの世代にもある程度共通していて、バブル崩壊後にこの「症候群」が広がり出したということはないと思うのです。
 同窓会に行けない理由として①会社で出世しなかったから②起業して失敗したから③「好き」を仕事にできなかったから④「仕事以外の何か」が見つからなかった の4つが論じている内容です。
 自殺者の鉄道事故の賠償、フランク三浦のはじまり、テキヤのミドリガメの例は確かに面白いですが、本論からは脱線しています。つらつら現代の日本社会と関連付けて分析しているのは少し強引な印象です。

 「同窓会をやりたい、多くの懐かしい友人にあって生きてるうちに語り合いたい」同年代の有名人の訃報やら、兄弟、友人そして自分も老いていつどうなるかわからない年齢にさしかかると、私たとの世代にもそういう思いが募る人も少なくありません。
「自分が一番のびのびと輝いていたのが、やはり学校だし、あの頃の友人が気を遣わずウマが合うはず」
 ところがそんな良いことばかりでもありません。
 結局は、自分の「立ち位置」を確認するのが最終的な目的であり、最初から明白に分かってる人はあまり参加したがらないです。
 ネットで調べると、本以上に汚い言葉で同窓会を非難する声も聞けます。主催する側に悪意などないし、手間をかけて苦労しても裏で恨まれ、妬まれるから気をつけないととも思います。

 この本とは関係ないですが、恋愛小説やミステリ、ホラーでも同窓会は恰好の題材です。
 昔憧れていたとか、やけぼっくりに火がつくような、復縁や不倫も間々ネタになります。カーストの下層だったいじめられっ子は復讐の機会をうかがうとか、ミステリにはありますが現実は参加しないでしょう。
 むしろ学校時代に上にいた人が、ちょっと下か真ん中ぐらいの人に抜かれた妬みの方が動機にはなりそうです。
 実際一番「同窓会」で困るのはメンタルだと言われています。最初から参加しない人はそれで良しですが、暇で何とかお金を工面して背伸びして参加し、なまじ自分の「立ち位置」が分かった時が危険だとされます。懐かしいイベントが終わったあとに来る言い知れぬ虚無、平凡な日常と敗北感のようは寂寥に耐えきれないのです。
 この本の内容の中には、同窓会に参加できるような人生をと指南している部分もあります。
 勝ち負けがついた人生の比較で勝つ方に回れというのは、もはや無理なので必ず負ける方もいるのです。
 同窓の集まりなので懐かしむ思いはさまざまでしょうが、友人と集うのであればすでに経過した過去ではなく、今の時間を楽しむこと、これからの時間に希望を持てるような気づきができるものだと良いと思うのです。

減税は良いが事務方は大変

「最悪なのは給与明細に減税額を記すのを義務づけたこと、会計ソフトが追いついてないから場合によっては手書きですよ」と顔をしかめる事務員や総務経理の方も多いようです。
 国会議員は基本的に「選挙バカ」というか、会社でいうと、「営業一筋」とか「技術系専門」みたいな感じで、事務方の本質的苦労が分からないし、経営全体とか組織運営全体を俯瞰しないのです。「給与明細に減税を反映させればアピールになり、ありがたがられる」という目先の自己顕示欲だけで、どれだけ周りに実害があるか、経費すら厖大にかかるかを想像できないのです。 

 減税は本来昨年12月にやるべきでした。会計年度内に処理しないと意味が薄れますし、何より物価高で困っていたのですから即時性が求められ効果もありました。完全なミスです。「去年の10月に検討してたので、12月にやるのが普通 
 その上、給与明細に減税額の記載が義務づけられ、記載しないとペナルティさえ口にする閣僚もいる。岸田首相は「減税の恩恵を国民に実感してもらうことが重要」と説明。世間から“増税メガネ”と揶揄されたことを払しょくするためのアピール政策、単なる選挙対策との批判も上がっている。
 自治体も住民税の対象者の抽出、計算、減税反映には相当な手間がかかります。一般の給与明細でも大変なのに、給与天引きのサラリーマン以外は3万円給付、住民税だけの人も1万円の減税とそれにかかるコストはいったどんなものになるのか、こういうことが想像できないから今の政治家はダメなのです。サプライズは全て仕込み切れる段取りの良い人ならカッコいいですが、あちこちの意見で右往左往して決めきれないで遅れただけでは、迷惑蒙るのは貧乏な自治体です。
 政治資金規正法改正の10万か5万かゼロかとかいうのも、なんか根拠も何もない政党の意地の張り合いで不毛です。会計や財務、経営の経験がないので財務官僚に政治家は馬鹿にされるのでしょう。

さすがに不満も出る!税と社会保障に半分消える収入 

 給湯器が半導体の不足とかで今のうちに買い替えておくと、いざ壊れてからだと時間もかかり値上げもされるだろうということで、気候の良いうちに済ませました。50万の出費です。
しかし、生活系の家電や装置も高くなり、工事や出張にさらに人件費が高騰しているのが過去とは比べられないほど家計を圧迫します。

 実質賃金下降、介護保険料上がりの報道で、物価の上昇に賃金や年金がまったく追い付かない。
 定額減税と言いながら、介護保険料が過去最高に上がり、復興特別税も防衛財源として14年延長据え置きと報道がありました。
 円安での輸入の食材などの品目も多く、その他の公共料金も上がります。もちろん減税があったとは言え、税と社会保険料はこの先どこまで上がるのかとなると複雑で即答できる人は少ないでしょう。
 減税などで印象操作してばらまいても、また税や保険料を上げるのでは何をしているのか分かりません。
 6月からの減税反映だけでも、企業の給与担当者は結構大変な作業だそうです。税率を下げるわけではなく、あくまで一時定額を返すのです。
 復興特別税などは、期間が終わっても、防衛費に切り替わるようで、これはいかにも詐欺っぽいごまかしや目くらましの感じです。どうせ今まで引かれていたから、そのままでもいいだろう気付かないだろうです。
 健康保険、介護保険、後期高齢者医療保険などは予定を明かしながら上げています。
 それをよく知る人は、健康保険などは上がるだろうけど、そのうち復興特別税は終わるからその分回せるだろうと思っていたかもしれません。
 それらをみんな足せば、求人条件で給料27万となっていたのに、振り込みを見たら20万しかない上、その後まだ払うNHKの受信料、固定資産税か家賃、自動車税などがあります、個人的に教育ローンや住宅ローン、自分や家族が病気でもしていたら毎月は赤字などということになるのです。支払いの中には8~10%の消費税が入っているから、いったい元締めの国はどれだけの取り分なのでしょう。政治資金で無税という国会議員に風当りが強いのも当たり前です。
 ボーナスがあればちょっと息をつけるけどですが、非正規や業績不振で少ないと地獄です。そもそも毎月赤字に近い上、個人のローンなどは別にして、強制的な税金や公共料金があまりにも比率が高いのです。
 税として一本にして、政府が行政ごとに振り分けれな徴収コストが下がり負担割合が明確になり良いのですがすぐに財源論などになります。元々税や保険料を目的別にして省庁の縦割りで固定するから国側からも全体が俯瞰して見えず負担が限度以上に膨らんだのです。上に立つ者が、状況を悟り、英断して割り振らないと止まりません。自分が部門の長なら誰だって、予算や人員を削られるのは反対します。それをまとめて憎まれても決断するのがトップです。
 トップが英断して大リストラでV字回復した企業は沢山あります。日本の官僚や役人が無能ではないのです。上に立つ人がここを振り分ければ良いだけです。それをやらずにもう少し取りやすいところから取る、ごまかしで分かりにくくしても払う負担は増え、みんな気付くわけです。「あれ、いくら何でもお金が少ないな」が今の世論です。
 子育てにも要る、復興にも要る、道路や橋、水道管も直す、防衛費も要る、一つずつは間違いないのです。でも全部を国民の所得を半分以上切り崩すのは禁じ手です。人が疲弊し国が衰えますから無理なのです。
 そこを首相や総理官邸がAIでも何でも使っていいですから、頭使って根本から変えること、できる範囲での最高の分配を考える、それだけなのです。
 パーティ券のキックバックや、政治献金、政党助成金なんぞ、どうでもいいので真面目にやればできるのです。

書評:水生大海「社労士のヒナコ」シリーズ

 資格を取ったから高給で楽な仕事というのは無いのではと思います。
 〇〇士というのも典型で、「弁護士」「公認会計士」「税理士」なども試験が難関な割にはなってからも勉強、努力は欠かせないのです。楽な部分がAIやネットでできるため、人間がやるのはややこしいとか危険、泥臭い案件の割合が増えます。
 そんな難易度の高い資格の一つ「社労士」のお話。
 【お仕事+日常ミステリ】という感じで、社会保険労務士の女性が主人公の短編シリーズで3作上梓されてます。謎解きはそれほどメインではないですが、いくつか【犯人は誰か】【本当の動機は何か】【悪意があったかなかった】など、ミステリ作家らしいパズル要素はあります。
 労働や雇用、年金などの仕事をする「社労士」という職業についてわかりやすく書かれたシリーズです。著者がどこまで、社労士の現場に詳しいのか実際にはわかりませんが、1作目は説明向けの事件も多かったです。また3作目はコロナ時期に入り、あの時代の休業、解雇、給付申請や、テレワークの問題もでます。非正規雇用やら育児休業、パートの社会保険の壁など、今問題になっている内容が盛りだくさんです。
 様々なエピソードを通じて、雇用主からの依頼に応じているだけでなく、時には従業員を守る立場にもなり、悩みながら成長する主人公の社労士を描いています。
 まあ、居酒屋チエーンとか、書店など、中小の取引相手が多いので、大企業人とか経営者で安穏な人に身近とはいかないのが難しいところです。
 3作目ではもう社会人7年目ぐらいになっています。
 コロナの時代をリアルタイムで描くと漫然と年齢を重ねず同じ時代を繰り返す「サザエさん」や「名探偵コナン」の方式は使えません。主人公が確実に年齢を重ねるので、シリーズキャラの探偵設定と時代をリアルに描くのは意外と難しいものです。
 個人的には「年金事務」や労働局にもいましたので、分かる内容が多く面白いですが、一般の方は楽しめるのかどうでしょうか。社会保険の仕組みなど、知らないことになるほどとなるか、「わかりにく、興味がないのでつまらない」になるのかは微妙です、軽いタッチなので読みやすいとは思います。
 コロナの時代をミステリとしては描くかどうか確かに微妙なところです。年を取らない探偵なら描かない時代かもしれません。

勝ち組負け組とは

『【勝ち組・負け組】という言葉がある。私はこの言葉が大嫌いだ。だが私が銀行からここに赴任したときによく耳にした。銀行は「勝ち組」、俺たち子会社の社員は、プロパーの社員は「負け組」だってな。それを聞いてもちろん反発する者もいたが、大半は「自分はそうだ」と認めてた。
 だが今はどうだ。君たちは大銀行が総力を挙げても成しえなかったことを成し遂げた。「負け組」だと思っていた君たちがだ。大企業にいるからいい仕事ができるわけじゃない。
 どんな会社にいても、どんな仕事をしていても、自分の仕事にプライドを持って日々奮闘し、達成感を得ている人のことを、本当の「勝ち組」というんじゃないかと俺は思う」

 2020年に第二弾も好評だったドラマ半沢直樹で堺雅人さんが『倍返し』とともにスカッとするような名言で悪を諭してねじ伏せ、同僚や部下には生き方や働き甲斐を説きました。日曜のドラマなので明日から少し頑張ろうとドラマで元気を得た人も多かったのではないと思います。
 この【勝ち組・負け組】の話は、証券会社に出向させらた半沢が、見事親会社にもやり返し親会社復帰となり、別れの時に訓話する内容です。
 実際の世の中では、格差は広がり硬直したままで、なかなか【倍返し】も【お言葉を返すようですが】もドラマのようには行きません。子会社や非正規雇用はそのまま【負け組】のままでしょうか。
 私も企業に就職し、さんざん格差を味わい、早くに出世、上昇していった同期や後輩から見れば【負け組】にみられていたかもしれません。同級生や同僚、友達があげる近況のインスタやSNSの画像にも、とんでもないセレブの旅行や、ファッション、グルメなど【勝ち組】を誇って見せつけられるといいなあと思う時もあります。
 一般には他人が羨ましく、現状の理不尽にいら立つことが多い。だからこそ、冒頭の半沢直樹の言葉が響き、花咲舞も含め池井戸潤氏の原作ドラマがウケるのでしょう。

 実際に、仕事達成感ややりがい、快感というのは、現在の立場とか、報酬、お金とかだけでもないとは思います。
 今、私の職場周りにも司法試験合格者、法曹界の方はゴロゴロいますし、医者や教授になった人も同窓に何人かいます。企業の役員、社長も多くいます。頭の良さ、努力、その後の境遇を取れば【勝ち組】といえますが、それで全て幸せ、本当に勝った人生と思えるかというと、疑問な人も沢山いうようには思います。
 ここは本当にさまざまな考え、感じ方もあるでしょう。勝ってるとされる人も言い分はあるでしょう。
 ただスポーツやゲームなどでいうと一般的には攻撃しているときの方が楽しく遣り甲斐があるともされます。
【勝ち組】と言う人は、親からの資産などを多く引く継ぐとか、よく勉強もでき良い学校、学を出て良い勤めを得て早くの出世しているとかでしょう、ただそのため【守り】に入ってしまう時期が長いとも言えます。
【負け組】と言われても物怖じせず日々【倍返し】を狙って奮闘すればよいのです。その姿こそ【勝ち組】です。

戦中と大違いの育児中の就労

 見ていない人もおられて恐縮ですが、現在放映中の朝ドラ〈虎に翼〉は日本初の女性弁護士で女性裁判官になる方をヒロインのモデルに展開しています。裁判所からみで何となくみていましたが、やはり夫が出征し、幼い子を身ごもり育てながら弁護士を続けるのは過酷すぎて、ヒロインは体調を崩し弁護士事務所を辞めます。
 戦中は結婚しても、多くの家庭では夫婦が一緒に暮らす期間は決して長くはありませんでした。夫の出征により離れ離れの生活となり、お互いの思いを伝え合う手段は、はがきや手紙だけでした。
 夫と離れて暮らすことを余儀なくされた上、空襲もある物資も不足しだした時期を生き抜く苦労は、現代のドラマでも正確には描けないほど過酷だったでしょう。『女』だてらに現在の司法試験にあたる高等試験に合格し、弁護士となるまでの風当たりの強さもハンパではなかったでしょうが、その上で子育てをしながら戦中を生きていく、これから出征した死別の報にも接するのでしょう。
 保育施設があり、産前産後休暇、育児休暇、時短勤務さまざまな子育て支援が整備されるのは戦後もだいぶたってからの平成時代です。
『男性の育児休暇なんて、まさかとれない』と言われていましたが、まだまだ難しい空気の仕事や職場もありますが、大企業や公務員はだいぶ浸透しているようです。
 戦後、戦争を知らない子供世代で育った私でも、平成のはじめ頃、自分のはじめての子供が生まれた時、就業時間中に連絡ああり、上司の許可を貰い病院にかけつけ、早退扱いで半休にしました。ところが当時の営業の仕事の取引先の中では、「そんなことで休んでるのか」といったクレームめいた声を上げるところもあり、次に訪問した時、お祝いを言いながらも皮肉も言われました。
 当時ラマーズなどの立ち合い出産も増えている中で、こんな空気があったのは、やはり戦中戦後間もなくの苦しい空気が記憶されていたのでしょうか。営業ノルマや会議や研修など、今考えると優先は低い仕事が『絶対帰れない』時代でした。

 今勤めている裁判所で見る裁判官は書記官などは、よく勉強され難しい試験も通ったのは戦中と変わらないでしょうが、男性も育児で時短をされています。育休から復帰された方も昼の2時半には子供のお迎えに行くため仕事を終える時短勤務です。育休と出産休暇の合い間の2か月ほどを出勤された裁判官もおられました。
 勤めていた化粧品の会社は、販売系の時短やシフトがなかなか定着しなかったのですが。親会社も変わり、コロナで働き方改革もい一気に進んだようです。
 それが当たり前のような感じで働かれているのを見ると本当にいい時代だとは思います。

汗臭さは衣類の捨て頃

 化粧品を売る仕事をしておりましたが、香水やコロンも当然あつかい、日用品とのはざまに制汗剤やデオドラント系のものもありました。そして、親会社が洗剤の会社になって50代になって洗剤の勉強もしました。
 洗剤を並べているとか売っている組織にいて管理をやって洗剤の知識がないというのでは話にならないので、そこは意外と?知っています。
 濃縮、液体やジェルボールなどの形態や、抗菌や部屋干し、柔軟などの機能もさまざまです。
 
 夏にかけ、ビジネスパーソンや外での仕事やレジャーでも、家事でも汗をかくことが多く、頻繁に洗濯もし、制汗剤などで汗臭さを防ごうとしてもなかなか完全には防ぎきれません。

 外見も第一印象で大事ですが、大きなマイナスイメージは「ニオイ」です。せっかく身だしなみが良くて、容姿もそこそこでも、ニンニクやタバコ臭いや汗臭いとかキツイ香水系ではイッキに評価が下がります。
 男性は特に加齢臭なども意識して警戒しないと、知らずに嫌われます。
 私は、ロールオンの制汗剤を脇に塗り、デオドラントスプレーを足裏含めて全身にかけまます。それでも汗かきですし、職場までそこそこ歩き、クールビズで冷房設定温度は高めだと、それなりに自分でも汗かいて臭いなと思います。
 ひどいと感じるとシートタイプの汗拭きで、気分転換も兼ねトイレで脇や首筋を拭きますが、着ている服によってなかなか微妙な臭さです。
 そう、ニオイの元は繊維の奥に残っていて、汗と反応すると身体よりは衣類が異臭を放っています。
 元いた会社も抗菌タイプの洗剤を良く宣伝していますが、これなかなか完全には取りされない気がします。漂白剤なども併用しますが、いわゆるシミもですがこびりついたものは、通常よく泡立てて落すやり方では難しくなります。表面的に汚れは落ちても、染み付いた悪臭の元が断ち切れないようです。一時的のコロンや消臭剤という手もありますが、その場しのぎでこれも好みがあり変な香りが複合化します。

 そうなると、もうすっぱりその衣類は捨て頃です。自分で分かるぐらいだから、敏感な人はいます。他人は必ずその人の悪臭を知ってしまい、一度でも知ると記憶され気になるのです。全くどうでもいいと言う人はそういないはずです。そのためには、下着やワイシャツ、ブラウス程度は安いものです。
 嫌われない快適な夏をです。