春分が1年の始まり

 西洋占星術での、いわゆる12星座は3月21日からのおひつじ座が常に最初に書かれているのはよく見かけるところでしょう。1年の始まりは、1月1日でも4月1日でもなく、春分点である春分の日からです。季節も日本では春夏秋冬と言われ、春が始まりで、寒さも彼岸までと言われ、桜などの花が咲きだし、木の芽が出だし、虫や動物も活動を活発にします。

 桜の季節が卒業、入学、就職とも重なる日本ですが、とくに昨今は温暖化で春分あたりが桜、ソメイヨシノの開花時期に重なる年も多いです。
 桜の咲く場所での別れは特に感慨が深まり、別れや決意の感情は強くなります。
 4月からの新生活や、新体制への準備時期で期待とともに不安もいっぱいの人もいれば、大きな変化はなくありふれた日常が続く人、さまざまな人に平等に季節はめぐります。

 季節への感傷とともに、決意を強くでき、心を清らかにできるのは日本人の強みかもしれません。春分の日は祝日で、先祖のお墓を詣る習慣の方も多いでしょう。心を整え、新しい1年に臨んでいく、ととも大切な日にすることで、1年が意義ある年になっていくのです。
 

旅は少し早い年度替わり

 今時時刻表の大判を買うのはマニアだけでしょうか。毎月買う人もいますが、私は大きな改正の時だけです。
 この春はコロナ禍から戻り、少し明るい話題もあります。首都圏では新横浜駅、関西では大阪駅のうめキタのアクセスが今改正では目玉です。都市部のアクセスがよくなる反面、地方都市は本数削減が止まず、さらに4月からは運賃もバリアフリー対応で値上がりするところもあります。
 会計年度、学年度は4月1日から、占星術が春分の明日21日スタートです。JRの時刻は一足早いダイヤ改正です。新たな旅立ちに期待より不安の多い人もいるでしょう。私も不安な一人です。
 それでも、この時刻表を眺め、新しい年度を迎える体制には何かワクワクするモノを感じます。日本中のどこかで、新しいチャレンジをする人々、新たな旅が生まれているのです。
 明日はいよいよ春分、桜も咲きだし、前に進む季節です。

大寒、それでも春に近づいている

 

 2023年1月20日大寒(だいかん)に入ります。大寒は、二十四節気の第24。次は立春となりますからまさに大ラス、季節のラスボスです。寒さが最も厳しくなるころ。「冷ゆることの至りて甚だしきときなれば也」と暦便覧に説明されています。二十四節気は季節を先取りしてやや実感とズレている場合もありますが、大寒は寒さのピークになる年が多く、今年も大寒の大寒波が来そうな予報も出ています。

 現在広まっている定気法では太陽黄経が300度のとき(黄道十二宮では宝瓶宮の原点に相当)で1月20日ごろ。
 西洋占星術は立春ではなく、春分がスタートです、1月20日ごろから宝瓶宮(ほうへいきゅう)みずがめ座の月に入ります。自由で活気のある寒さをものともしないような風のエレメントです。知性もあり、ひらめきをアクションの変えるような面もあり、是非この時期に取り込みたいパワーです。立冬を過ぎて、じわじわと春へ向かって力は蓄えられている時期です。

 実際に2月まで雪も多く、気温も低いですが寒くて顔も突っ張る朝でさえ、晴れるとふと感じる日差しは春の訪れを期待させます。

 日の出時刻はまだ7時過ぎでそんなに変わらずなのですが、日の入り時刻はだいぶ遅くなりました。地域差もありますが、冬至よりだいぶ前の12月20日ぐらいに4時45分ぐらいの日の入りが一番早く、年明け以降少しずつ遅くなっています。

 どんなに厳しい冬でも、やがて春は来ます。北国は本当に雪の被害が増えるシーズンですが、踏ん張って欲しいものです。

やはり元旦は一つの節目。新しい年を迎えられたことに感謝しつつ、今年の行動を誓います

 2023年も当ブログをよろしくお願いします。
 サービス業や夜警など年末年始お休みなしの方には本当に申し訳ありませんが、この時期の風情を観るのが好きです。特に仕事納めから、年末多くの方がさまざまな正月準備で、クルマや家の周りを洗い、商店街やスーパー、コンビニなどで買い物をされている姿が良いです。正月が来るのだなと感じさせます。

 もちろん昔から救世軍、日雇い労働者を救う姿など厳しい映像も目にはしてきました。
 手の込んだおせちを作る家もあれば、グルメなところから取り寄せる家もあるでしょう。近所のスーパーでは、簡素な一人や二人分のおせちも1000円強で売ってました。私でさえたまに贅沢でランチするときよりも、安いぐらいの値段のものを正月の楽しみとして、買い物かごに入れてる人いました。また家族も少なく、特別なことをしないという人もいるでしょう。施設や病院で、家族にも会えずに過ごす正月の方、せめてメニューが変わったこととテレビくらいで年越しを感じるのでしょうか。

 コンビニで、レトルト系を沢山レジに持っていかれるオバサンもいました。そのコンビニの前に置き捨てられているカップ酒の瓶、誰がどんな状況で思いで飲んでいたのだろうと想像してしまいます。大吟醸やクラフトビール、こじゃれたワインを楽しんでいる人にも、安いチューハイ、カップ酒に酔いしれていた人にもとりあえず平等に時間は流れ大晦日をは終わり、お正月2023年が来ました。
 やはり、暦とか占星術上でどうだとか言う前に、みんながこれだけ休み、特別にした空気を醸し出すと、必然的に新年、元旦というものは一つの節目になります。

 節目の前の時期、前年をどう過ごしたかを振り返り、何かを学び、悪い点は改め、良い部分はさらに継続し、進捗が鈍いところは加速させていく。新たな1年を少しでも良い年にしていくことでしょう。

 世相、社会の状況、政治も経済も国際情勢も、いろいろ語ればきりがないほど問題はありそうですが、そんな中でも、自分が健康で前を見て歩いていくことがまずは世界の中心です。自分は小さなコマだとしても、そのコマが回っていると世界のあらゆるものが自分を中心に回っているのです。惑わされず、芯のしっかりした行動をしていくことが、この難しい情勢を乗り切る鍵です。
 

北の国はもう真冬、12月もはや7日 二十四節気 大雪

二十四節気の大雪(たいかん)が12月7日、今日です。日本列島は南北に長いので、気候にも差があります。北海道はもうまさに大雪(おおゆき)の映像も届くくらいでしたし、首都圏は日中10度を下回る日もありましたが初雪はまだのようです。

 衣類から暖房器具、冬タイヤなど真冬の備えはそろそろ必要でしょう。

 私的には今年は夏に体調を崩したので、冬場にも注意しています。温度自体には人間の身体はそこそこ慣れるものですが、食事や睡眠、適度な運動、ストレスのケアなどに気を使わないと、寒さに負けてウイルスに罹患したり弱いところが病変したりしてしまうのです。

 ワールドカップサッカーは盛り上がりまして、感動や勇気をもらった人も多いのですが、寝不足には注意しないといけません。

12月というと「今年の〇〇」とか振り返りだして、もう気忙しいのですが、あと20日余りの間に、大きな事故や大病を起こしたら振り返った意味すらありません。

 今年一年の活動の集大成であるという意識は必要ですし、追い込みも課題分析、反省もしながらも目の前のことをしっかりこなすことは必要です。

食 月と天王星 :西洋占星術 #月食#天王星食#西洋占星術

 昨夜は多くの人がにわか天文学者さながら空を見上げて、月食を眺めたのではないかと思います。

 西洋占星術で月は太陽に次ぐ重要な天体であり、太陽が身体そのもの生命を表すなら、月は人間の心、内面を表すと言われます。

 その月が一時的に太陽の陰に隠れる現象、そして昨夜は天王星も月に隠れる惑星食とあって、5000年ほどの間隔の珍しい夜だったそうです。

 月食は、ドラゴンヘッドまたはドラゴンテイル(ノースノードとサウスノード)と呼ばれる黄道(太陽の通り道)と白道(月の通り道)の交点近くに(12.25度以内に)満月が来るときに起きる現象です。月食では、月が地球の影に入り、太陽の光が届かなくなります。一般に月食のときは、赤い月、ブラッドムーン(Blood Moon)が見られます。

 占星術との関係とは、出生図と食(エクリプス)について考える上で欠かせないのが、出生前月食(先行月食、プレネイタルソーラーエクリプス)という考え方です。自分が生まれる直前の月食が、自分の人生のテーマを遂行するにあたって課せられた課題を示しているという考え方です。

 月食は西洋占星術、ホロスコープで個人を占う場合。その時期や近くに月食、日食があったことは計算上組み込まれています。ホロスコープで占われた場合、それを含んだアドバイスにあっているはずです。

 昨夜「食」となった天王星はどうかというと、個人を占う水星、金星、火星等に比べ、外惑星という感じの天王星や海王星、冥王星といった星は動きが遅く、数年から十数年同じ星座にとどまり、こうした天体は世代的特徴を表すと考えられます。 生まれた時の距離で引力の影響などで考えるのが占星学とすれば、天王星の個人への影響は少ない、というかその世代に生きている多くの人と意味するものも大差なく変わらないです。あるいは国や世界の世相、盛衰を表すのかもしれません。天王星の公転は84年なので、12で割っても7年ぐらい同じ星座に留まるのです。
 その意味では天王星食の影響は個人には少ないとは言えます。それでも、太陽系の惑星であり、星・土星に次いで3番目に大きく重いので影響が皆無というわけではありません。

 天王星はエキセントリックな象徴でもあり、革新、変化、反逆、改革、進歩、自由、独自性などの意味合いを持っています。

 大きな変革が進むのを、食は一瞬見つめ直している時間だったのかもしれません。

24節気:霜降  秋、奈良の遺産を歩く

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 24節気は霜降 北国の北海道や北東北ではそろそろ霜も実際におり、秋から冬の足音さえ聞こえる季節となりました。
 黄道12宮、太陽の通り道となるいわゆる12星座はさそり座です。黄道は太陽の通り道なので、季節的には夜に見える星座がとは反対の季節に巡ってきます。ですので夏の代表的な星座さそり座がこの明日24日から1カ月のソーラーリターンといわれる時期です。
 勇者オリオンをその毒針で刺した蠍はミステリアスで内面的な冷静で強い行動力を発揮します。この時期、ロマンある知的な活動に適しています。

 歩き回り行動するにもいい季節になりました。

 久しぶりに昨日は奈良を訪れ、奈良市を通り過ぎ、天理に向かう近鉄の分岐駅、平端駅で下車して古い遺構や町情緒を味わい散策しました。

平端駅すぐの森脇豆腐店。古い手作り店なのに、自販機もありキャッシュレス払いも

  鄙びた街並みに、ときおり面白い店もある商店街を過ぎ、平端から法隆寺を結んでいた1952年廃線の天理軽便鉄道の跡を見つけるウォーキング。途中の安堵町歴史民俗資料館にはその鉄道はじめ多くの歴史、文化、風俗の展示がありなかなか良かったです。

 70年前の廃止されたミニ鉄道なので、なかなか痕跡は少ないのですが、道路に転用されたという感じのところと、最大のポイントは池を横切る築堤とレンガ作りの橋脚の台でした。築堤は先駆の写真よりはるかに草深くなっていましたが、なかなか見事です。下のグーグル地図、航空写真にも未だに残っています。

 最後は斑鳩、法隆寺から竜田川、王子まで歩きました。奈良の歴史にとっては、100年足らずの軽便鉄道の盛衰も新参者のあがきだったのでしょうか。
 夕方になると、風も冷たくなり、コスモスもそろそろ終焉に向かう詫びさ、ちはやぶる。

安倍晋三元総理67歳の天命

入院して同じ病棟に多くの高齢で重い病の方を見ると、つくづく健康寿命というものの意味と大切さを感じました。また、安倍晋三元総理の当然の凶弾による訃報も、人の生命、生き様について深く考えさせられました。

 1954年9月21日生まれ乙女座、私の4つほど上にあたる67歳での逝去。実はお父さんの外務大臣等を歴任された安倍晋太郎さんも67歳の時、亡くなられています。晋太郎さんはプリンスと呼ばれ総理候補でしたが膵臓がんで無念の病死をされ、若くして地盤を引き継いで議員となった安倍晋三さん。父の悲願の首相に52歳で登りつめ、一度は大腸潰瘍で政権を投げ出しましたが、再登板され、父岸元総理、伯父佐藤元総理をも抜く歴代最長期間の総理大臣となられました。

 今般亡くなられたということで、今日の選挙前に関わらず偉業という称賛が多く、その報道姿勢には違和感を覚えます。しかし、支持不支持に関わらず、これだけの華麗な一族に生まれながら挫折を乗り越え日本の政治を長くリードした傑出した才能と努力のですから、ほ政治家であることには間違いありません。

 お父さんは同じ血脈で総理大臣になれず、安倍晋三元総理にあれだけの運命がめぐってくるのはやはりそれだけのものを持った人物だということです。

 今の平均寿命でいくと、67歳の死は微妙な、早い死とも言えます。ましてや、政界など80歳でチャーチル、高橋是清のよう高齢でも充実した再登板をこなした人もいます。また権力に執着する妖怪のような老政治家が多くいます。

 今の日本では考えられないようなテロまがいの凶弾に倒れ。それも選挙の街頭演説中ということで世間の衝撃も大きいところです。

 犯人や背景、その警備体制の問題など、いろいろな陰謀説含めてネット上も賑やかですが、それはまたの機会にしましょう。政策の評価もまた、別の機会にしないと終わりません。

 ただただ本当に安倍晋三元総理67歳までの人生よく頑張られて、素晴らしいものだったと思います。

 まだまだやりたかった、キングメーカーや党内要職としてもやって欲しかったという無念、断腸の思いはあるかもしれません。しかし二度の総理辞任とも体調面であったということ等を考えると、さすがに前の長期政権、とくにその前半以上のパフォーマンスを期待するのは、さすがに無理があると思います。

 政治家、実業家、アーティストら全てを含めて、67歳までに出来得る限りの成果を出した人として、歴史に刻まれます。

 多くの凡人、市井の人は、やれなかったことの不満と無念を抱えながら年齢だけを重ねます。私の知る偉大な経営者やアーティストも多くのことを成し遂げ、年齢を重ね新しいことをやり、新たな出合いや懐かしい再会もし、いつ死んでもいいぐらい満足した人生を送られていた方がいました。

 病に倒れ闘病の末、無念の死だったお父さんに比べ、確かに非業の殺傷事件として犯人らは糾弾されるべきではありますが、老醜をされすことも闘病に長く苦しむこともなく安倍晋三元総理は亡くなられました。同じ67歳の人生としては、本当に充実した成果を成し遂げ、お父さんも喜んで迎えてくれるでしょう。

 安倍晋三元総理の現在にいたるアベノミクスの政策や経済、少子高齢化、外交などさまざま日本が抱える問題はなかなか重くすぐに進展はしません。自民党はじめ、政治に関わる人たちはその志を継ぎ、是々非々でこれからの日本を支えていくことです。

小満:二十四節気 

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 近所の川沿いの散策路が緑のトンネルになるほど、草ぼうぼうです。
 二十期節気の小満 2022年5月21日ですが、まさに太陽の光を浴びあらゆる生命がすくすく育つ時候です。小さな虫も飛び交い、日差しは真夏ほどではなく過ごしやすいとは言えます。
 西洋占星術の12星座は牡牛座から双子座のソーラーリターンの時期に変わります。男性型で政治力に優れた楽観的に前進することができるタイミングです。4月からのスタートでいろいろ問題もでてきているかもしれませんが、冷静に戦略を見直し立て直しが必要な時期かもしれません。
 5月病とか言われますが。4月からの環境などのストレスとともに、しのぎやすいとは言われますが、この時期は結構寒暖の差もあり、まだ暑さに身体が慣れないための不調も起こりがちです。
 かくいう私も先週あたりから、原因不明で不調でした。連休明けのストレスもありますが、コロナにでも軽くかかっていたのか風邪症状はないものの倦怠感がありました。夜は微熱気味か鼻や喉に違和感が出て、しばらくするとスッキリすることがしばらく繰り返しました。
 疲れると歯にくるし、そこそこいたわりつつ、やる気は出さないといけません。
 小満とは関係ありませんが、小さな満足にたどり着けるよう、健康に留意しながら一歩ずつ歩きましょう。

新たな年度

  国内外いろいろ心配でイヤな話題も多い中、日本は新年度を迎えます。
  個人的には同じ仕事を3年目に入り、人も入れ替わりがあり、それなり責任も増え何だか気が重いです.

 桜を見ると、やはり日本人は入学式や入社式を思い出す人が多いでしょう。ピカピカの新人も期待に胸を弾ませるだけではなく、不安と緊張の方が多かったでしょう。新しいことを覚え組織になじみ人に出会うのは喜びでもあり、苦痛と面倒くささでもあるでしょう。

 4月1日、いろんな感じ方はあるにせよ。季節の変化を感じて、心を整えて新たな年度を迎えましょう。