
自民党およびその支持者の中に、参院選で惨敗の石破総理の辞任を求める声があがり、トランプ関税交渉に目処がついたものの政局は波乱含むです。
「石破では選挙が戦えない」とばかりに「石破おろし」に元首相の3人が会談して、辞任を求めたものの、総理は続投の意思を示していると想像されます。
野党の一部からは、石破首相を評価する声も上がり、「続投」を求めるデモも起こり混迷を極めています。そもそも石破だから負けたなどと思っている自民党の驕りがとんでもない驕りであり、間違いです。石破首相も自民党の党員に安倍元首相より人気があって推された時期もあり、高市さんや小泉ジュニアなら勝てたかというと、それぞれに問題があり、当時も石破さんが一番マシで選ばれており、時間を巻き戻しても結果は似たようなもので、国民民主党や参政党などの勢いが変わっていたとは言えないでしょう。敗因分析が首相の顔というところが、間違っており傲慢なのです。
今までなら、選挙に負け、こうやって長老ともいえる元フィクサーたちが動き、マスコミが煽れば辞任というのが定例でしたが、石破首相は案外粘り腰です。
その評価は厳しいものがあり、成果はというと、財務省よりで私も失望が多いのです。しかし今回の選挙の敗北の責任に関しては、裏金問題以降の自民党そのものの腐敗、凋落で保守層の支持すら失ってしまったことです。参政党や日本保守党のまっすぐな主張に比べ、自民党の体たらくは明らかです。
選挙の顔としての総裁を挿げ替えたところで、本質的な支持が広がるかではないのです。圧倒的な支持の地盤がある中なら、ちょっと政策を誤り、政治課題で世論が騒いで負けたら総理の責任で交替でも良かったのです。
長老がよってたかって次の総理を決める、70代後半や80歳超えの議員が居座り、次も公認されるような党の体質こそ根本的な問題です。
今、日本は大変厳しい構造で、戦後発展してきた業界と政治が長く癒着して、腐敗して壊死が始まっています。国民が所得の半分を取られて、この腐敗に貢いで、身体全体に侵攻して力が無くなっています。
スキャンダルや行き過ぎもあっても、キャリアは浅くても、しがらみのない政党に一度政治を任せ、古い政治とそこに群がる病巣は取り払わないといけないのです。
その意味では総理大臣がやりたいこともやれず、結局責任を負わされ、院政する長老の言うがままの辞任に追い込まれるようでは、むしろダメなのです。総理大臣や党の代表は合議はすれども、最終的には決定権のある最高の権力で政治を進めないといけないのです。
もちろん石破さんには失望させられ、勉強不足の面も数々ありますが、今の自民党の中で誰かに変わって、党が延命することは、内閣が延命するよりも不幸なのです。
いずれにせよ、今回の選挙は一つのターニングポイントになる結果でした。次の衆院選こそ本当に日本にとって重要な選挙になります。それまでに、選挙の体制も含めて、もっと変われないものかと思います。
