湖西今昔 50年以上前の鉄道を追う

 滋賀県の湖西地方は京阪神から近く、湖西線が走っていますが山と湖に挟まれそれほど広い土地がありません。
 湖西線の前身には江若鉄道という単線非電化のローカル鉄道が走っていました。1921年開業ですから大正時代から昭和の戦後まで長閑に走っていたのです。1969年に廃止され、多くの路盤が国鉄末期の湖西線に引き継がれていて顕著な廃線跡は少なく、浜大津近辺の遊歩道ぐらいです。
 当時の最新鋭技術を使った全線踏切の無い高架、複線電化でハイスペックな路線をサンダーバードなどの特急が走る湖西線は、短絡のためトンネルを設け一部は江若の廃線跡とは離れているところもあります。
 湖西北部で風光明媚な近江の厳島と言われる白髭神社あたりも、山が湖に迫り湖西線はトンネルで通過し、最寄り駅もなく、湖西線ではこの光景は見られません。
 クルマでの観光で短時間通過する人も多いようですが、琵琶湖の東側の近江八幡、彦根、長浜などの主要な観光地に比べると、規模も小さく鄙びた感じです。
 短絡新線の湖西線もかつては寝台特急日本海、トワイライトエクスプレス、雷鳥、白鳥といった名物特急が走り、今も高頻度でサンダーバードが駈けますが、特急以外は新快速が走るとはいえローカル線でとくに堅田以北は1時間に1本のダイヤで70年代開業の面影を残す古い駅施設です。
 湖西は湖東ほどは発展せず北陸新幹線が延伸すれば、並行在来線扱いで特急はなくなり、3セクのローカル鉄道へ戻るかもしれません。
 何だか、人生を見るような鉄道の発展、成長、栄枯盛衰があります。

守秘義務スレスレで話します 役所の個人情報管理

 ある程度良識ある方は、公務員の仕事は、一見安定はしているけども堅苦く、何か問題が起こると非難の矢面に立たされる辛い面もある忍耐だとご理解いただいているのではと思います。
 もちろん、官僚の上の方へ行くと、俸給も高く、かといって政治家の顔色を窺って結構楽しでいるとも思われがちです。
 少なくとも、一般の国民にとって、ネットで呟けても、身近に文句を言える相手は、近くの役所や公的機関の窓口や電話に直接出た人です。
 そんな人に岸田総理や、デジタル大臣、官僚や市長クラスへの文句を言っても始まらないのはわかるのですが、世の中ボヤキたくなるこのは多いのでしょう。だから忍耐のいる仕事です。これは正職員も有期雇用の非正規も変わらないのがまた辛いところです。
 民間企業を定年退職して、何の因果か公的機関のお仕事をしています。その中で守秘義務があって、退職しても軽々には言えないこともありますが、違反にならない程度に、今騒がれているマイナンバーカードに関連した部分で、個人情報の取り扱いってどうなっているのかを書きます。もちろん、全ての役所の現場を知る由もないので、自分の経験や伝聞から、誰でも想像、推理できる程度のものです。

 前置きが長くなりましたが、結論をひとつ、
「役所、公的機関はマイナンバーカードやそれから導かれる個人情報をとても大切にしています」
 それは窮屈で、面倒くさく、時には残業になったり、細かなミスを糾弾したり、煩雑な申請を書き、承認や管理のハード、ソフトの仕組みがあります。
 もちろん、マイナンバーカードの連携による電子申請なども急速にできたものもあり、現場の省庁、役所にもよりさまざまな温度差や格差はあります。
 もちろん、映画やドラマに出てくるような超絶スキルのハッカーが侵入しないとも限れませんが、パソコンそのものからUSBメモリでデータが簡単に抜かれるようなことはできません。未だにテレビでは、USBメモリに大事なデータを移すシーンが描かれていますが、私が最後にいた会社もそうでしたが、その後の公的機関もパソコンそのものが基本USBメモリは使えません。挿し込むだけでウイルス感染するかもしれませんから、そんな甘い体制のところはもうよほど田舎の役場でもあまりないでしょう。個人情報管理の研修はどこもやらされています。そういう点は、過剰なほど手間をかけているので安心と断言できます。

「マイナンバーカードで、家族構成や所得の情報だってとれるのに、何で未だに公的な手続きにはいろんな書類が必要なの?」
 相続や、年金受給の手続き、扶養の手続き、マイナンバーカードで、一本化されたのに、戸籍であるとか、いろいろ添付書類を求められるのはなぜなのでしょう。役所の人は調べたら何でもわかるなら、いちいち細かいことを求めないで欲しいとも言われます。
 一部は過渡期だからかもしれません。しかし、この必要書類がいまだにいるというのは、法律で決まっているものと、先に述べたマイナンバーカードのセキュリティの強さ、個人情報の管理の裏返しなのです。
 マイナンバーカードを記入して、申請しただけで、その書類を受け取った職員が役所のパソコンを叩けばその人のあらゆる個人情報を見れるわけではないのです。
 例えば悪質な所得隠しや、財産隠しがあって、国税とかで調べるとしたら、マイナンバーから、上司を通して関係部署、いろんな手続きを踏んで閲覧許可や記録もとり、限られた時間と用途で、一切別の目的を外して許可が下ります。こういうことは、少し考えれば想像がつきます。
 ですから、マイナンバーカードを渡しても、ストーカー的な変な職員がいても、記入情報以上のことは調べられないし、落したとしてもそこから何かを引き出すことは難しいのです。
 そして添付書類が必要なのは、それが入手できることで本人である信頼度が高まり、手続き業務が早くなるのです。これも過渡期のものもあるかもしれませんが、仮に添付書類なしから、所得や雇用や家族状況にたどり着こうとすれば、1枚の申請書から申請が回るまでに担当者は大変なセキュリティを外す時間を強いられます。
 あとは添付による申請が、条件と決められているものです。年金の免除であれば、添付必要と「失業の証明」「所得激減を申告する申立書」と書かれてれていたら、「俺が失業したのは、あんたら調べたらすぐわかるやろ」「ウチの店が売れていないのは調べれば分かるはず」といっても決められたことだから、それには書類が要るのです。書類さえ添付されていればルーティンで早く流れることです。
 マイナンバーを書けば、名前も住所も要らないじゃないかと言われても。申請の名前の欄には本人の名前がないと申請書にはなりません。保険診療を受けるのには、保険証の提出が必要で、それがマイナンバーカードでできるようになったわけであり、マイナンバーの数字と、顔写真の入った運転免許証を持ってきて、「本人だと分かって、番号もわかるから、どうせ機械に番号を入れて診察させろ」と言われても、それは従来通りで保険証がないのと同じで不可能なのは、わかると思います。
 多くの添付書類も今の段階では、決め事と、マイナンバーカードからのセキュリティのためと迅速な処理のため必要なのです。
 そのために、役所の人は結構苦労して、煩雑で間違いなく面倒な仕事をしています。

天使が舞い降りる25の法則

「天使が舞い降りる25の法則」
タカラヅカの楽屋に貼られている「ブスの条件25」の戒めを、自分なりに新解釈してみました。
逆説的に美男美女?で仕事をして、ひとが集まり楽しくできるかにはどういう条件が必要かです。
.笑顔がいい挨拶ができる
苦虫を噛んでるみたいで挨拶もできない人に誰も仕事を一緒にしたいとは思いませんね。
2.お礼を言える
3.美味しいと言える
4.精気がある
5.自信がある
6.愚痴をこぼさない
愚痴らず人の倍働く。時間が倍にならなければ倍工夫する、考える考え抜く誰かに聞いたり本を読んだり最低でも人の倍努力してみる
人と同じだけのことをしていても、つまらない仕事でしかない。人の倍やると、つまらない仕事がつまらなくなくなる。
非凡な人は普通の人の、最低でも3倍働いている。面白くないこと辛いことも経験であり、コヤシとなって人を大きくする。
経験していくことは決して無駄ではない。毎日がつまらないなら、それは君自身がいつまでもつまらないからだ。
つまらない毎日から脱却するのは、自分自身を面白くするしかない。
7.希望と信念がある
8.悪いときも周囲のせいにしない
「仕事が面白くないのは〇〇がバカだからだ。会議ばかりやってる。幹部はちっとも現場をわかっていない。こんな仕事やっていても意味ない」
今が楽しくないのは〇〇が悪いからだ(自分は悪くない)と思うことこそが、諸悪の根源である。自分の好きなことだけしないこと。
みんな「自分のすきなことで、自由にやれて、楽で、給料もよくて、楽しい仕事がしたい」と本当は思っている。でもそんな仕事は絶対にどこにもない。
なのでせめて自分の好きなことをしようとする。それもかまわないが、自分の好きなこと『だけ』をしていると、
結局はそれしかできないことになる。どこにもつながらないし、誰も相手にしないし、何も広がらない。
9.自分をよく知っている
10. 声が大きく元気
11.なんでもないことに傷つかない
12.他人に嫉妬しない
同期や同僚、同じ程度か自分以下の仕事しかできない人が評価されたり先に出世する不公平や不合理はどこにでもある。
自分の能力以上に評価され、昇進することほど、ある意味不幸なことはない。
高いレベルの学習・経験をつもうが、誰も褒めてもくれなくなり、自分を律して成長していくエンジンをうしないかねない。
嫉妬も不平も言わず、ひたすら自分に与えられた職務とそれ以外も、職階以上の仕事をしていく姿が、実は最高にカッコイイ。
13. 目が輝いている
14.いつも口角が上り気味
への字の口の両側を上げ、笑顔になるだけで、毎日すこしずつ面白くなる。
15.責任転嫁しない
16.共感したり感動したりする
17.楽観的に物事を考える
人間は何にでもなれる
必ずなると決意すれば、天使が舞い降り、不思議な力を発揮して、成りたいものに必ずなれる。
周囲を苦しめず 周囲を喜ばす 一歩一歩なりたいものになる努力をする。
天使の心に周囲の天使の心が集まり、なりたいものになるのを手伝ってくれ、幸運の出会いが始まり成りたいものに必ずなれる。
自分の中の天使の力を信じて、決意した理想は必ず叶えられる。
18. 問題意識を持っている
19. 他人に尽くす
自分の身の回り 机の周り クルマ 家 会社 せめてキレイに整理整頓。
他人とのネットワークはやがて自分が助かるときがある。
20.他人を信じる
21.人生においても仕事においても意欲がある
22.傲慢でなく謙虚である
23. 他人のアドバイスや忠告を受け入れる
24. 本当に正しいことは何か常に追い求める
いろんな情報があふれる時代。すぐに結論に飛びついて行動を起こしたくなる。
でも常にこれが正しいことなのかは、始める前に、最悪やり始めてからでもよく考える。
ときに集団も間違った意思決定をしてしまう。
昔は誰もが正義のヒーロー&ヒロインだった。いつからか悪の手下と手を結んでいるような自分がいないか!
25. 存在自体が周囲を明るくする
2017年秋イベントで一緒にお仕事したヘア&メイクアーティストの方
本当に明るく、積極的で仕事が好きで勉強が好きで、毎日が楽しくて輝いてるような人でした。
オフがほとんどないほど、仕事をかけもって、でも収入や保障は大会社のようにはいかない。
それでもあの人にまた会いた、話を聞きたい、指導を受けたい。
大会社で高給とってても、笑顔一つなく、ろくにゴミの片づけもできない人が残念ながら多かったです。
(美を売る会社、掃除道具売る会社だったんですが)
仕事って本来、苦しみ苦行であってはいけない。ましてそれが顔にでるようでは周りが迷惑な話です。
輝いていてまた会いたいなって魅力的な人に天使は舞い降りてきます。

兄を泣きながら追う弟 五才の頃?

 昨日出かけようと、マンションの出入り口から進むとと、子供の声で「お兄ちゃん、お兄ちゃん待ってー」と大泣きの様子。
 見れば、3~4歳の子供が両側に補助輪のついた小さな自転車で泣き叫びながら、補助輪にない自転車に乗ってどんどん先を行く少し大きなお兄さんを追いかけています。
 ときおり、止まっては「お兄ちゃん」と泣きながら呼びますが、かえって差は広がり、しぶしぶまた漕ぎ出します。
 中島みゆきさんの昔の歌「五才の頃」を思い出しました
 補助輪の無い自転車は走り出すとたしかにそうゆっくりできないし、止まるのもメンドくさくお兄ちゃんはスイスイ行くのが楽しいのでしょう。
 それでも次男だった私はやっぱり、弟君を応援したくなります。頑張ってお兄ちゃんに追いつけ、いつかこの悔しさを晴らせと祈ってやりたくなります。もう少し弟の心情を考え、面倒を見てゆっくり止まりながらでもいいのにと思います。
 しかし、所詮子供にそこまで望むのは無理なんですね。長男、次男、末っ子、一人っ子と他のさまざまが環境とともに性格が形成されていくのだとは思います。
 弟クンも泣き虫からやがて成長するのですが、逆にいじめっ子にはなって欲しくないです。兄に必死に追いつこうとしているうちに、友達や下の子よりは強くなり、兄の真似をして優位を自慢したくなります。それでも兄に差をつけられ、泣き叫んだ時の自分の気持ちを忘れず、後ろの子に気をかけてやれるような人間になって欲しいですね、
 兄や姉にいじめられた下の子が、大きくなり他の弱い立場の人を虐め、親に暴力を受けた子が自分の子を虐待していては、社会はどんどん荒んでいきます。夫が妻に、妻が夫に暴力や嫌がらせを行うのも残念なことで、それがまた子供や老人への虐待につながるのも悲しいことです。
 どこかで、誰かが回り回って自分に悪いものが返ってくることを教え、諭さないといけないです。もっと踏ん張って、人を信じ他人を傷つけることの罪深さを、教育や報道、SNSなどあらゆる機会で広げないといけないと思います。
 大きくなっても5才ぐらいの自分の泣き顔を思い出さないと泣き顔の無い大人になってしまいます。

マスク美人、マスクオフ時代に戻れるか

 令和2年から5年の途中までのおよそ3年あまり、日本はコロナ禍、マスク時代でした。
 とはいえ、令和6年の今もマスクオフとは言い切れず、花粉症や風邪もあるかもですが電車に乗ってもおよそ半分を超える人がマスクをしています。多くの客商売もマスクをしている方が多いです。
 それでもあの時代は「通勤して働くな」とか、「飲食業は営業するな」「旅行や里帰りなどするな」と、今考えるととんでもない厳戒態勢でした。
 この3~4年の間に,知り合って別れた人の中には、名前は憶えていても、鼻から下の顔全体を見たことが無い人もいます。
 最近になって、素顔というか顔全体を見て、こんな顔の人だったと気付く人さえいます。男性は髭をそらなかったり、女性もメイクをしないような時期もありましたから、印象も違い変わってきます。
 男性目線で、異性の顔を評価してしまうと怒られそうですが、目鼻立ちのバランスというのが美男美女の条件だなあとは改めて思います。
 確かに目の要素は大きいのですが、目元だけでキレイに見える人もマスクをとってみると鼻と口に問題があったり、つり合いが悪いと絶世の美人には至らない場合があります。鼻というのもどうでもいいように見えて、しっかりした鼻筋が通った方で目と微妙に均衡がとれるとこれでかなりポイントが上がります。
 今はこの辺の比率をAIが計算して美男美女を作ったり、評価する時代だそうですが、そこのポイントだけ人工的に上がれば幸せとは限りません。それは何となく今まで見て来た人の行く末で分かります。
 清潔で、健康的で、努力する性格の方が幸せになれます。
 

読みやすい 書評:中山七里「こちら空港警察」

 昨年上梓ながら、ペットの貨物輸送の問題、そして今クールのドラマでもあったテロの空港占拠などトレンドを先取りしています。
 社会派問題は深くはなく、中山千里ワールドの新キャラのミステリ連作短編集で、とにかくサクサク読めるリーダビリティだけは好評価できます。もちろん軽い。
 成田空港でGS(グランドスタッフ=空港業務スタッフ)として働く咲良視点のお仕事物語とミステリ&サスペンス。
 そういえば姪っ子が、関西ですがこういう仕事していました。
 空港警察に先月から着任したばかりの仁志村賢作が行動型探偵役のキャラミス。著者の作る暗い過去を持ったエキセントリックな人物だが憎めない。その能力はお決まり事のように常人を超えて、期待通りに事件を爽快に解決していきます。
 暇つぶし?にもならないぐらいすぐ読めてしまう。

敦賀の名所 松本零士ロード

 かつては東京とパリを結ぶ「欧亜国際連絡列車」が敦賀港駅を経由して走り、敦賀は「日本でも有数の鉄道と港の町」でした。交通の要衝の近代の宿場町で、欧州に渡航する人が、東京から敦賀まで列車を乗り継いできていたわけです。
 昨年85歳で亡くなられた松本零士さんは同市出身。銀河鉄道やヤマトの着想に敦賀を発着する列車や船のイメージがあったのでしょう。
 1999年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」と敦賀市の将来像を重ね合わせて、「宇宙戦艦ヤマト」のブロンズ像12体、「銀河鉄道999」のブロンズ像18体の計28体のモニュメントを敦賀駅から気比神宮までのシンボルロードに設置されています。かつてのドラマのシーンを思い出し、たどりながら散歩するのも楽しいです。
人口減少の地方都市のならいで、商店街には閉まっている店も多かったですが、これからまた松本零士も見れなかった新幹線が来たのをきっかけに若者たちが街の未来を目指して欲しいものです。

福井県の賭け、未来はどうなる北陸新幹線 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

福井県の賭け、未来はどうなる北陸新幹線

 明治以前の旧越前国と若狭国が今の福井県です。現在の福井県というのは、失礼ながらややマイナーな県、とくに首都圏からは遠くて県名、県庁所在地、位置などもなかなかクイズでも完全正解できないぐらいではと思います。北陸3県の中でも、百万石の金沢と能登半島のある石川県、黒部ダム、立山のある富山に比べると、福井は一番知られていないのではと思います。
 その福井県にこの2024年3月新幹線が延伸開業し、大いに注目されています。
 とは言え東京から福井まで乗り換えなしでいけるということで、逆に関西や名古屋方面からは直通の特急がなくなり、敦賀乗り換えとなります。運賃も上がるわりには乗り換えの面倒が生まれ、距離は長くないのでそれほど時短効果もありません。


 関西からは一番近い、中部北陸の県の一つですが歴史的にも文化的にも近畿の影響は大きいいところです。実は廃藩置県後の一時期、明治9年今の福井県は嶺北地方を石川県、嶺南いわゆる若狭と敦賀あたりまでを滋賀県と合併して消滅していた時代もあります。嶺南地域といわれる旧若狭国は近畿の天気予報にも入り、中部都の中間とも言えます。

 明治14年、福井城のあった福井市を県庁として47都道府県の一つ福井県は誕生します。敦賀も日本海の重要な港湾で、鉄道の要衝でもありましたが、南部であるため、やはりどこの地域からも便利な福井が選ばれました。歴史好きには源氏物語にも描かれた国府の武生、戦国時代朝倉市の一乗谷、柴田勝家の北の庄があったあたりが越前の中心と言えます。
 若狭地方は、今回の敦賀延伸後はたして小浜ルートで新幹線は来るのか微妙なところで、いずれにせよあと十数年は開業のめどは立ちません。

 北陸新幹線の敦賀延伸は福井に何をもたらすのでしょうか。かつて欧州へつなぐ交通の要衝でもあった敦賀ですが、現在の人口は8万程度で地方の小都市で新幹線の終着駅としては、他の都市と格が違うのは否めません。県庁のある福井市を含めて、東京とのつながりを新たに強力にして、なおかつ関西や中京とのつながりを持ち続けるという独自色でどこまで勢いを取り戻せるでしょう。地震被害を受けた石川県とともに、福井が日本海側のモデルケースとして地方再生、過疎化、人口減少、高齢化という課題をクリアしていけるのか、新たな局面を迎えます。

意外と効果あった長寿?商品

 資生堂のIHADAアレルスクリーンという商品。花粉症対策のスキンケアアイテムです。sup簡単なスプレー缶でマスクやメイクの上からも使えます。この時期の花粉症防御アイテムとして人気のロングセラー商品です。
 個人的にはかつてのライバルメーカーの薬系の商品なので、あまり使うとか買いたい気にもならなかったのですが、ドラッグストアで花粉シーズンにはよく並んでいるので気にはなっていました。
 花粉症の私としてはメガネやマスク以外の対策というのはあればありがたいのです。鼻の孔にぬるようなジェルのよう変な材質のが一時期出回り使ってみましたがとんだ眉唾でした。あっけなく市場から消えたようです。
 こちらのIHADAは花粉シーズンで長らく売れているので、たまたまある機会に1本貰ったものを今年の春先は試してみたら、まずまずの感触というか、何となくモヤっとするのが防げる感じです。
 これはリピーターがいるのが感覚で分かります。構造や、科学的機能は分かりませんが、長寿商品なのは敵ながらアッパレです。業界にいながら知らなかったのはスキンケアやベースメイクもある敏感肌用の治療・予防・防御のシリーズブランドだったことです。シリーズの他のアイテムは売れていないというか扱いも少ない印象です。
 ワンイッシュという感じで、花粉対策に絞り、ヴェイルを作って、花粉から肌を守るのです。
 50gで900円程度で大手ドラッグストアの店先に並んでいます。けっこうおすすめです。

デジタル化で仕事は半分なくなる説

 よく言われるようにあと何十年かすると。無くなる仕事はいくつかあるでしょう。会社ももちろんですし、業界や職種、〇〇士など、〇〇手、〇〇人、〇〇ナーなども無くなっていくものが沢山でてくるでしょう。あと何年勤めるかにより、気になるところです。
 私は今公務員のようなことをやっていて、紙の書類をパソコンに打ち込んだりもします、年齢的にどうあがいてもあと数年でしょうから、民間で見て来た改革がジワジワ来るのを冷めて見ています。

 こんなことは時代が変わり、社会が変わり、人類が進化すれば当たり前にあることです。かつて、日本には武士という業種であり職種もありました。国鉄にも沢山の駅員から、機関車を扱う作業員も大勢いました。

 今の行政や多くの会社に経理部門などもありますし、総務や法務という間接部門もありますが、機械化やIT化が進み要らなくなり、多くの事務職員は必要なくなります。営業の人間も昭和から平成までの時代は、さまざまなプロセスで人間の手を煩わせ、個人の手間や工夫、愛嬌などが必要でした。現場のオペレーションも統一されていないので、マンパワーでカバーすることが大きかったのです。営業も沢山は必要なくなり、配達の末端の人間程度です。
 紙で書かれ出てきた申請書や企画書を人間の眼で判断し、確認して手続きが進むなどはもう完全にAIの方が有利な領域です。
 ミスが起こる可能性は人間の方が多いです。人間がしでかしてるの場合が多いのです。
 それでも、人間のやる仕事が残ります。AIに消される仕事と、AIにより生まれるとか共存できる仕事、あくまでもロボットではなく人間でしかできない仕事など、今とは構造は変わっても仕事は残るでしょう。
 介護などもロボット化はできる部分で、重労働を軽減しつつ人間しかできない仕事は必要であり、賃金はそう上がらないまま一定の求人が必要なぐらいこれからも残るでしょう。
 長く勤めれば管理職になり年功で楽な仕事しながら悠々はさすがに無理でしょう。多くの大企業が、やっているように勤続25年40代ぐらいからは役員、経営陣に入れないと、早期退職候補です。そういう動きは決定的に早くなるでしょう。

健康な食事は無理?

 シリアルは健康にいいと長年朝の習慣づいていたが、糖質は多いから特に血糖値の高い人は良くないという情報もでていました。
 漫才のネタではないですから、やはりコーンフレークは朝の物で、ランチやましてディナーにはあり得ないでしょう。
 添加物の少ない食品、国産に拘ると、とても高くつきます。
 ビール、発泡酒をはじめ、ダイエット対策で、カロリーや糖質や脂質カットしているとうたわれる商品も多いですが、同じような味を出すためには、やはり不自然なものを使っています。長い目で見て、食べて、飲んでが続くとやがて心配な事態がくるかもしれません。
日本人は、インスタント食品、レトルトやカップ麺、レンジで温めるご飯、日持ちのする防腐剤の入ったおおにぎりなど、開発して美味しく味つけするのは天才的に上手です。しかしまがい物文化は上手いのですが本物にこだわるグループはやや割合が少ないのです。
 震災の被災地など非常食はこういった食糧でやむなしです。しかし、それでも長期にわたると、普段の衣食住と違う点で体調は悪化し「災害関連死」の要因になっています。
 ましてや日常で、毎日コンビニ弁当やレトルトではやはり身体に悪いものが蓄積しそうです。
 外食も含め、多少さまざまなお金と手間はかかってもいろいろな食材からバランスのとれた食事をするのが理想です。なかなかこれが難しい世の中なのもわかります。無理せず楽しく食事することでしょうか。

東日本大震災 13年で変わったこと

 今年もこの時期が来ました。私が仙台にいたのはもう15年前になります。
 2011年転勤した2年後に、大きな地震が起き良く知る会社の同僚や取引先の被害に気を揉んだものです。
 当時、小学生だった私の二人の子供も今はすっかり大きくなり成人し勤めています。娘は仙台で同じマンションに住み同じ小学校に通った年齢が友達に昨年15年ぶりに東北に旅行して再会しました。電話やチャットではやりとりしても、リアルに会うのは久しぶり過ぎて、何から話せばいいのか戸惑ったようです。あのまま、東北にいたら私たちが経験した災害をその友達から少し詳しく聞いたようです。
 日本は地震国でその後も熊本、大阪北部、先日の能登半島など数多くの地震が発生して、防災の在り方、避難の体制も変わりつつはあります。
 当時は無かった、チャットのコミニケーションも進化し、多少なりとも情報の早期の共有はできるようになりました。
 それでも、まだまだいざとなると被災者には足りないものが多いようです。いわゆる「災害関連死」という言葉ができたのも最近です。それを防ぐ体制ができていない自治体も多く、まして個人の家では水や食料の備蓄一つとっても、不十分でしょう。災害のニュースを見聴きすると、一時的に防災意識は高まりますが、のど元過ぎれば人間は忘れてしまうものです。
 語り継ぎ、日常で活かすことも必要なのです。

【東日本大震災10年】生と死 運命を分けた野蒜駅発205系電車。仙石線の思い出 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

東日本大震災10年、海岸線ほとんどに防潮堤の是非 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

思い出される東北 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

東北の海、山、川、湖すべて美しかった – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

運命を背負い、非日常を想像して日常を生きれるか。 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

「Fukushima50」名も無き人たちが日本を救った – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

津波が10年で流したもの 書評:津波を乗り越えた町々 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

津波が10年で流したもの 書評:津波を乗り越えた町々

 2021年の上梓なので被災直後から10年、津波の被災地を追った写真集です。復興は徐々に進んでいるとも見えるし、まだまだ全然とも言う人もいるでしょう。
 ある図書館の内容紹介では『一人の写真家がファインダー越しに見つめ続けた、東日本大震災の被災地の十年-。撮影総枚数15万4937枚の写真の中から、津波被害が甚大だった岩手、宮城、福島の写真を選び抜き、紡ぎ上げたルポルタージュ』とされています。カメラマンとして技術も含め、使命と情熱を持った良い仕事をされた本だと思います。

 東北という人口減少、少子高齢化の日本の中でも過疎の地域が多い中で、一部は復興を終えたところと、これから先が見えない厳しい状況の地区は多いのではと言われています。
 担い手やら子供が居なくて、産業や文化、インフラ、住宅地が放棄されていくところも当然あり、そこに全国からの復興税はじめ国費をこれ以上投入しても仕方ない判断が下されるのでしょう。
 仕方がないこととはいえ、津波がその時に流したものと、10年以上かかって人のあきらめで流していくものがるのです。