没個性、大衆迎合、日本人はなぜ群れたがる

 昨年ミスタージャイアンツと言われた長嶋茂雄さんが亡くなりました。

 私が少年だった昭和40年から50年代という時代は、子供が憧れるスポーツと言えば野球。野球と言えば巨人の時代でした。

 関西にも阪神や南海などたくさん球団があったのですが、テレビのゴールデンタイムは巨人が独占していました。多くの野球少年がYGのジャイアンツの帽子を被っていました。昔はレプリカユニフォームなど無かったのですが、帽子だけはリーズナブルなのかよく被っていました。

 かつてマイナーだったスポーツがオリンピックなどでも注目され、野球というスポーツの相対的な地位は下がりました。その野球の中でも、地域に根ざしたチームが人気を博して、平成にもなると巨人の帽子を被っている子供を見かけることも少なくなりました。

 ところが、令和の時代、ファッションとしても、メジャーリーグの人気チームの帽子を被っている人が増えました。

 昔の巨人のシェアほどではないにせよ、繁華街で子供も大人もドジャースやヤンキースの帽子を被って街を歩くのを見かけます。

 オオタニさん効果なのでしょうが、このオフィシャルの帽子かなりのお値段のものです。

 ウエアはユニクロでも帽子はメジャーという人も見かけます。日本のプロ野球、Jリーグというのは、コアなファンはいるものの。ここまでストリートのファッションにはなりません。

 人権、個性化と言われながら、日本人は、流行、大衆に流されやすいのです。みんながやっていることが、正しくカッコいいと思い、巧みなスポーツビジネスに知らず知らずに搾取されているのがわからないのです。

 世界のどこか別の国に、TOKYOとかロゴのはいったユニフォームや帽子がバカ売れし、埼玉西武ライオンズとか、福岡ソフトバンクホークス、浦和レッズ、名古屋グランパスといった帽子やユニフォームを着て街を歩く若者たちがいるでしょうか。

 前にも書きましたが、グッズだけではなく、もっと大きな放映権料も莫大になり、日本人だけがたくさん支払っております。

 こちらはNHKの受信料に反映するものですし、タダで見れると思われる地上波民放にせよ、スポンサーが自社の商品やサービスに転嫁して、実質は庶民が負担しているのです。

 飲料だけ見ても莫大な金額をCMモデルのタレントやアスリートを使っています。そんなに宣伝費使わずに同じクオリティで価格を抑えた商品があれば買うべきだと思います。

 その価格の原価以上の部分が、日本の社会に上手く分配されずに、多くはフェアトレードでなく、海外の大企業、ブローカーのような広告会社に流れてしまうのが残念です。

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