怒れ! 年金保険料は元が取れない!

 いろいろ、壁と言われ、社会保障や税の壁などが問題にされますが、私は年金に関してもみんなもっと怒ればと思います。
 年金の給付は煩雑でかつ、杜撰で国側はズルいです。日本年金機構にも勤め、地域の年金委員もやっている立場で複雑な気持ちですが、やはり声を上げるべきとことはあります。

 よく年金は保険だから、必ず掛けたお金が返り、元が取れるものではないのは当たり前、我慢しなさいという人がおられます。
 これは国の罠のようなずるいやり方の代弁になっています。保険の元が取れないのは、リスクに合った時支給要件を満たしていない時だけです。支給要件まで長生きしたのに、払った分さえ貰えないのでは、保険に入らず保険料は支払わず自分で積み立ててた方が良かったのです。
 厚労省、年金機構の関係者はもちろん、政治家や公認会計士、FPの中にもそうやって損しても納得させようと言う人がいます。また繰り下げ年金などで、自分で持っていても使ってしまうし、知識がなく運用もできないから、やはり優れた日本の公的年金制度に全面的に頼るという人もいます。
 しかし、これは違います。他の保険も、支給条件を満たせば掛金以上のものが貰え、医療保険なら病気、火災保険なら火事、自動車保険なら自動車事故の損害に対して掛金以上の給付をしてくれるからこそ【保険】なのです。
 障害年金を思い浮かべると分かりやすいでしょう、老齢年金は長生きした時のための保険なのです。早死にしたならいざ知らず、長生きして一定年齢に達したというのに、払った掛金が返ってこないのであれば、端から年金など掛けないのです。
 今の給付水準はどんどん、遅らせることで年金財政を保とうとしますが、物価が上がると繰り下げより、繰り上げ、繰り上げよりももう年金制度など無い方が良く、支払わないように制度自体壊した方がいいようになってしまうのです。繰り上げ繰り下げで何歳まで生きたら元が取れるとかいう難しい計算、考察を強いられて、悩まされています。
 このことは年金事務所に勤めた私が言うと暴論ですが、給付水準は高く保たないと結局こうなります。頭のいい人が机上で年金制度の維持だけを先に考えたマクロ経済スライド制がっ結局無理が来ているのです。
 繰り下げで先送りしてできるだけ給付を遅らせることを推奨するのもいい加減にしないといけません。
 在職老齢年金の支給停止に至っては論外です。老後のために若い頃から払ってきた厚生年金を、高齢でも所得が多いと1円も貰えないというのは保険の態をなしてないのです。自動車保険をずっと加入して支払っていて、いざ事故起こした年に、1千万円賠償というとき、「あなた年収3千万以上だから保険金おりません、保険金は少子高齢化のため所得の低い人だけに払います」って言われたらブチ切れますよね。それなら最初から保険には入りません。
 元々厚生年金の標準報酬月額に上限もあります。どこかで壁を作って、在職で年金を止めても対象者は限られ歳入に来る金額などしれています。煩雑な壁は作らず、景気を上げ、所得税と、消費が増えることで十分チャラになるはずです。
 年金制度は難しいですが、みんな怒りの声を強く上げないと変わらないのです。

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