64歳 青春満喫の旅

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 たぶん30代ぐらいからですが、毎年というほどでもない程度の、それほどマニアではない青春18キッパーです。年3回の発売を待つというよりは、そういえばで買う程度ですから買わない年もあります。
 もう60代ですから、身体は少しきついですね。新幹線や飛行機を使ってやや贅沢にワープするような乗り方をしてもと思いますが、やはりそれは基本ではないように思います。
 ただ、疲れるとか、時間的制約で新幹線や特急に乗るという選択はしていました。
 今年などは、わりと早くに元は取ったので、あとはのんびりで、1回余すかもしれないのも計算のうちでした。
 何が何でも行けるところまで稼ごうとか、1日分もったいないという意識は最近なくなりました。
 その方がゆったり旅の本質が味わえます。
 非電化単線をテーマとか、ローカル線を乗るためが主になりますが、その先行きは暗いニュースや見通しばかりが聞こえます。5年10年というスパンで見ると、リニアや新幹線延伸の影で、ローカル線はJRから激減して、この切符の存在すら危ぶまれます。
 新幹線や飛行機が贅沢かというと、良い景色が見えて、時間をゆったり使える在来線各駅停車はある意味別の贅沢、座席はリクライニングとかなくても、時には運転手後方から前面展望を見ながらの至福の時間です。
 特急や新幹線にシフトさせる意図もあり、一部の私鉄競合の都市部以外は閑散で、ボトルネックダイヤとなり、またこの時期は同族も多くて少ない車両が異様に混雑します。それでもその車両やダイヤから想像されるのは、普段は通学にしか利用されていないローカル線の危うさでもあります。
 それでも、山間部を縫うように走り、鉄橋やトンネル、草生すレールを見て、空の青さと白い雲を追う旅は何とも言えない癒しです。
 あと何年この情景が続くのか、見れるのか、それも哀愁です。

北陸新幹線敦賀延伸 意外?サンダーバードそのまま

【報道】北陸新幹線の金沢・敦賀間が来年3月16日に開業するのに伴い、JR西日本は、大阪と福井・金沢を結んでいる特急の「サンダーバード」「しらさぎ」について敦賀駅止まりに変更することを明らかにしました。
 これによって、大阪などから福井や金沢に向かう場合、乗り換えが必要になりますが、JRはスムーズに乗り換えられるようダイヤなどを見直すとしています。大阪や京都から福井・金沢方面に向かう場合、敦賀駅で北陸新幹線に乗り換えることになりますが、JRは8分程度で乗り換えられるようダイヤを見直すということです。
こうした対応によって、▼大阪・福井間の所要時間は今よりも3分、▼大阪・金沢間は22分、それぞれ短縮されるということです。(NHK)

 関西在住なので、福井方面と富山長野周りの新幹線需要にそれほど興味はなく、関西から現行金沢直行だったサンダーバードがどうなるかを気にしていました。鉄道関係の知人のあいだにも「サンダーバード」はなくなり、「〇〇リレー号」になる説も強かったです。また新幹線列車名も新たにつけられるのではないかと、噂され私は「らいちょう」を期待していましたが、それも外れました。ほぼ現行のままの流れで、金沢までいっていた「サンダーバード」「しらさぎ」を敦賀止まりとして本数はほぼ現行維持です。
 かつて金沢から富山までを走った特急も100キロちょっとの短い区間の疾走となります。関空特急はるかぐらいの時間と座席にこだわらないなら快速や普通でも行けない距離ではありません。敦賀までの直通新快速は本数が少なく停車駅も敦賀よりは増えて、関空快速のような代替はできませんが、値段によれば、サンダーバード利用は減り、快速に変わる可能性もあり得ます。
 今後はさらに、難題の新大阪延伸問題が待ち構え、あくまでこの延伸は暫定なのでしょう。京都、新大阪に延伸すると初めて新幹線の環状網ができます。しかしリニアとともに、なかなか新大阪にたどりつくのは長い期間を要しそうです。

短い旅行だけではなかなか行けないところが多い

 およそ人間が生涯かけて、日本や世界中に観光名所やイベントに訪れようとしてもやはり、限界はあります。
 職場や定住する自宅や、家族や親の住む実家などの往復を考えると、現役で仕事をしている間は、転勤族や出張の多い仕事でないと、早々移動はできません。
 私も転勤で思いもよらぬ地方の県に住まされ、違った方言や文化、気候気質に戸惑いながらも、楽しめました。短い旅行では味わえない、旬を体現、満喫でき、隠れた名所、穴場や通(つう)の行ける場所もわかります。2年以上住んでめぐる季節や行事を体験し、やっと少し地元に密着することができます。
 おそらく多くの方は、海外旅行や国内旅行に何回も行かれてはいますが、やはり定番系の名所をツアー的に回るか、リゾートや観光スポットでの滞在中心でしょう。
 世界には、どんな旅行好きでも、行ったことにない国や地域があり、旅行に適さない地域を除いても、さすがに世界中を旅して、また首都や主要観光地以外まで行くことは時間的にも無理です。
 海外の経験が多い方でも、日本の都道府県の一つ一つを地方都市まで、歴史や文化、自然などを噛みしめて、県を巡っていると言う人はまずいないでしょう。
 岡山県とか、佐賀県とか、山形県とか、、どこでもいいのですが。それぞれ、県に北も南も西部、東部があり、都市も田舎もあり、県の中でさえ、じっくり回ると奥が深いのです。そして、祭礼や花が見ごろがいつかを知り、また行きたくなるところも出てきます。

 しかし、もちろん経済的や体力的、家族事情などであまり出歩けず、門外不出に近い人から見れば、外に出かけるのってなんだとなります。
 映像や本、ネットなどで今は早く、詳しく異文化を知れる時代です。ドローンから鳥の視点で4Kで見るとかもスゴイ時代にはなっています。

 だからこそ、混雑した時期にみんなが同じ観光地にいき、定番メニュー的にこなさず、広く各地を見て欲しいものです。多くの会社がお盆休みが定番でしたが、だいぶ様変わりしつつはあります。お盆の交通機関のラッシュ、混雑のニュースほどつまらん報道はないです。

夏のアオタビ

 公務員の非正規で夏休みなない身分で、土日祝しか休めない上、日曜はルーティンで妻,義母と買い物、その他公私さまざま予定も入るため、一人旅にぶらりの一日はなかなか組めないものです。
 月初めの土曜日はやっと、朝から姫路まで新快速、その後ローカル線の姫新線、津山線で岡山、マリンライナーで高松と乗りまくりましたが、その後はなかなか時間とれず。青春18きっぷももったいないので、この日曜日は朝買い物の後、夜も友達と会う約束がありながら午後から、奈良線で木津まで出て、関西線を非電化区間の加茂から柘植まで行き、草津線周りで京都に帰る短い乗り鉄。
 夜は4年ぶりに合った友達と、懐かしいおしゃべりでマックへ行きました。もう会うことなんてないかなと思っていた人に会えるのはホントに嬉しいものです。何か得をした気分になれます。若い頃は、そんなに全方位的な社交ができなかったのですが。今はいろんな人に話すのが好きです。
 毎日の中で心身に疲れを溜めないようにすると、休日が満喫できます。
 適度な運動、休養、食事をして、好きなことでストレスを発散、暑い日も乗り切りましょう。

計画運休の是非

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台風が来る前の連休に青春18旅をしていた時も、今日は夕立のような豪雨で列車が止まることはないだろうと思ってたら、何と猛暑でレールが熱を持ちすぎて運休という事態に出くわしました。
 JRは風や雨の量や強さで線区ごとに基準を決めて、列車を止めます。予報によって、台風や大雨、大雪が見込める時は最近は1日前から計画運休をするようになりました。
 結局、予報が当たらず大した影響もない時は、空振りで利用者にも迷惑なもので、私鉄は動いていたりで、賛否もあります。
 昨冬は北海道や近畿でも雪の影響で随分とお客が閉じ込められたままになった事案も発生しており、JRはより慎重にもなっています。長距離を走る列車が多く、複雑にポイントも切り替わり、路線間の乗り入れも多いJRは私鉄と違う事情もあります。
 慎重に、リスクを過大に評価することも万一の事態に対しては間違いではないと思います。それでも、先日台風通過後の大雨の影響で東海道新幹線が長時間停車して、乗客が半日近く閉じ込められました。ドル箱の新幹線をお盆の稼ぎ時に止めた翌日だけに痛恨の事態です。
 大規模や高頻度輸送のJRで、トラブル時の乗客を安全に移動させるのは難しい課題ですが何とかアイデアはないものかと思います。踏切をなくし、線路に立ち入れない高架が増えたため、在来線でも、列車から降りて歩くことが不可能な場合が増えているだけに一考が必要です。
 お盆の移動だけは、恒例行事で自己責任とは言えないものの、その他の時期では、移動する側も万一のリスクを考えておくべきところです。

天空の不夜城 死ぬまでに一度は訪れたい秋田県能代市

 秋田県能代市というと、ちょっとすぐどこにあるのか分かる人は少ないでしょう。
なかなか、他の地方関西からでは遠いし、知らない人も多いでしょうが、旧暦七夕の時期は、お盆よりは休みがとりやすいと思いますので、ぜひ一度訪れて欲しいのが、青森のねぶたか秋田の竿灯です。中でも能代市は遠いですが、美しい町です。バスケットの能代工で少し名前をはせましたが、あとは自然豊かな秋田県北部の中心市といっても4万人くらいしか人口のない長閑な小都市です。鉄道ファンには東能代から「リゾートしらかみ」が走る五能線という海外沿いの絶景路線の発駅としても有名です。海と米代川の美しい町で、素朴な人が頑張っています。
 沖縄や北海道、ハワイやパリへ行ったことはあっても秋田県、青森県に行ったことなく生涯を終える日本人の何と残念に多いことでしょう。まあ人が集まりすぎ、多すぎるのも困まりものです。元々秋田はどの町も大きな宿泊施設も少ないので、イベントでのキャパにおのずから限界があり、普段持て余すような施設は作れないところです。
 それでも、表題の能代七夕「天空の不夜城」東北のこの斬新というのか、もちろんモチーフには歴史的裏打ちはあっても、正式に復活と言うかこんな絢爛豪快にできたのは2013年というので、全く21世紀の新興イベントです。役七夕に先立つ8月3日、4日に行われる観光行事です。
 各地のお祭りのどちらがいいとかいうのは、好みもあり方向性も違うので比べられませんが、首都圏や関西の祭が伝統を重んじるなら、東北は違います。毎年の破壊と創造、復活が東北の祭の中には息づいています。
 短い夏を追う東北の人々、少ない人口の中で祭りに参加しない人を探すのを見つけるのが難しいぐらい町中が盛り上がります。
 こう案内している私ですが、秋田にいたのは3年でしかも2007年までなので、竿灯まつりや能代ねぷ流しは見ていますが、こんな絢爛豪華な天空の不夜城が出来上がっているのは話にしか聞いていませんでした。
 死ぬまでにもう一度行きたいと思うのが秋田です。

青春 アオタビ 

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 高速道路の渋滞に比べれば、地方に向かう列車、いつもより混んでいるとはいえクルマよりは少ないようです。それだけ、地方ではドアツードアで荷物も簡単に運べ、ゆったり座れるクルマが無くてはならないのです。
 うねうねと、非電化の単線を上るディーゼル車など高速道路を走るクルマに勝てないのもわかります。すぐに満員になりエアコンも効きにくい劣悪な環境で、それでも青春18キッパーとともに。お墓参りや帰省などの方でも鉄道利用者はおられます。
 駅での出会いと別れにはクルマにはないドラマがあるようです。
 JRの経営合理化でこのような光景はだんだん見られなくなるのでしょうか。地方へ行けば、まだまだ交通の不便なところに過疎化とは言え集落も多くシーズンのより流動もあります。
 都会では改札のICカード化が進んでいますが、青春18きっぷなど、乗り放題切符の多くは地方の駅利用に還元していません。出発の都会地の有人改札でスタンプ入場すると、あとはどこを通ったかデータを取られていません。JR会社間の分配の按分も面倒といいますが、もう少し電子化を進めれば、青春18キッパーが救うローカル線も現実的にあり得るのではと思います。
 今少しだけ、乗り鉄、青春18でローカル線に乗る時は、地元の方の日常に迷惑をかけないように鉄道を利用したいと思います。

小さな町の祭、花火大会

 お盆の帰省でふるさとに戻られる人も多いでしょう。地方出身だと田舎が不便でも父母は離れず、本人もやはり懐かしいと言う人は多いようです。
 地元を支える人も普段は静かな田舎でも、お盆の時期は祭りやイベントで何とか盛り上げようと懸命でしょうし、それを楽しみにする人は多かったでしょう。過疎化も進み、コロナの3年間で帰省も減り、なかなか復活しないイベントも多いようです。
 青森ねぶたや、秋田竿灯などメジャーな東北の祭りには、他所からの観光客も増えて賑わいの報道があり一安心ですが、小さいところは復活は難しいようです。このあたりにも地方には地方の格差がでているのでしょう。
 四国や九州など各地にも、全国に知れ渡る祭りやイベントはありますが、格差は広がりそれ以上に朽ち果てていくところも多いでしょう。ファンドやふるさと納税というのも、結局は目立つところ有名どころに集まり格差の是正にはつながらないようです。
 3大花火大会やら、各地の大きな花火大会の運営も大変ですし、夏祭りも1年かけて準備や管理、稽古もする歴史あるものもありますし見事だとは思います。しかしそこに暑い中行列を作り、集まる人やお金の1割でも回せないものかと思います。そんな大層でなくても、小さな町のイベントを支える資金や人員をなんとか確保するてだてはないかと思います。

広島

 広島に20代の頃に最初の転勤で赴任していました。40年間勤めた会社でしたから、本当に長い時間が経過しています。
 
 何かと感傷的になるこの時期です。広島の原爆投下、終戦の日から78年ということです。私が広島県呉市や広島市中区に住んでいたのが1985年から87年くらいですから戦後40年の頃でした。当時の方が時間の経過は短いはずが、その頃は戦時は遠い過去のようで人々は戦争を忘れてバブルに走っていたように思います。

 その我々の同窓世代が60代半ばで、多くは第一線を退きました。役員か、定年延長か、再雇用かはあれですが、友達で大卒で同じ会社に65歳まで勤めると言う人もいます。私が40年勤めて、恐竜か化石かのように思われながら去りましたから、45年というともうただ感心します。それぞれの40年と40年が経過して、あの戦争から80年近くが過ぎているのだけは史実です。

 被爆の実体験を知る語り部の方々がどんどんなくなり、さまざまな活動、施設の運営ももう戦後の混乱期や、高度成長期すら知らない世代に委ねていることに時の流れを感じます。
 当時と変わらないのは、この暑さとセミの声でしょうか。
 

広島を訪れ平和を祈念し、#戦争#核 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

思い出から3:広島市中区吉島町 – 天使の星座 (seizafpkotodama.com)

外食のテーブル調味料、漬物などは確認

「醤油差しを舐める」などのふざけた動画投稿で、外食産業への迷惑行為の犯罪が近年よく報道されています。
 お客さんとの信頼関係のもとに、調味料や漬物なども置いてあるので、それをふざけて不衛生にした上で、動画に上げてバズろうなどというのはとんでもない行為です。
関西には、串カツ店、平たい容器に入ったソースに串カツをつけるところが多く、いわゆる『ソース二度つけ禁止!』の文言がゆきわったています。
 醤油や塩などは、基本直接は、口や手をつけた料理に触れることはないため、ここまで言わなくともというのが暗黙の了解です。
 漬物や紅しょうがなども、好みで適量をとるのが便利ですが、これも目が届かないと、迷惑行為をされます。
 砂糖も昔は裸の角砂糖か、粉糖をシュガーポットに入れていましたが、今は個包装がほとんどです。かつてシュガーポットに毒物を入れる無差別殺人の話がミステリにありました。共用の容器の食材に関してはよく確かめること、不審なら食さないぐらい、新しいものを求めるくらいの姿勢は必要かもしれません。
 すべて個包装や店の方が出すのも、効率が悪くお金もかかります。不埒なやつのせいで世知辛くなりました。