プレゼンの基本:正確に!隠蔽はもちろん誇張や美化もし過ぎない

厚労省HPより2020年5月4日

新型コロナウィルス感染関連でテレビでも毎日、経過がグラフによって表現されます。
上は厚労省のホームページで、実際のHPではクリックやスクロールでいろんなデータがでます。
今日はコロナの話ではなく、一応プレゼンの話。
プレゼンテーションはもうビジネスの場では日本語になってて、視覚伝達みたいな意味ですね。もはや和訳のにする方が難しい。
ちなみにプレゼン資料=パワーポイントと思っておられる方もいますが、パワーポイントはMicrosoft社のソフトの商品名です。電子オルガンをエレクトーン(ヤマハの商品名)で使うようなものでNHKでは当然言いません。
私のプレゼンの経験はわりと古く前世期末Windows95時代からパワーポイントの通信教育を受けました。しかしそれが注目される環境は21世紀に入ってしばらく待たねばなりませんでした。それでも15年以上前、結構インパクトのあるプレゼンで注目され、会社が一気に提案型営業にシフトしたとき仲間とも切磋琢磨して、社内のプレゼン大会で2010年に1位を取りました。
もちろん当時の環境もちがい10年経てば陳腐化しているスキルもあります。ただ最近は学生のパソコン離れや、アンチョコにコピペや定型フォーマットを使う若手が多い。型にはまった者が多く、個性的で主張の強いものが少ない。世代間で差ができ、苦手な人種は世代ごとにもいる複雑な情勢もあります。
そして一番言いたいこと
データは正直に正確なものを使うこと。グラフなどは恣意的に良い時期のものを大きく見せたり、色の印象操作等細かいスキルやテクニックは進化しています。
しかしAという商品とBという商品を消費者は、正確に比べたいのです。クルマ等も燃費やスペックで捏造がありました。クスリや食品、化粧品等も健康や命に係わる誤解を呼びます。
ここは弱いがここが強みということは、多少不安を与えても正確に伝えないといけません。
結局最後コロナに戻りますが、テレビで一番見かけるグラフ。一見分かり易くまとめてはいますが、テレビの場合見ている時間も短いのでまとめ過ぎで良く分からないです。データに虚飾捏造がないことは信じるしかないのですが、解説する側が恣意的に視聴者に伝えたり、面白おかしくしてポイントがズレている場合もあります。
終息に対しての、目標の数値や割合、時期や時間もまったく数字が見えません。
報道もこんな時こそ、当たり前に真実とデータを正確に伝えることが主眼でいいと思います。
ああなったらいい、こうなりそう。等の専門家まがいの予想は解説ではない。混乱と暴走を招くだけです。
時節がらコロナに例えてしまいましたが、企業の不祥事等もこういう捏造の積み重ねは多いです。決算数字などの粉飾が結局企業の体力を奪うのと同じです。
発表の資料、数値は正確に時系列もはっきり、絶対に虚飾はしない。それが正道、プレゼンの基本中の基本です。

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