はんこを無くすのには賛成:業界に何らかのケアは必要

判子の業界の方には厳しい情勢ですが、今般内閣が変わり行革大臣やデジタル相が電子申請や決済を進め判子を無くしていく方針を宣言しました。
まあ元々、電子化の進む中で判子の需要は減りつつあったはずです。前にいた大手企業でも丁度ペーパーレスも目標化され、電子決済とサインを合わせると社内で判子が必要なケースはほぼなくなっていってました。私の入社したころは、平から主任、係長、課長、部長、、、と延々判子をもらってましたが、、。
しかし役所や公的手続き、町内などは違います。京都市等も電子化が遅れるどころか、紙削減や判子の省略等まだまだです。書類提出に自署の場合は省略できるケースが少し出てきています。自署以外だと、三文判でもいいので判子が要ります。いわゆるシャチハタ、ゴム印は不可だそうです。これにも何の意味があるかよくわかりません。それではゴム印でまかり通る捺印が今どのくらいあるのかと思います。宅配便の受け取り?も今はサインで大丈夫でその方が筆跡やクセなどで確かめられるそうです。100均一で売られる判子などにセキュリティも何もありません。
問題は実印や銀行印、絶対必要な牙城を誇る書類への認めや契約、認証です。外国のほとんどがサインでまかり通る。そしてこれを無くすとたちまち業界関連は干上がります。と言ってしまっては改革もできません。元々電子化で衰退するのは目に見えてました。何等かの業界としての対応、電子認証への産業シフトを行政がフォローして改革の足かせにならないようにする仕組みは必要でしょう。
日本人は判子だとか、日本の文化だという声を全否定するつもりもありませんが、改革しないといけないところでもあります。頑固な世代でも有名人やアスリートのサインに憧れた子供でもありました。サインで十分だということも心のどこかで理解はしているはずです。

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