政治家の威厳も地に落ちた

政治の批判が忖度でニュースにならないのも問題かもしれませんが、『どこどこで誰が会食した』で轟々たる非難が沸き政治不信を増長するのもどうかなとは思います。
先日もある与党国会議員が無症状ながらコロナに感染したので、念のため入院したニュースに対し、病棟が足りず逼迫している中国会議員ならすぐ入院できるのかという非難が集中していました。
しかし本来、政の中心、国民に選ばれた司法の要がどんどん感染し悪化し万一亡くなれば、補選も必要で大変なことです。それは医療関係者や行政の上位権限者でも同じで、現場も大変ですが多くの現場に意思決定する者は入院やワクチン接種等でも優位にせざるを得ないのです。
「あの議員、あの知事の、失言、迷言や、過去の履歴は、」とか嫌われる要素はあってもそこは一般人とは画線を引いて当たり前です。
もちろん上級市民に対する嫉妬のような感情もわからなくはありません。だからそんな報道は取り上げなくてもいいと思うのです。そんなことをネットで非難しても、自分が上級になれるわけではありません。すべてが平等にはならないのです。
庶民がもしどうしても自分の家族を何とか入院させたいとか、理不尽な地域、教育の環境やら改善を求めるときやはり議員さんのコネクションがあればすがりたいのではないでしょうか。その議員さんに本来何の権力も特権もなければ、誰もすがりもしないですし、言うことも聞かないでしょう。
政の秩序のためにも乱用はいけないけれども、政治家に威厳は必要です。

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