日本人は言霊の力に弱い。台風並みの低気圧にはそれなり名前が必要

2021年8月9日、九州鹿児島から中国地方を縦断した台風は日本海に抜けて温帯低気圧に変わってからも再び台風並みに発達しました。
温帯低気圧と熱帯低気圧がどう違うのか、専門的には前線を伴いやすいとか冷たい空気と暖かい空気をエネルギーにしているのが温帯低気圧だそうです。気象予報士の方に聞くと結局あまり大きな違いはないそうです。
それなら私は是非気象予報士の方にも気象庁にお願いして欲しい件があります。あるいはマスコミでもいいのですが、この台風なみに発達した低気圧に名前を付けていただきたいのです。
日本人は「言霊」というか、言葉の持つ力に弱いし、流行りの言葉に敏感です。
それなりに恐ろし気な言葉には畏怖を感じ、必ず警戒します。台風が低気圧になると何だか弱まったように感じます。温帯域でも一定以下の気圧に下がった「台風」に匹敵する低気圧に別の名前をつけたらいいと思います。
避難基準の名前が統一されたり改められました。気象の仕事も科学だけでなく、人間の災害を防ぎ、人命を守るのが使命です。ちょっとしたことでこれができるはずです。

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