オリンピック終了 徒然 #東京オリンピック2020

東京オリンピック2020が1年延期はされましたが、無事に終了しました。
【開催】コロナ禍で開催は無理と、かなりの割合の世論が開催に否定的でした。
そんな強い逆風の中、大きな事故も選手関係者の感染爆発なく、やり遂げられました。様々な見方はありますが関係者のご努力と、素晴らしいパフォーマンスの選手たちにやはり敬意を表し、その努力を労いたいです。

【無観客】今回はせっかく新設された多くの施設が無観客で、ただでさえ計画をオーバーした工事で作った施設がまだ一度も満員どころか観客を一人も入れてないのです。オリンピックが終わると無くなる施設も多いわけで、その競技の観客席は全くの無駄カネです。
「無観客で良かった」という声の人も多いようですが、他の赤字とあわせツケは回ってきますでもいろいろ反対してた人、心配していた人もそうだが、思いのほか盛り上がって応援していた。それは人の豹変、手のひら返しを見るようで何ともおかしな光景にも見えました。
元ニュースステーションのキャスター久米宏さんは、誘致の際のいわゆる裏金工作疑惑から一貫してオリンピック反対でした。医療関係者の中にもオリンピックの開催に疑問を呈し見ないとの声も多くありました。


【放送】個人的には、U23のサッカーは昔からの関心があったためと、スケボー、スポーツクライミング、サーフィン等のトレンドチエックはしておきたいのである程度見ました。
観客を入れないでも放送権料で潤うIOCと、それを払うテレビ局、結局は受信料や企業の商品代金でどこかで負担するのですが、ペイパービューなら見ないでしょうね。
ちなみのモントリオールで一桁3億くらいだった放送権が660億です。


【復興五輪】【コンパクト五輪】テーマとしては霞んでしまいました。コロナに打ち勝った五輪と途中で言いだされましたがそれが無くても、一部宮城、福島で開催し開会式等の一部で郷土のパフォーマンスがあった程度、もう少し荘厳であったり活気を見せたり、何かテーマのアピールが欲しかったです。


【開会式閉会式】もちろん超一流のアーティストやら役者が出ており、キャンセルが難しかったのも分かります。しかし長いのとテンコ盛り過ぎて、やはり評価は難しい。というかダメだしです。歌舞伎とか宝塚とか職人芸とかどれがというのではなく、シンプルにと全体的なテーマとか流れを世界に発信しないとどうしようもないです。


【メダル】アメリカと中国が金メダルで競い合い、引き分け同数と思ったらアメリカが1個上回りました。中国の台頭もすごいものです。日本のための競技もある中、ひと昔前一桁の前半で国民栄誉賞が貰えるほど希少だった金メダルがインフレしてます。
世界の200の国と地域の参加でメダルをとれたのはその半数以下の90程。メダルを取らなくても参加していることに意味はあるので、メダルの数の競争はいらないと思います。やはりナチス以来の規模と国威を誇るものになっています。


【世代交代】1964年の東京で東洋の魔女と言われ金メダルの女子バレーが予選リーグ敗退、フェンシング等で初めての金メダル、女子バスケの銀メダルとは対照的でした。新しいスポーツが出てきたり、東京まで踏ん張り引退するレジェンドも多いようです。
ストリートスポーツにトレンドが移り、ストイックなものは少し改善がいるのかもしれません。


【今後】無観客もあり、外国人同士の決勝などのそのスポーツの頂点、極みが見られなかったのが残念でした。これは総花の大会の難しさでしょう。サッカーW杯や世界陸上は別格としても、ラグビーのW杯でも外国同士のトップクラスの攻防は見ごたえがありましたし、十分そのスポーツの醍醐味が伝わり広まりました。
そういう面では流通に例えると総合商社やGMS、百貨店的なオリンピックは、専門店、量販店、コンビニ、ネット販売のような個別の大会にやがて取って代わるのかもしれません。

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