
京都も底冷えで本当に寒い日々でお酒が恋しい時期です。
宮城県北部米どころ大崎平野、古川の寒梅酒造という蔵元の「宮寒梅」を取り寄せて飲み切りました。
平成23年(2011)に東日本大震災で仕込み蔵が全壊したものの、小さな蔵元ですが同年12月に蔵を再建され、新しいイメージのお酒にトライされたそうです。
大吟醸ですが重みはなく、フルーティでかつ甘ったるさのないキリっとした味です。
この1杯だけで嬉しくなるような、ほのかな香りと見事な味わいでした。
日本酒はそんなに呑んでいるわけではないのですが、こんなに美味しいドラマが味わえるようなお酒があるのに驚きました。東北の人の長い厳しい冬から春を待つ気持ちが伝わります。
ワインよりも飲みやすく、720mlしばらくの日々で2本空けてしまいました。