私が若い頃は化粧品会社の営業の第一線だったので、一人に営業車を与えられ、朝晩はよく上司に怒られても外に出てしまえば気楽というのはありました。
大阪の新入社員時代からの3年間は、朝から小言や、叱咤、修正の書類など出さされても、営業の主だったメンバーはそれなりどこ吹く風でした。午前中から数件回るような空気出して出かけ「ロイヤルサミット」とか言いながら、昼前から長々とファミレスで上司の悪口や女子社員のだれが可愛いとか、まあ仕事の攻略もちょっと話す程度で結局ランチまでゆっくりしてました。
ブラック企業的に昭和の営業はみんな夜遅いですが、昼はみんな公園の木陰などにクルマ止めてよく寝てました。
当時は黒板に行先を書いて、緊急以外はそう探されませんでした。その後、ポケベルを持たされ、やがて携帯となりましたが、サボる人はサボるのです。
私が平成も半ば過ぎて管理側に回ると、サボる効率の悪い営業をチエックしないとなりません。これが難しいところです。
Y君という一見人当りのいい営業マンと、2度ほど一緒になりましたが、とにかく評判が悪く、約束を守らない、誤魔化す、取引先にほとんど行かないというとんでもない奴でした。
営業日報を見ると月に何度も訪問して商談したことになっているが、取引先から数カ月見たことがないと言われるレベル。ホントにGPSでもつけて管理しないとどうしようもないタイプでした。
今はドラレコついて、行った場所やルートは安全運転管理側で明確にわかるので、あんな営業マンはどうしてるかなあと思います。
もちろん他の業種の店舗を参考にしたり、息抜きも必要な時もあるのであんまり杓子定規は自分の経験上も良くないとも思います。今はエビデンスがすぐ出る時代なので、深夜まで残業代なしで怒鳴られることもなくなり、本来の営業だけを集中した時間をこなすしかないでしょう、営業はサボれるものという観念がぬけないY君彼は心入れ替えてないと多分厳しいとは思います。