紅白歌合戦に中森明菜が出演かと取りざたされている報道がありました。個人的には若い頃好きでしたし、歌もいいと思います。しかし、いまさら還暦前の彼女を引っ張り出すことに意味があるのかというと、アラカンの同世代を狙っているのが見え見えで、そんなところに受信料を湯水のように使っていいものかともいます。以前の紅白でユーミンと桑田圭祐が共演した時ももう今の若い世代はついていってないのに、確かにオジサン世代は喜んだが、まあ予算度外視できる体質だからこその愚行かと思います。何だか、今の政治、選挙の縮図のようで、いまだに地上波の、NHKの年中行事に拘る世代だけが恩恵を受けるようで申し訳ないようなもどかしさを感じます。
NHKの放送が何のために必要かというと、政治や、台風や地震などのニュースや気象情報であったり、五輪やサッカーW杯、MLBなどのスポーツコンテンツ、そして大河ドラマや朝ドラ、紅白歌合戦などの娯楽などでしょうか。
このうちで言うと、スポーツが多様化しているのと、メジャースポーツは高騰化してコスパが悪くなり、だんだんDAZNなどのネット配信にも押されだしています。
ドラマや音楽はネットが主流の時代で、NHKの歌番組は民放やFM、ネットに遠く及ばない存在です。重いテーマのドラマの中にはスポンサーを意識しないでできる良いテーマのものもありますし、大河ドラマは歴史の勉強に少しは役立つ程度です。国民的な歌番組と言われる紅白歌合戦も、何だかもう世代もばらつくと、家族で見るコンテンツではなくなっている気がします。
N党の立花党首が選挙の際、政見放送や動画配信で紅白の裏話をしていました。毎年、なぜあんな歌手がと思われている人が選ばれている裏事情が分かり、薄々分かっていても正直なところがっかりというのか幻滅というのか、もう見たくもない感じですね。
スポーツ中継の権利も高いですが、紅白で12月31日に高いギャラで大物歌手を囲い込むのも全て受信料であり、そんなことしなくても低所得者から受信料とらないというやり方もあります。ニュースやらの公共情報のみフリーとして後はスクランブルにして有料課金でもいい時代になってきています。公共料金のごとく、NHKが高飛車に出る時代はとうに終わっていると思います。