元統一教会問題は与党対野党ではなくシン・保守対ニセ保守にしなくてはいけない

 選挙に勝つために票が必要で、そのためにまとまった集団の支援が必要で、お金が必要になり、勝つためには何にでもすがりたいのは日本政治の煮つまった宿痾のような構造です。
 与野党を問わず、今回の元統一教会との癒着問題は情けないことですし、国家を衰えさせかねないことです。政治家が当初の国家のため国民生活のための志や目的を忘れ、国会議員になることと当選しつづけることが目標になってきています。
 かつて在日外国人献金問題で辞任に追い込まれた大臣がいましたが、本来公民権停止とまで罵っていてその立場の多くの方々が、朝鮮系の宗教団体からの支援をたっぷり受けて、ずぶずぶの関係で辞任などしていたら、議事堂が空っぽになるという事態です。
 もう一つ残念なのは、安倍さんの事件に端を発している絡みもあり、自称保守の論客たちがこの問題をウヤムヤのしたいという保守にありまじき亡国のスタンスとなっていることです。この問題は森友や加計、桜を見る会などの次元の問題ではなく、まさに国家を揺るがす問題です。これをウヤムヤにしてしまうと、日本の政治はそこらのリゾート地と同じく外国資本にカネで買われていっても許されることになり、愛国や保守の立場の人は絶対に譲ってはならないところです。
 ここで安倍さんや、国葬の問題と絡めて、元統一教会問題をこれ以上糾弾しないでというスタンスの評論家や、ジャーナリストはニセ保守です。この問題は野党や左翼側との対決ではなく、保守の中での問題です。自分でコツコツと地盤を固めて選挙に勝った議員対カネで国を危うくして選挙に勝った議員の構図にしないといけない。そのリトマス試験紙でないと、この問題は終わりません。

 岸田総理は内閣支持率の低迷をよく鑑み、この問題をクリアし厳しい対応をして、少なくとも外国系で反社会的宗教団体の日本政治への関与は過去も現在も厳しく断じて、未来永劫にこのようなことのないように対処すれば、明るい局面になるはずです。

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