medium【メディウム】霊媒探偵 城塚翡翠 書評

今般、ドラマ化されるということで、ネタバレ注意です。相沢 沙呼 さんの代表作。

 相沢沙呼さんはティーン向けの、女性マジシャン主人公の『午前零時のサンドリヨン】に始まる酉乃初の事件簿シリーズから,比較的まだ寡作なので全作品読んでいます。
 メディウムは2019年の各社のミステリランキングトップを独占でした。

 好きな作家の小説の映像化は複雑なものもあります。作者自身は承諾し、商業的には当初から狙っていたとしても、見る側はイメージが違うという場合もあります。
 この作品の場合は、発表された主演の清原果耶さん、イメージ的にはぴったりの美人で演技力もありますが、【以下ネタバレ注意】犯人も含め〇〇トリック的部分どういう風に描くか、連ドラということで難しいところです。

 共演者 小芝風花さん、瀬戸康史さんも贅沢なキャスティングもったいないぐらいです。
 ネタバレ考えるとあまり書けない。
 今は、完全オリジナルでない限り、原作通りに描くと意外な展開も先にネットとかで広がってしまうジレンマが制作側にもあるでしょう。
 同じような探偵側が特殊能力を持つ女性主演のドラマとしては、前クールで同局であった「オクトー~感情捜査官 心野彩梨」がオリジナルで、なかなか面白かったです。
 助演的ポジションから、一気にブレイクしそうな飯豊まりえの主演、超アップでもかなりの美しさと悩ましさでした。原作ストーリーがドラマオリジナルを超えられるか、「メディウム」の出来も気がかりです。

カテゴリー

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください