好きでなくても仕事をする

 好きなことを仕事にしたいとか、仕事や職場を好きになりたいと普通は考えます。
 ただ、自由に好きなようにできる仕事、好きな人や、当りの良い人間・自分を評価、尊敬してくれる人だけ集まる職場というものは、ほぼあり得ないのです。
 俸給、賃金と言われるお金をもらって、その自由の制限をこらえることが仕事ともいえます。今の仕事が好きで、しっくり合っているという人も、おそらくどこかの過程でトラブルやジレンマを抱え、乗り越えてきたのです。
 理想の仕事、向いている仕事と思って、入った教育機関での勉強、頑張って就いた仕事でも「好きだから向いている」と思ったことを、後悔する時は訪れます。これが「仕事だ」「勉強だから」と割り切り、「嫌いだからやらない」という選択を排除していかないと、社会で仕事をする人はいなくなるのです。
 好きと嫌いという天秤での判断ではなく、人生においても「損得」を考え判断するのです。今感じているものも一つの判断ですが、それが耐え切れないほどのものでなければ、将来まで見据えた「損得」で判断しないと、正しい選択はできないのです。

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