女性アスリートへの性被害

 昨日の性被害は大きく報道された有名な加害者の事件で、一般の女性の被害ですが、今日は日常的にどこにでも未だにあるアスリートの性被害のことです。女性アスリートの被害というものは、5割以上の女性が経験し、ほぼ泣き寝入りです。いろんなパターンで幅広くもっと深刻な問題のように思えます。
 加害者になるのは、およそ2つのパターンで男性指導者を中心とした練習などの場面と、もう一つは盗撮などの犯罪行為をする、カメラを持った観客たちによるものでもあります。

 元々、昨今は女子の身体の美しさを競うような競技もあり、また競技に注目を浴びるようにするため、あえて女性の肌の露出の多いユニフォームにしている者もあり、競技団体自体がセクハラという感じもあります。イスラムの国では考えられないような競技が国際的にも広がっています。
 私の中学時代、同級生の陸上競技をやっている女子と付き合っていましたが、一度応援にもいきました。当時は陸上競技本当に地味な感じで、サッカーや野球が伝統の中でもかっこよくなっているときに、ユニフォームはダサいものでした。
 今の女子陸上は、とんでもなく薄く、お腹の出たユニフォームで裸に近いような感じでジャンプしたりして驚きます。
 ビーチバレーなんかは、元々水着の大きさに規定があり、露出自体が前提となっています。
陸上や体操などのアスリートもそうですが、露出に対して悩みも多いようです。
 私も元勤めた会社の、大卒女子社員でビーチバレーのトップランクの少し下ぐらいの選手で競技をやりながら仕事をこなしている子がいました。
 知る人知るという感じで、職場では地味に働いていました。さわやかなキレイな人でしたが日焼けの感じや体形でアスリートなのはパッと見て分かるのですが「ビーチ」の選手ということは隠していました。大会を宣伝する訳でもなく、見に来ないで欲しいという思いらしかったです。普段はスーツなどを着てビジネスをしている部下が、休日に布面積の小さいビキニで激しく動いている姿というのは、ちょっと男性目線はどうしてもいやらしいでしょう。嫌がられるのも分かります。
 私と彼女の間では、「ビーチバレー」をなぜか「陸上競技」に置き換えて、激励や慰労はしていました。ネット上では彼女のビキニ姿は見ましたが、応援に行くことはなかったですね。

 パワハラやセクハラとアスリートの育成もなかなか難しいです。1964年の東京オリンピックで金メダルを取った女子バレーの大松監督など今の常識ではパワハラ、セクハラもいいいところです。
 生理だとか、盗撮もですし、上がっていくには有名な指導者についた方がいいとか、女性アスリートの悩みは今もつきないようです。

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