年金委員の研修で元職場に行きました

 定年退職後、3年間お世話になった事務所を久しぶりに訪れました。
 お客様の駐車場に停め、勝手知ったる通用口ではなく、正面から入り、個人情報管理の関係で事務所内に行けず、会議室で研修です。待合で元同僚や上司を懐かしく表敬しました。

 肝心の研修の年金委員とは。
 厚生労働大臣から委嘱を受けて、政府が管掌する厚生年金保険や国民年金の事業について、会社や地域で啓発、相談、助言などの活動を行う者です。
公的年金制度について広く国民の皆さま方に周知するとともに、公的年金制度への理解と信頼を深めていただくための普及・啓発活動を行うため、日本年金機構法第30条に基づき、平成22年1月に設置されました。
 年金委員は、活動の範囲により「職域型」と「地域型」の2つに区分されます。
「職域型」は主に厚生年金保険加入の企業内、「地域型は自治会などの地域において活動しています。主に自治会などの地域において活動する年金委員です。私は「地域型」に、年金事務所の経験で委嘱され、3年任期(更新可)で住所地の京都市で無報酬の活動です。公的年金制度について広く国民の皆さまに知っていただくとともに、制度への理解と信頼を深めていただくため、地域において普及・啓発活動を行っていただく役割です。
 まだまだ、年金委員の存在は知られておらず、活動も人数も地域差もあり、年金の相談も機構の事務所に頼むとか、どうしていいか分からない人も多いのが実態です。多くの相談や確認は今、ネットでできますが、ネットの活用や電子の申請も2~3割程度のものです。

 私は京都市の委嘱で、総務省のデジタルデバイト対策のCITA(地域ITアドバイザー)というのも研修を受けており、各自治体や企業を回り、パソコンやスマホ、ネットなどの普及のボランティアもやっています。

 今の多くの方は、ハイスペックなスマホやパソコン、タブレットを持ちながら、その機能を十分理解して、使いこなしていない状況にあります。多くの手続きや情報収集などが、ネットでできる時代です。雨や猛暑の日に、役所や銀行に行かなくとも済ませられる時代ですが、なかなかそうもいかない過渡期と言えるでしょう。
 マイナポータル含め、ねんきんネットの普及を、操作面、情報漏洩などへの過剰な不安などのデバイト要素を取り除いて、広めていく一助にはなりたいかなと思います。
 何かご相談がありましたら、できる限り対応いたします。


 

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