毎年、出生率が最悪、成人になる人最少を更新しております。60歳、65歳到達人口よりはるかに少ない出生数年間72万人は死亡する人の半分ですから、国は圧縮される布団のように小さく縮んでいます。私の住む京都府も1.11、東京都は0.99です。
人口は都市に流れても、そこでは子育ての環境はないのか、このあたりにも課題の切り口はあります。
もう驚かないとは言え、大した対策も述べずキャンペーンもせず、批判的で絶望的な話だけつらつら報道しているマスコミにも責任はあるでしょう。
マスコミのキー局や本社の集まる東京で報道の中心におり、企業か官僚のトップにいる人の待遇ではなかなかわからないことが多いのです。
同性婚だとかLGBTなど人権無視とならない程度に、報道も控え、実施も先送りにしないと、国としての緊急事態です。時限を決め、多少強引でもイスラムや共産主義的強権でも使わないと危機は乗り切れないとさえ思います。
「大都市部を少し離れた郊外に一戸建てを構え、夫婦とも正社員で育児休暇をお互いにとりながら子育てをしている」
私の近くにもおられますが、そんな現代で理想的な家庭は、大企業か公務員の一握りです。エリートや上流階級とまではいかないのですが。圧倒的な数で非正規雇用者の割合が増えているので、せっかくの制度があっても役に立たず、土台となる所得が少なすぎ、結婚や子育てにつながらないのです。
自由主義経済の名目、雇用の増大の帳尻合わせであっという割合の増えた非正規雇用や低賃金の雇用、企業に責任はないですがどこかでこの数字を転換しないと、子育てどころじゃない世の中です。
目先の給付とかではなく、経済全体社会全体でこの非正規比率を下げないと、少子化は止まりません。