黄金といえる60代の時間を楽しめるように

 60代は高齢者の入り口と言える年齢でしょうか。
 若い時も、未来が見えず悩み苦くて甘い時を過ごした人も、年齢を重ねてどうなったでしょうか。若い頃の方が良かったと言う人、年齢を重ねた方ができることも多く、気楽になった人もいるでしょう。

 いつの年代でも、流れる時間は同じで、大切にしないといけないのは同じです。しかし、大人になって、年を重ねると、身体も衰え、仕事は軽減されたりリタイアするケースも出てきます。
 まだバリバリ働いている人も、悠々自適に退職金や年金、資産運用で遊びだせると言う人ももちろんいます。悠々とはいかなくても、切り詰めながらものんびりゆったりと過ごす人もいます。
 苦くて甘いのは、いつの時代も変わらないかと思います。どう噛みしめて楽しむかでしょう。

 そうです、どの世代でもそうですが、限られた時間を楽しむことが大切です。過ぎた時間は帰らないし、若さを取り戻すことはできません。それでも喪失感で、萎れていても、その時間はどんどん減っていきます。今を大切にして、この世代を楽しむことです。

 幸い、多くの情報が手に入る時代です。70歳やそれ以上になると、長生きはできても身体などにはやはり衰えが来て、十分に楽しめるとは言えない時期に差し掛かります。

 介護がいるようになった時の備えや、死んだときの費用まで細かく計算し心配する人がおられますが、まずは長い間働き頑張ってたのですから、当面の生活が脅かされ老後に無一文になるとかでないのであれば、今の時間をもっと楽しめばいいと思います。毎年何度も海外旅行などに行き、グルメやファッションを満喫するほどのお金はなくとも、まとまった時間は取れる世代なので、遊び方は沢山あるはずです。
 同窓で、楽しんでいる人も多い中、60歳で仕事を卒業して、喪失感なのか、男女を問わず、この数年で元気の無くなった感じの人もおられました。誰もが陥るロスです。この時に知恵を絞って、情報を集めて考えて乗りきることです。楽しいことを考えるのに、悩むことはないはずです。

 心身のストレスをためないためにも、少し考え努力して、遊び、楽しむことです。遊びの計画を立てる時ほど、楽しい時間はありません。

人事院勧告は6倍 額も率もショボく遅い年金の増額

 現在奉職を戴く公務員で年金機構にも勤めた私が年金の件に関して、批判的なのもアレですが、ホンネで何度か書いています。探すと1年前も同じような発表画像サムネでやっていました。

 年金額上がります 保険料なども上がります – 天使の星座

 年金の内容を上げると賛否いくつかいただきました。勘違いされては困るのですが、年金制度があること、生活保護も含めた日本のセーフティーネットの立て付けそのものはそう悪くありません。
 繰り上げ繰り下げの件でも、納付してからその間の運用なども民間の保険や個人が投資してなかなかこのレベルにはできない面もありますし、多くの人はやらずにほっておいて老後や障害を迎えるかもしれません。
 ただ、昨今の厚労省の在り方、特にマクロ経済スライドが実際発動し、介護保険料や他の税金なども物価とともに大きく上がると、年金生活は実際には極めて厳しいものになっているということです。

  昨年末、人事院勧告で令和6年4月に遡り、俸給(公務員の給与)は上がりました。

 私も俸給が上がった9カ月分が昨年の最終日に入金され、12月は年末調整後の給与と賞与(約2.5カ月)とこの調整分が入り、年金の入る偶数月でもあるのでホクホクでした。
 ただ、平たくいうと同じ22万程度だとすると、年金は1.9%増で4000円強だけ増えるのに、俸給は12~14%増え毎月2万4千円弱も上昇です。
 人事院勧告は民間企業の賃金、年金は消費者物価指数を基準にするのでこの差はあるのでしょうが、物価も方こそもっと上がっていないかと思うのです。マクロ経済スライドで1%は減額するのは分かりますが、年金も1割以上上がって、しかも昨年の分から遡って上げてもしかるべしではないのかと思います。
 そう時期ですが俸給は遡って年度初めにあたる昨年の四月分からまとめて払ってくれて1月から上がっているのに、年金は今年6月まで待たないと行けません。
 公務員も民間に負けない優秀な人材も獲らないといけないですが。物価が上がって苦しいには年金生活者です。やればできるのに、目先の給付とかではなく、税金を減らすなり、年金をもう少し消費の実態に合わせて早いタイミングで増額するかです。

 ましてや、同じ厚労省管轄で、後期高齢者医療保険料もしくは健康保険料と介護保険料は毎年上がっています、介護保険だけでも、老齢基礎年金の上昇だけで、1400円は帳消しにされていますのではという試算もあります。
 年金だけが収入になった高齢者にとって、消費の割合をしめるのは物価指数だけではなく、社会保険料が高額を占めています。そこが上がれば6月に上がった年金が、前の年の所得が確定した8月以降天引きが増えて、実質はさらに下がるのです。せめて、公務員の俸給なみに月3万上がれば数千円の上昇は納得いきますが、このような複雑は計算で結局微々たる上昇で、それも公共料金負担で目減りするのでは不満も出るのは当たり前です。
 財務省の税金もですが、せめて厚労省の中で、年金と健康保険介護保険を考えて配慮した支給額にしないと、このような複雑なマクロ経済スライドを計算している職員も浮かばれないです。
 プレジデントの前週号の年金特集に日本の年金水準が諸外国に比べ構造的低いのが図表ででていましたが、いろいろ日本にも良い制度、良い点もあるのでしょうが、こと給付水準のレベルに関してはマクロ経済スライドが進みやはり低すぎるのが実感です。国民年金はこれでもマクロ経済スライドの財源が足りないのも大きな問題です。
 少し、抜本的発想を変えた税と社会保障の一体改革が必要です。

不満が多いのは税割合が高すぎる、五公五民 – 天使の星座

満額の老齢基礎年金でも生活保護!? – 天使の星座

【年金】繰り上げか繰り下げか、損得、元が取れるという発想が違う – 天使の星座

伝統的本格 楠谷佑「案山子の村の殺人」

 年末から、いろいろミステリも読んでるけど、他に書くネタが多くて時間ばかり経過してしまいました。
 案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた――。“楠谷佑”のペンネームで活動する合作推理作家の大学生コンビが謎に挑むシリーズ第一弾。本格推理の俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、渾身の推理巨編! 
 というamazonの煽りです。

 半分忘れかけているけれど、11月になるとミステリランキングが出るのですが、昨年のベスト10には入っていた作品。読む機会があって 楠谷佑「案山子の村の殺人」伝統的本格とも言える「読者への挑戦」をトリックと、犯人当てで二回も挿入する復古的テクニックと、案山子の村という現代でも上手くおどろおどろしさを出している、

 エラリークイーンや横溝や初期の新本格のテイストを感じます。

 本格が好きではない人はちょっと、付き合いづらい面もあります。個人的には主人公側が3人になるのが、慣れるまで煩雑ですね、このあたりが楽しめるのでしょう。
 この他にも、それ以前のこのミスなどの上位作品、イヤミスの新作などいろいろ読んでるけど、まとめて紹介しても読まれないだろうし、難しいものだと思います。
 今日は、旅先に別のミステリ持って途中までほっこりと、特急の座席で読書の予定です。ミステリは知的パズルとして、頭の老化を防ぎます。

 

ルックスで選ぶ女子アナ不要論

 
 中居正広の引退が報道されましたが、個人の不祥事というより、今やフジテレビの会社を揺るがし、テレビ局、芸能界を揺るがす騒ぎになっています。
 女性の若いアナウンサーが番組を彩りだしたのは随分以前かあですが、あれよあれよと増えだし最近はちょっと私から見ても異常でした。テレビ局は宣伝だけでなく、女性の人権をも侵害しながらいわゆる性接待のようなところまで進んでいました、そこには通常の報道から、かけ離れたアイドル的職業のまさに偶像ができていました。しかし、大手テレビ局の性接待問題、その根底にあるルッキズムといのはやはり問題が大きいとは思いますし、女子アナ批判の論説もいくつか散見されました。
 
 女性〇〇、女〇〇という言葉は最近は差別を感じさせるということで不適切であまり使われないはずです。女優という表現も俳優に置き換えられています。それなのに女子アナという言葉は、若い、華やかなという意味を含めて、未だに使われていました。
 
 10年ほど前、大阪の職場のすぐ近くに、関西の準キー局読売テレビがあり、当時局アナだった辛坊治郎氏の番組なども見て、安倍晋三、麻生太郎が出演する時大変な警備になった時の知っています。その時代で関西でさえ、現在フリーになった川田裕美さんというキレイなアナウンサーがいて政治家よりも女子アナが見たいという人がいるほど随分売り出しの人気者がおられました。その後も同局は毎年ミス東大やらアイドルコピーユニットのセンターといったルックスで選んだ路線を展開しています。
 もうその前後の時期から、関西でも各局がアイドル的な若手アナを揃えてきていまして、中央の今問題のフジでも日テレでもテレ朝、TBSでも、朝の番組はじめ、もう判で押したような美人ぞろいで、長澤まさみや北川景子クラスのアナウンサーが、他の芸能人を取材してもどっちが上かわからない感じでした。朝や夕方の情報番組のメインキャストが日替わりで、誰が誰か良く分からない美人ぞろいといのが当たり前になっているのがキー局です。もうこれは報道とかではない感じです。
 女性側も高収入と名誉、芸能人やアスリート、財界人と交際し、玉の輿に乗るチャンスでもあり、まともにアナウンサーの職を続けて、熟年、定年を迎えるような仕事への取組み方ではないのでした。
「女性アナを商品化したメディアだけでなく、日本で暮らしている人の多くが、無自覚にこのマーケットに加担しているはずです」
 と元TBS女子アナでエッセイストの小島慶子さんは語っておられます。
 女性アナウンサーは一部を除き、若い方が多いのです。タモリさんに恨みも疑惑もないですが、タモリとぶらついたり音楽を紹介する番組が、テレビ界の縮図です。年配の男性と、若い女性アナのペア、決して高齢の女性アナはないのです。熟年男性と若い女性、実際に若い世代で女性が多く占めるのに対し。40代以上では逆転します。お笑いや文化人、司会者などは男性が圧倒的です。
 海外の人に日本のアナウンサーの仕事を説明するのはとても難しいそうです。多くの国では、ニュース番組のキャスターをやる人は、経験を積んだ記者です。日本では放送局の社員アナウンサーがニュースも読むし、バラエティ番組でタレントさんと同じようにコメントもして、リアクションもするのです。出演業務ならなんでもする局アナです。テレビ局は、番組予算に出演料を計上しなくていい、“タダで使える専属タレント” として便利に使ってきたわけです。

 ニュースを読むだけなら、AIでもう十分なのに、本当にたくさんメイン、サブ、天気、スポーツ、外の中継と一つのニュース番組にいっぱいおられ、みんなで挨拶が日本の報道の定番です
 女性も含めて、若い子の失敗を微笑ましく見て、成長を応援する人も多いのでしょう。しかし、やはりそれも裏では今回の接待のような問題を助長しています。何せ、フジに限らず。業界の体質はあまりにもひどいものです。

 その高収入を支えるのは、テレビ局のスポンサー、広告収入でしたが、もう地上波の視聴率も下がり、見ている人も少ないです。CMは今回の件で撤退も増えます。
 テレビ界は斜陽の業界でその転落は加速します。政治家や企業のお嬢さんも何を間違って、女子アナを目指すのか、真剣な報道に取り組まない方は、もうアナウンサーを目指さない時代が来て良いはずです。
 

 男性目線の私らは言われても仕方がない部分です。女性の中にも若い女性のアナウンサーを面白く思い、応援している人もいるでしょう。
 いろんな感じ方、考え方があるでしょう。

6月で休刊だそうです

 鉄道ジャーナルという私が本格的に30代で鉄道好きとなるキッカケの一つだった雑誌が今年6月号で休刊となります。1月21日発売のもので3月号ですから、4月20日過ぎに出る号でお休みに入り、そのまま廃刊の可能性も高いでしょう。
 同嗜好の「鉄道ファン」に比べ交通政策などにも言及した考察型の記事も多く、美しい写真やかつてはレイルウエイライターの種村直樹の記事も楽しめました。
 鉄道は何となく好きでも、地元の阪急電車と、転勤先の鉄道くらいしか知らなった私は、独身の気晴らしに手にしたのが、この雑誌との出会いです。
 現代はもはやどのジャンルも出版不況の嵐にさらされています、図書館の雑誌コーナーでも毎月のように老舗の雑誌の廃刊が見られます。その嵐に勝てなかったのでしょう。
 鉄道のオタク、女性も増え、テレビ番組などは増えていると言われますし、私の好きな廃線鉄、乗り鉄、音鉄。写真や動画の撮り鉄、葬式鉄と細分化されたコアなファンはそれぞれにいます。逆に言えば、総花的な雑誌から情報を得る時代ではなくなってきているのでしょう。
 昔は鉄道会社の新車などの発表も、雑誌で知ることもありましたが、今は経済新聞ばかりか、ネットの情報で先に知ります。新路線や新車体験など、ユーチューバ-がすぐに動画を上げます。ジャーナルの紙媒体の雑誌は美しい写真や詳しいレビューもいいのですが、早くても1カ月半以上遅れます。そして、まあビジュアル系の宿命ですが、写真もカラーで何枚もいれると紙質も上げねばならず価格も高くなります。
 私も随分前から、購入にいたらず図書館や立ち読みでいいわとなってしまいがちです。
 経済紙や旅行誌などの雑誌どころか、無料動画はじめあらゆるところに競合が多い中、1200円を毎月というのは難しいのでしょう。
 新車も新線や廃線もあるもののネタとしても独自なものには限界があり、パターンも枯渇しがちなところはありました。
 他の鉄道雑誌も苦しいところは同様です。それでも子供、大人年齢に関わらず新しい鉄道のファンが生まれるきっかけの紙媒体は続いて欲しいとは願います。

余命 健康寿命

 健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳でこの差の概ね10年くらいが不健康な期間になります。
 これは個人差の大きな問題ですし、平均寿命、平均余命があり、健康寿命の話は、最近はよく言われます。健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」で、平均寿命とは「0歳における平均余命」、平均余命はその年齢で平均してあと何年生きるかの値で平均寿命間近の人もみんな死ぬのではなく、平均寿命を超えた人も平均余命はあります。
 アスリートやハードワークをしてきた人は概ね短く、節制が足りないと、さらにイッキに老化が進んだ方の話もよく聞きます。最近はやや長寿な方もいますが、巨体をほこった力士やレスラーは短命の方は多いです。

 有名人、知人の80代の方の訃報をよく目にします。突然というイメージもありますが。どこか病を重ねて晩年は闘病というケースがほとんどで、本当の意味でのピンピンコロリのポックリ死というのはあまり聞きません。

 先日も以前勤めていた会社の、3年ほどの先輩が逝った話も聞きました。それては別に訃報ではないですが、仲人をしていただいた元上司の方も年賀状で、前立腺の癌で数カ月入院して奇跡的に帰宅しているという話を聞きました。
 慌てて電話をすると、昔とはだいぶ元気の無くなった声を聴きました。大学の先輩でもあり、現役の頃は仕事のできる方で、切れ者といわれ、出世街道を驀進し、若くして支店長となり、社長候補と言われた方です。残念ながら西日本のトップまでは行かれたのですが、社長はライバルに譲ったのですが、切れ者で人情味もあった方ですが、もう本当に枯れた老人の言動になられたのが78歳ぐらいなのです。
 

 70歳ぐらいで、どういう状態かも大きな分かれ道です。健康とお金、仕事や家庭も絡みますが、どうあるべきなのでしょう。

 タバコやお酒が好きな人は、取り上げられるなら死んだほうがマシとか、取り上げられて楽しめなくなるストレスの方が体に悪いとまことしやかに言う人がおられます。
 しかし、それはいざ死ぬとなるとどうなのでしょう。人間は欲深く、我がままでご都合主義ですから、やはり「死にたくはない」「苦しむのはイヤ」でも「酒やタバコは好きだし止めたくない」のでしょう。それほど、寿命に影響はしないと、理屈を述べる人もいますが、苦しい言い訳ですね。
 ここで、お金とか健康の問題で、どちらかの極論を言うわけではありません。
 お金でいうと、病気のためにお金を残しておくべきだという考えもあれば。元気なうちに旅行をするとか、遊んで美味しいものも食べるのにお金を使うべきだという考えもあります。
 それぞれ、個人によってどれだけ貯えや年金、運用益などがあるかもわかりせんし、基本この考えにも正解はありません。遊びにお金を遣えるのは少なくとも、結構持っている人のはずです。公的年金だけで、どう暮らそうとか節約を考える人は、全く働けなくなって下手したら家賃も払うとかなら、もうこれはある程度切り詰めて、遊んでいる場合ではありません。
 この問題は個人のファイナンシャルのプランをしっかり作り、リスクも想定して考えないといけません。

 健康のこともそうです。お金がらみだと、医療保険や死亡保険を考えたり、介護のことや、そのために生活習慣を見直し食事や運動に注力するなども考えられます。メンタルでいうと働き続けて、まとまった休みなど取れなかった人は、本当にリフレッシュして、心身からストレスを解消するために贅沢をするのもありでしょう。
 身体にも、精神にも悪いのは張りつめて仕事をしてきたのが、急に目的がなくなり、ダラダラとした生活に入り、かといって贅沢に遊ぶお金がなく、工夫して楽しむ知恵がない場合です。気持ちも身体も一気に老けてしまうのがこのタイプです。贅沢な夫婦旅行を繰りかえしても、日常に目標がなないと、意外に時間だけ経過して老けるのが早いとも聞きます。
 やはり人間は目的があって、身体を使い、緊張も緩和もあってこそ、全身に力が湧き、生きようとする生命力に満たされるのです。その点は、役員や自営業などでいつまでもは働き続けられる人はラッキーです。
 まあ一番健康で元気なのは79歳で今日から大統領になろうというあの人ですね。賛否ありますが、意欲とやる気がいっぱいなのは分かります。

サイズ小さく、品質を下げてまで値上げしないのも困る

 良い商品があって、生産者、卸も小売も儲けて、手ごろな価格で売れればそれに越したことはないです。

 しかし、原材料費や人件費、円安などさまざまな要因で、物価が上がっています。主食のお米は昨年の夏以降、5キロが以前の10キロの値段で倍ぐらいになっています。
 それでも入手できた新米のブランド米はやはり美味しくいただいています。

 他の食料品、加工品も生鮮も右肩上がりです。加工品は一度上がれば下がることはないでしょう。野菜や魚、肉は乱高下しますが、今はキャベツなど冬野菜が高いなどとニューストップにもなっています。毎冬買うみかんも1.5倍ぐらいの価格になっています。

 米やみかんなどは、多少のグレードはあっても、その年の出荷ですし、見た目でチエックしやすく水増しも、安物混入も比較的難しいので価格をそのまま受け入れるしかありません。

 サイズのわかりにくいパックされた、加工品、半加工品はダウンサイジングという手で、値段は据え置きに近くても量が減っていたりして、少しタチが悪いです。

 もっと、タチが悪いのは、勝手に品質を落とした安い材料にされてしまうケースです。原価がどれくらいかわかりにいくいもので、真面目に同じ商材で作っていると相場通り高くなるので、どこかで帳尻を合わせてしまうケースです。

 ピザやラーメンが500円のまま、コンビニやイートインコーナーの珈琲が100円のままなのは価格的に助かりますが、品質が劣化していては困ります。

 コンビニの珈琲も100円で挽きたてが最初にセブンイレブンで販売された頃、喫茶店のものとそん色ない味で重宝していました。今は少し値上げしましたが、珈琲の相場はもっと上がっており、喫茶店の珈琲は3割以上上がっています。年末に奮発して買った、実家の商店街にある行きつけの珈琲店の豆は確かに美味しかったです。これを呑んだあとは、最近のイオンやコンビニの安い珈琲はもういけません。

 珈琲は本来、薬効があるほど、健康的な飲み物です。香りやコク、苦みなど、品質により絶妙な味のバランスもあります。劣悪な豆は混じっていても、豆のままをじかに見る機会がなければわからないですが、ディスカウントなどで売られていた安い豆は、病気の豆や劣化した豆が混じっていて、薬効どころか身体にも悪く、香りや味も楽しむどろろではなくなります。

 値段を決めるのは難しい問題です。安く維持されても、品質が落ちて行けば困ります。鶏卵が物価の優等生と言われた時期もあり、最近は少し値上がりしましたが、ずっと安いままの頃鶏の環境は悪化の一方を辿り、栄養価はどんどん落ちていました。
 コンビニやイートインの安い珈琲もそこに似たような感じがあります。
 値上げは生活には厳しいですが、健康に悪いモノが出回るのは最悪です。世の中のいろんなものがそういう感じは困ったものです。

還暦からの人生戦略

 知の巨人とも言われる同志社大学神学部佐藤優さんが、アラカン世代に向けて書いた本です。彼の本としては気取らず比較的分かりやすい内容です。
【紹介文より】
 最高の人生にするための“還暦後の設計図”を提示します。「人生百年時代」となり、還暦以降の時間をどう使うかが大きな問題となってきます。漫然と死に向かって時間が過ぎるのを待つのか、生あるうちにできることを追求するのか――。誰しも、自分の生涯を充実したものにしたいと思うはずです。それには、還暦をすぎた時点でお金、人間関係、教養などの棚卸しをして、この先に備える必要があります。また、死にもいっそう近づくことから、確固とした死生観を持ちたいものです。

 働き方やお金の使い方、貯め方というのはこの世代向けに他の人も良く書かれているので、さほど真新しくもないのですが、なかなかこの世代の人は本当に満足し幸せになる設計をにわかにと言うと難しいものがあります。

「老い」と「死」あるいは「病」といった受け入れづらい、宿命と向き合う世代です。どんなに願っても活気に満ちた若い世代には戻れないのですが、いかに老いに向き合い、楽しんでいくか、かく言う私も60歳、65歳と節目の時期や、時折寂しい気持ちに苛まれます。

 リタイア後、毎日が日曜日、旅行にも気楽にいけ、趣味に時間が費やす優雅なシルバーライフという方もだんだん減ってきています。退職金も年金も少し上の世代に比べ大きく目減りもしています。寿命が延びていると言われる割には、働ける環境もなく目標もなく、何年かすると急に老け込む人、健康を害したりする人もいます。
 メンタルでも、自分の生きてきた時間や、今の時間も、これからの時間も何だか、価値のないどうでも良いものに思える時は誰にもあります。

 でも、それは気持ちの波のようなもので、何かに打ち込むとふと忘れていたように、良い方向に過去も現在も未來も見えてくるときが来ます。
 スピリチュアルな宗教的依存ではなく、禅的な感じで心を整えていくことも必要な時期かと思います。

 過ぎ去った時間など、戻りようがないことを考え悔やんでも仕方ないし、無理に良かったと思い込んでも、今からの未来にはつながりません。
 今ある、お金や健康、能力、人間関係をざっくりでもいいので棚卸してみて、これからどういう風に生きるか考えてみることも大事です。
 ファイナンシャルプランナー的な、設計です。棚卸はある程度客観的にすべきですが、考えることは楽しく、好きなことをやるには、どう取り捨て選択するかを楽しみながら考えればと思います。

 みんな決して楽には生きていないですし、なんだかんだ苦しんでそれを乗り越えています。
 お金のこと、健康のこと、寿命のこと、しっかり前を向いて備えた方が結論としてはいいに決まってます。こういう本や、このブログみたいな文章の提案内容がいいのかは別として、考えずに、何事にも備えずに悩み落ち込むことは避けましょう。

不満が多いのは税割合が高すぎる、五公五民

 キャベツやコメも大きく値上がりし、生活が苦しいのは、江戸時代の「四公六民」を凌ぎ、「五公五民」とも言われる重税が原因です。実際、全国民の所得に占める税金と社会保障費の割合を示す国民負担率は2022年に48.1%に到達。以降も5割近い水準で推移しています。その国民負担率の中身をみれば、控除が縮小、復興特別や森林環境税おかしな名前の税など、これ、なぜ取られるの?と疑問になるものも多い……。

 サラリーマンの給料から源泉徴収される税金や社会保険料は、ひっそりと天引きされていることから「ステルス増税」との批判も根強い「103万円の壁」を178万円に引き上げろと国民民主党が訴えると、政府からは「7~8兆円の税収減となる」と懸念の声が上がり、地方首長からも「自治体財政が破綻する」などと反対論が巻き起こったわけです。

政府与党も地方も「税収が減るから大変だ、大変だ」と、税金を取る側の話ばかり……。減税によって手取りが増えれば消費が増え、経済が活性化して税収も増えます。ところが、7~8兆円の税収減という試算は自然増収を完全に無視して、減ったものだけを計算しています。

 たしかに反対している人の中には、浪費家やギャンブル依存などの人も一部はいますが、多くの年金生活者も現役時代からは切り詰めた生活をし、貯えを切り崩しながらも、この物価高には爆発しそうです。教育や住宅ローンを抱えた人も、切り詰めていても食費に回るお金がなくなる、自分の家庭で使っているお金なので非課税や生活保護にも該当はしないが、給料だけでは極めて厳しい人が増えています。せめて手取りをと言って103万円の壁の撤廃に期待しをても「財源がない」??と新たな税負担が増えれば同じです。

 まともに考えない、政治家、財務省はまずは、税と社会保障を所得の3~4割に抑えて、その収入を厳しくとっていいのでその範囲をシェアすればいいのです。各省庁に紐付けし過ぎた予算は結局肥大化して、徴収や分配段階でも手間も時間もかかり、誰も得をしてしていなのです。

 ここはあまりにも民の負担は多い、そして年金の支給でい言うと実質の所得代替率がこれまた低すぎる結果につながるのです。

 年金が月7万、15万、20万といってもそこから引かれては現役時代とは大きな差です。年金生活者に税負担など本来なしでいいぐらいのはずです。

 こんな当たり前の図式を分からない官僚や政治家何とかならないモノかと思います。

書評:木住鷹人「危険球」 京都関連受賞作 古都と野球

【紹介文より】夏の甲子園出場をかけた京都府大会決勝。木暮東工業のエース投手・権田至の投げたボールが、境風学園の強打者・仁科涼馬の頭部を直撃した。「あんな球、避けられるでしょ」少年はなぜそのような突き放した言葉を放ったのか?
 鮮烈な京都青春物語と銘打たれ、京都文学賞の受賞作です。この投手と打者だけでなく、関わった審判、両校の友人、双方に感情のからむ女性らさまざまな人間関係が描かれ引き込まれます。

 何より、その投球と言動の「なぜ」が明かされる過程は、ミステリの謎説きめいた面白さもあります。また野球のルールや審判の苦労なども描かれ、野球ファンの視点からも楽しめます。そして「東寺と西寺」「衣笠球場」「伏見の酒蔵」など京都の文学賞狙いっぽい巡りも一興です。

 私も個人的に戦後間もない、京都にタイムスリップする小説を書こうとしていて、衣笠球場は題材にしたかったのですが、ちょっと先にやられたかなと思います。ここの知識が立命館大学に行ってる人にはそう珍しいものではないかもしれません。

 ネタバレになりますが、ゲームやルールとしての野球の展開がもう少しあっても良かったかなと思います。やっかみ半分ですが、もうちょっと深堀りできることも多いのではとも感じました。秀作であることには間違いないです。

 同時期に書店で並んでいる「スピノザの診察室」夏川草介の方は、京都「本」大賞なんですが、さすがにこっちはプロ経験も長い、やはり洗練もされていて、感動度合いとほのぼのもあり、京都情緒もいいです。こちらも超おすすめですね。

 今はたまたま冬ですが、京都というとやはり夏ですね。両作品とも何だか、じりじりするような夏の京都がイメージされます。