嗜好品1:珈琲へのこだわらないこだわり

 珈琲は毎朝自分で淹れます。もうここ20年以上同じメーカーの銘柄の粉です。たまに貰い物や少し洒落た店で入手しいたものを挟みますが、朝のトーストと飲むのは安定の定番もので十分と思ってます。
 インスタントコーヒーは飲みません。美味しくなってきているようですが珈琲とは違うものと考えます。缶コーヒーも基本飲みませんが、貰う機会付き合う状況もありますので渋々飲みます。ブラックも昔よりマシなようですが、やはり缶はコーヒー牛乳ですから微糖程度でいんです。アイスコーヒーも飲みません、珈琲は真夏でもホットです。氷の解けて薄くなるアイスコーヒーはやはり珈琲と言えないと思います。
 珈琲には気分をシャキッとさせる覚醒の作用と、穏やかに落ちつかせる作用と両方あります。
 希少で高級な高い豆も出回っていますが、外で1000円も2000円も出してそんな高いものを常飲する気にはなりません。景色とか調度とマッチした雰囲気に多少のお金は払う気になりますが、珈琲だけならコンビニで100円で挽きたてが飲める時代です。
 ワインでもそうですが、自分の中の定番レベルがあればそれ以上の贅沢はしません。

 まあ 王偏の珈琲には独特の雰囲気があります。他に常用のない漢字というのも贅沢で無駄なようですが、こればかりは素晴らしい漢字の当て方です。

宮城県北部大崎市のお酒を呑む #宮寒梅

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 京都も底冷えで本当に寒い日々でお酒が恋しい時期です。
 宮城県北部米どころ大崎平野、古川の寒梅酒造という蔵元の「宮寒梅」を取り寄せて飲み切りました。
 平成23年(2011)に東日本大震災で仕込み蔵が全壊したものの、小さな蔵元ですが同年12月に蔵を再建され、新しいイメージのお酒にトライされたそうです。
 大吟醸ですが重みはなく、フルーティでかつ甘ったるさのないキリっとした味です。
 この1杯だけで嬉しくなるような、ほのかな香りと見事な味わいでした。
 日本酒はそんなに呑んでいるわけではないのですが、こんなに美味しいドラマが味わえるようなお酒があるのに驚きました。東北の人の長い厳しい冬から春を待つ気持ちが伝わります。
 ワインよりも飲みやすく、720mlしばらくの日々で2本空けてしまいました。