セリーグDH制

日本プロ野球、セリーグの巨人が日本シリーズで2年連続4タテを食らい、セパの実力差が顕著に問題にされ、巨人中心にセのDH制導入が叫ばれています。
長年のパリーグファンから言わしめれば何を今さらではあります。
パにDH制が導入されてもう45年もたちます。閑古鳥のなくスタジアムで苦労してアイデアを駆使した当時の関係者さん。邪道だと言われ人気ではセリーグに遠く及ばなかったパリーグですが、今はプロ野球人気のシェアは低下した中セリーグとパリーグの人気はそう差野内時代です。
実際にDHがいいかどうか、たしかに投手が打席に立って無気力な安全牌みたいな、守備側の息抜きみたいな打席はプロとして失礼とも言われています。また投手交代や投手の打撃や高度な戦術都みる伝統派の意見もあります。双方それぞれの言い分でしょう、ただルールは統一して進化した方が公平で面白くなります。サッカーやラグビーの世界メジャーの競技がそうです。いくつもルール改正はあり、全体の競技の面白さは上がっています。

ジャイアンツが勝てない【NPB日本シリーズ】

プロ野球日本シリーズでソフトバンクが2年連続で巨人を4タテで下し優勝しました。
かつて9連覇を達成し、球界の盟主と言われた巨人も見る影もない。コンデションや戦術、運不運もあったものの、ある程度の実力差は否めないところです。
日本の野球は巨人がフロンティアとして引っ張ってきた歴史があります。先んじて大リーグの練習方法や技術、戦術も取り入れた時もあり、常勝軍団で親会社も優勝とテレビの高視聴率と満員の観客動員を義務づけていました。
伝統の人気球団でしたが、いつしか驕りと利権の独占、組織の澱み等様々な硬直要因で、ドラフトでの新人選択機会均等に始まり、やがてメジャーの状況がリアルタイムで入ってきて、移籍も自由な時代になり、巨人の独占的な常勝維持は難しくなりました。
目先の勝利へのこだわりで、長期ビジョンが見えなくなりました。
パリーグファン、アンチ巨人から野球観戦の始まった私もこんな時代は想像していませんでした。
現在の原監督も現役時代、今一つ高見を目指す姿勢に欠けた発言と、それを許す取り巻きがあったことを覚えています。松井秀喜や桑田真澄あたりが戻ってメジャー流の経営改革をしないと変われないのですが、そこまでは無理のようです。

パリーグ球団の地味な努力と現在の地元密着の人気に学び、球界全体がいい方向に進むよう伝統球団も変わり、戦後復興で希望を与えられたようにジャイアンツが再び頑張ることで苦しんだコロナ禍日本の人々にエールと闘魂を与えられるようあえて期待します。

最後の近鉄戦士岩隈久志引退

今シーズンで巨人との契約を終えた岩隈が引退と報道だれました。
近鉄バファローズのエースで、近鉄球団の吸収消滅でオリックスを拒否して新生楽天球団に入った岩隈久志。実質的に近鉄球団時代に稼働していた選手が今年で球界からいなくなります。
私は近鉄バファローズファンでしたが、当時ライバル球団のオリックスに吸収合併されOrixバファローズとなったものの、こんなのバファローズやないと、プロテクトを外れた近鉄戦士の集まった楽天を応援しました。たまたま仙台にいたこともあり、子供とともに楽天イーグルスの観戦に行きグッズも買いました。WBCでも松坂、ダルビッシュとならび日本のエースとなり、此の後メジャーに行きます。
小さかったうちの子も社会人になる時間の経過などで、細見のやさ男だった岩隈もすっかり貫録のおじさんで巨人では当番できぬまま引退でした。
今年も藤川球児や吉見一起らベテランが引退します。他にも戦力外で球団を追われる選手も多い。秋風が冷たくなり華やかドラフト入団や日本シリーズの話題が出るもののプロ野球界のちょっとせつない季節です。

まだ厳しいコロナ後遺症。イベント。

昨日Jリーグを久々に見に行きましたが、3席もあけての指定席でした。興行的にも厳しいところででしょう。上限の満席にするのさえ難しい世相です。やはりジャンプしたりい叫んだりが好きな人もいます。お酒も少しは飲みながらが楽しい観戦の人も多いでしょう。静かな分、ボールの音や選手や監督の声もよく聞こえました。
売店はじめスタジアムの運営、も厳しいでしょう。早く観客の上限制限は撤廃しないと、いくつかのチームの経営が苦しくなるでしょう。
飲食、イベント関連、なかなか回復までは時間がかかりそうです。 何とか応援したいです。

無観客で始まったプロ野球

先週6月19日から日本のプロ野球は無観客で開幕しました。
MLBはアメリカの感染拡大で開幕未定。
それでもひさびさの野球中継に、私も楽しみました。
これから感染予防体制を敷きながら観客を入れていく試みは、開催が微妙ながらオリンピックや他のスポーツの試金石にもなるでしょう。
観客席を密にしないと動員数に響き、その他の運営もWITHコロナはなかなか大変です。
プロスポーツの損益分岐点が上ります。
東京オリンピックは、規模縮小での開催も模索ですがかなりの赤字覚悟でしょうか。
サッカーも含めプロのチーム運営も相当厳しいところです。
それでもやはりスポーツへの興味はみんな持っています。
いいプレイを続け、スポーツの面白さを伝え、視聴率や動員数をあげて欲しいものです。
野球放送で気になったのは、地上波でのCMインターバルの長さです。
こんなにスピード感のないぶつ切りで3時間では、サッカーやラグビーにも大差をつけられます。戦後のテレビ普及時代でもあるまいし、攻守交替をきびきびして3回表裏ごとにCMタイムでいいのではと思いました。
レギュレーションも今にあわせどんどん変えていかないと野球はアメリカと中南米、東アジアぐらいしかやってない地域スポーツのまま衰退していきそうに思います。
体育会OBは伝統にうるさく保守系の人が多いです。プレイヤーとファンの満足度のためどんどん改革していくべきです。

児童公園で、硬球やサッカーをする残念な人

自粛警察のような細かいことを言うつもりではないのですが。
近所の児童公園で、早朝や深夜、ときには人がいる時にさえ、どうも疑問に思うことがあります。
親子か、コーチと教え子か知りませんが、サッカーやテニス、野球などのトレーニングをされています。
基本『中学生以上のボール禁止』という立札を、人がいないからいいのだろうという身勝手な解釈です。
しかも、サッカーだと思うのですが、トイレの窓枠や、窓ガラスを破壊されています。
犯罪であり、しかも教える立場の人が弁償することもなく逃亡しているわけです。
全国にこんなスポーツの教え方、トレーニングが蔓延しているのでしょうか。
勝てばいいとか、レギュレーションを変えればいいとか、聖地の全国大会に出ればいいとかでスポーツをやっている弊害ではないでしょうか。
金儲けのためにオリンピックを強行しているためでしょうか。
もちろんそうは思いたくないです。真面目にスポーツを努力し、やっている方。純粋に楽しんでいる方もいます。
マナーとか社会のルール、人の安全等、スポーツ以前のことを大切に教えてください。
格闘技等も、礼節を重んじているはずが、残念な不祥事も起こっています。
スポーツもコロナ以後、遠征や大会運営、観戦も大変な時期を迎えます。みんなが前向きに知恵を絞らないと、自分だけ良くて逃げるようなスタンスではスポーツ界も暗澹としてきます。

アイデアで運動不足解消

私の81歳になる母がとうとう寝たきりになり、高齢者向け住宅も面会禁止なので心配ではあるが残念な状態だと想像されます。
元々、門外不出の出不精で、移動するのと歩くのがあまり好きではなかったのと見栄はりで他人の言うことをあまり素直に聞かないのが結局致命的だったようです。
若いころに宿泊を伴う旅行でなにかトラウマがあったのだと思われますが、旅や観光もしないままといのも少し残念な生涯に思えます。
モノグサな人、めんどくさがりな人は多いですが、運動をすること、とくに歩くことは長生きし健康寿命を延ばす上でとても大切です。
現役バリバリの時代に稼いでも不摂生がたたり、老後寝たきりではお金があっても不遇です。ましてお金がなくて、歩けない動けないは、いくら介護に認定されても最低限の生活が維持できるだけに近いものでしょう。
健康寿命を長くするには運動して、筋肉や内臓、骨等身体の状態を衰えず維持していくことです。
コロナ禍の緊急事態で多くのスポーツジムや運動施設や公園が閉まり、ステイホームを強いられて『運動不足』で太った等の話もよくでます。お金持ちジムに通ってると、インストラクターのメニューや助言に甘えないと何もできない人がいます。
そこは必死になって頑張らないと、工夫するアイデア、コンテンツはいっぱいあります。一時代前なら手紙のやりとりでしたでしょうが、今は電話でもメールでも、オンライン会議で実際に動画を見比べての運動も可能でしょう。
マンションでも縄跳びやフラフープで運動したりして公園の『密』を避けています。
オンラインで友達と競うのも良し、新たなエクササイズの情報を得るのも良しです。新しいレシピを知るのと似た楽しみがあるはずです。
エレベーターの混んだ空気を吸うとか、ボタンに触る、のも感染を恐れて すべて階段にする。一バス停間、一駅間歩くと何か違う景色が見える。
不快感を避け、身体能力を高められる喜びを感じ、景色を感じていきましょう。

ノムラの教えと生き方に学ぶこと

昭和の野球キャッチャーで名選手、後の名監督野村克也さんが亡くなった。
多くの戦術や組織やリーダー論の著書や講演でも知られます。
一度講演を聞いたが、全体の講演会のテーマとは関係なく、著書などで語られたテスト入団から首になりかけてからの苦労、王や長嶋との因縁、古田への指導、イチロー対策等聞いたような話を面白おかしくかいつまんで話しておられた。
亡くなられたので、各方面感謝と称賛と弔いのコメントの嵐だが、アンチ野村の筆頭張本勲はかねがね、王や長嶋をあれだけネタにし虚仮にして稼いでいると非難していました。
戦術面では優れている部分もあるし、ランチェスター戦略の弱者が強者に勝つ方法の実践でもあります。
ノムラさんも神ではありません。南海解任時期や阪神で3年連続最下位等、失敗と呼べる時もありました。ヒゲや金髪を嫌う等時代としてもだんだん合わない指導もありました。
どこかにある甘さ、優しさ人情味が江夏、門田、新庄等ノムラ流をある意味外れながらも育ちました。
貧しい母子家庭に育ち、大変な苦労をし、戦略を立て、ものすごい努力をされたのは間違いない。
そして指導者としても、部下と飲み食いしない派閥を作らない、えこひいきしないところは徹底していたそうです。コミニケーションはグラウンド(仕事場のみ)だけ、ノムラ流の経営戦術やリーダーシップを学ぶ人はここが抑えどころです。えこひいきはメリットデメリットを考えるとデメリットの方が多いのです。ところが弱い人間は子飼いやイエスマンを可愛がって組織を弱体させてしまいます。

オリンピックは無事開催できるだけでよい

新型コロナウィルスの状況も刻々と厳しいものがあります。
東京オリンピックは今回ホストとして、無事安全に開催できれば、メダルの数とか記録はいいよと思います。国威掲上等どうでもいいのです。震災から復興した安全な日本を世界に見せればいい約束でしたから。
原発事故のフクイチ地区、非常事態宣言は半永久に解除はできないものです。御潜水の問題も海洋に流すしかないのです。あと一巡し、オリンピックは見れても今生きている人類が福島の安全宣言を聞くことはないでしょう。
それでも私は原発を全否定、オリンピックの開催を否定はしません。元気のなかった日本がもう一度復興をアピールして、世界にオモテナシの文化を伝え、景気を盛り上げることは大事だと思います。これはIRやリニア、大阪万博でもそうです。
ただ一部の資本、関係者、外資や土建屋だけが儲かるのではいけません。今も過酷な立場の被災者の支援、復興に役立てる部分を骨太の中央に据える前提としてです。
そして世界中の人が平和に集まることに意義があります。
ロシアもドーピングで厳しいですが。たとえば、中国を閉め出し、卓球でメダルが沢山取れたところで、世界選手権の価値もないでしょう。
オリンピック精神「文化・国籍などさまざまな違いを乗り越え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって、平和でよりよい世界の実現に貢献すること」
もちろん、頑張ったアスリート、支援したかた、出資した方、楽しみにされている方もおられますが、世界の方が無事集合され、その時点で最高のパフォーマンスを見せられれば良いでしょう。4年に一度ですから1940年の東京辞退、1980年のモスクワ不参加等一度パスしてしまうと選手のピークは大きく過ぎてしまいます。
それでも何らかの形で、日本のスポーツ、オリンピックを応援し続ける元アスリート達にオリンピックは支えられています。その人たちも平和と安全は第一条件、今も福島の復興が遅れていることも心に留めておいてほしい部分です。

怒らない指導法が広がりだしている

スポーツ界をパワハラ問題が一巡した。
今まだ少数派かもしれないが、怒らないコーチング、指導方法が広がりつつある。
これを実践している女子バレーボール日本代表益子直美さんの映像をみた。彼女が子供時代に強い言葉で叱責されたのがトラウマになりバレーが嫌いになりかけたという話し。そして子供のような教え子についつい激しい言葉や癇癪をぶつける男性指導者の姿、それにやんわりストップをかける益子さん。
1964年の東京オリンピック女子バレーで金メダルをとった東洋の魔女といわれた、鬼の大松と呼ばれる名監督に鍛えられたが、ドラマなどで再現される伝聞では今では考えられない厳しい指導だったようだ。
時代と言ってしまえばそれまでだが、女性への人権をはじめ、少子化でもあり競技の裾野を広げるためにも、指導者は変わらないといけない時期になっているのだろう。
それは指導される側にも問題があり、厳しい指導者にガンガン言われないと動かない人もまた変わってもらわないといけない。
指導者は、純粋に競技や学習のテクニカルなレベルをあげることと、モチベーションを上げるスキルを向上させる必要がある。
指導者への研修もまたさらなる向上が必要になってきます。